私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

タイピスト!

2014-04-27 19:13:06 | 映画鑑賞
1950年代、得意の一本指打法でタイプを軽やかに打つものの、かなり注意力散漫でせっかく採用された保険代理店を簡単に首になりそうになる田舎出身の女性。
折り合いの悪い父の元に戻っても結婚させられるだけだ。田舎に帰れない彼女と、なんとか自分の手でタイプ早打ちチャンピオンを育てたい代理店オーナーとの利害が一致。
1年後のチャンピオンを目指すなら、時間がないということで、職場でも特訓、家でも特訓。とにかく特訓の日々が続くのだ。

時間のロスをなくすべく、代理店のオーナーの家の一室を貰って同居を始める彼女だが、部屋は適度なカラフルさ。同居をカモフラージュするために、時間差の自転車通勤、さらにタイプの指使いを学ぶべく、キーボードをカラフルに彩色、そしてそれに合わせてマニキュアもピンク、ブルー、イエロー・・・・

特訓、特訓、また特訓なのだが、特訓している姿を描く一つ一つのエピソードがどれもリズミカルで非常にかわいらしいのだ。

そして早打ちタイプ大会がまた面白い。戦いに挑むような彼女たちの横には必ずコーチがいる。その姿はボクサーがコーナーで休む際にコーチが片時もそばを離れないのによく似ている。更に華麗なタイピングを見せる挑戦者たちにはその姿に憧れるファンが沢山いるのだ。
挑戦者が沢山いるうちは、早打ち大会はまるでイベントのようなのだが、脱落者が増えていくにつれ、その会場は決闘場に様変わり。決勝戦は一対一で向かい合ってのタイピングで、カメラも上から下からさらには全方向からその試合の様子を映し出すのだ。華麗なドレスを身につけた女子二人の戦いはまさしく一騎打ち。

早打ちタイピング大会という、今からは想像も出来ないような大会が、カラフルで可愛らしい決闘の場になっているのがこの映画の面白い所。田舎から出てきた女性が、自分の長所を伸ばしてその決闘の場に堂々とエントリーし、勝ち進んでいく姿は、誰が見ても応援したくなるかわいらしい姿なのだ。

GWの始めに、テンションの上がるかわいらしい映画をDVDで鑑賞。

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毎日映画やドラマの感想を書いているが、ほぼ自己満足で、それを誰かに薦めたいという気持ちはほとんどないのだが、この映画は非常にかわいらしかったので、誰かにお薦めしたいなと思う。




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