家長のおばあちゃんを中心に魔法という才能を得た一族は、その各々の才能を使って自分達の住む村の繁栄に力を尽くす。そんな中で一人魔法の力のない孫娘のミラベル。魔法が自分達の今の生活の根底にあると思う家長の祖母の態度はやっぱりちょっと素っ気ない。
そんな中で、疎外感を感じながらもそれを見せず、明るく振る舞う彼女。しかし、ある日魔法の力が段々と薄れている事に気づき、今こそ自分が家族のために頑張れる時だと決心するのだ。
次々と咲き誇る花から甘い香りがしてくるような鮮やかさと、ミラベルの衣装の華やかさ、家族がそれぞれ自分の魔法を紹介する歌の明るい雰囲気。
コロンビアの小さな街がディズニーの高い技術でとても自然に感じられ、自分もコロンビアに観光旅行に行ったような気分に浸る。
家族がそれぞれ自分の魔法を紹介する歌のパワフルさもディズニーらしいが、コロンビアのシンガー、セバスチャ・ヤトラが歌う『Dos Oruguitas』も印象的だ。
ディズニー映画故、一人の少女の成長物語であり、自分を認める物語だが、私はストーリーよりもその色使いの豊かさと華やかさに心奪われる。
Sebastián Yatra - Dos Oruguitas (From "Encanto"/Audio Only)