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父親が組織の一員だった事で高校でいじめにあっていた女子高生ジウ。その為に退学したにも関わらず、しばらくぶりに娘の待つ家に戻った父親は、娘の姿を見ぬまま自宅の前で殺害されるのだ。娘に被害が及んではと、玄関のドアも開けさせずに家の前でこと切れた父。
組織のトップであり父の友人であったムジンから警察の銃が殺害に使われていた事を聞いた彼女は、復讐を望む。
彼女のやる気を試すためなのか、いわゆる荒くれ者のたまり場のような場所に彼女を送り込み、下働きとともにボクシングの練習を彼女に課すムジン。持ち物は父親の骨壺一つでボクシング場の片隅に住み込み、男たちの中で一人狂ったように練習する彼女に、新しい名前を与え、警察への潜入捜査を提案するムジン。(このムジン・・・本当に彼女の父の友人だったのか・・・なぜ簡単に凶器が警察の銃と割り出せたのか・・・いくら友人の娘とは言っても、部下たちの反対を押し切ってまで、こんなミッションを彼女に与えるだろうか・・・・)
名前を変え、警官になってからも恐れを知らない強引なやり方で捜査を続ける彼女は、本格的な復讐の第一歩として麻薬捜査班に異動を願い出るのだ。
韓国映画のアクションシーンは重くて長くてしつこくて痛いアクションシーンが非常に多いのだが、このドラマはその流れをキッチリ受け継いでおり、ドラマとは思えない暗いシーンがねちっこく続く。そして彼女以外は誰もが何かを企んでおり、誰もが裏切りそうな気配がムンムンしている。