ギホからのメッセージに喜び、約束の場所に一人向かうソモカだが、呼び出したのは、息子ギホの告発で警察官の職を辞した後もギホの行方を捜している彼の父親だったのだ。
気づいて追いかけて来たゴルプに助けられ、ウハクは車で追いかけギホの父親の家を確定するのだ。危機一髪なソモカだが「私を呼び出すということは、ギホを見つけられていないということ」とどこまでも前向きなソモカ。
ソモカのおかげで次々と危機を脱するランジュだが、イ代表は、ランジュが話題になっても彼女の音源が売れないように売り場から全てを引き上げる。
彼女が立ち上げ、今は自分の物になっている会社を彼女から守ろうと必死なのだ。
更にランジュは、一番最初の所属事務所の社長に連絡し、イ代表が手出しを出来ない音源だけでも再販をと考えるも、「娘の結婚式で祝歌を歌ってくれたら考えてもいい」と声が出ない彼女につらい条件を差し出すのだ。そんなランジュをどこまでも親身に応援するソモカは、私が一緒に歌うから、キーを下げればいいから・・・とどこまでも彼女に優しく接するのだ。泣けてくる・・・
ギホを探す元警官の父親の執念はどこまでも恐ろしいが、ソモカが襲われた事の原因を追究する為、ギホの父親の家に侵入するウハク。
しつこくギホの行方を捜し、盗聴からカメラのチェックも怠らないギホの父親が自分の家の保安に一つも関心がないのは、ある意味分かり易い行動パターンかもしれない。自分は他人の行動をチェックする人間で、チェックされる人間ではないと思っているのだろう。
過去の記憶がフラッシュバックし、更にはギホの父親の家に母親、自分そしてボゴルが映った家族写真が飾られていた事で、自分がギホであることを確信するウハク。
父親の暴力から逃れる為に仕方なかった事、今からでも父親を告発し、他人として生きて来た自分たちの身分の復活を望むウハクだが、それをボゴルはそれを拒否するのだ。
美容院を営む二人の母が、「ギホを知っていますか?」というソモカの言葉に怯えるのは、命からがら逃げてきた過去があるのだろう。
ギホの同級生を、蜂による運転トラブルで意識不明に追い込む位に徹底した行動をするギホの父親の事だ。全ては分からずとも切迫した理由があった事は想像出来る。
切迫しているのは、ランジュに会社を乗っ取られまいとするイ代表も同じだ。ソモカの替わりにランジュがスカウトし、今、歌姫として君臨しているウン・モレを、番組のコンセプトも無視してランジュへの刺客として送り込む位なのだから・・・
生対決がコンセプトの番組に、口パク(韓国的には事前録音か・・)で乗り込もうとするウン・モレだが、代理PDとして番組に臨むボゴルは、それを拒否。更にランジュとソモカにも正々堂々と歌うようにと生歌挑戦を告げるのだ。
ウハクがギホであることは確定なんだろうが、ボゴルにもソモカとの思い出があるんだろう。
辛い思い出も良い思い出も15年後に時間をさかのぼって復活なのか・・・