警察学校に通う学生2人組が夜の街で偶然出くわした若い女性の拉致事件。
警察に通報しようとするものの、緊急事件で刑事達が出払っている様子を見、未来の警察官としての熱い気持ちが沸き上がる。学生らしく「事件発生から時間が経てば経つ程、救出率が下がる」というセオリーを考え、自分達だけで出来る限りの捜査をしようと思い立つのだ。
学生の2人組となれば、一方が熱血漢で一方は理性派というのもコンビ物のセオリーだ。
「トッポキを持って帰宅するということは、近所に住んでいるということ。どこの店でトッポキを買ったか分かれば、被害者の彼女についての情報が得られるかもしれない!」
捜査の入り口がトッポキなのだから、もうコメディ路線は決定だ。
ミッドナイト・ランナーという邦題通り、少ない情報から被害者にたどり着く為、夜の街を走り回る。走り回って警察のセオリーを無視し、一夜のうちに奇跡のような解決にたどり着くのかと思ったのだが・・・
丸腰で犯人たちと立ち回りし、結局は警察学校の教授の知るところになるも「捜査は出来ない」と犯人逮捕には至らないのだ。そんな事でいいのか・・・・警察・・・・
見ている私もがっかりだが、警察学校に通う二人は、なんと学校に戻ってから犯人一味を捕まえるべく、地道に身体を鍛えてその日に備えるのだ。
イッキに走り回って犯人逮捕に進まず、警察学校に戻って十分に助走した上で、また無謀な捜査に立ち向かうのだ。
いいのか・・・そんな無謀な捜査で・・・いいのか・・・コメディだから。
ただ、事件の影にあるのは、コメディとは簡単に思えないちょっとした闇も感じるお話なのだが。。。。
****
オリジナルのタイトルは@青年警察。そしてこの映画を日本でドラマとしてリメイクしたのが@未満警察ミッドナイトランナー。
映画の内容から考えるなら、ミッドナイトランナーよりも青年警察がピッタリだと思うのだが、ドラマのリメイクはオリジナルタイトルと邦題のいいとこどりをして命名したというのが良く分かる。
****
先週末、深夜にCSで放送していたため、思わず寝るのも忘れて鑑賞・・・