風は強かったが暖かい振替休日の午後、近所の東京都薬用植物園に行く。
毎日の出勤の際に前を通るのだが、前回中に入ったのはコロナ前。
入り口には50年以上前から品種改良を重ねて開発したという「ヤマジノギク」が紫色の花を咲かせていた。10月上旬から12月が旬の花。
暖かい日が続いているがもう11月。実を沢山つけた柿の木が目に入る。柿のそばには赤い実をつけたオオミサンザシの木。山査子の実は偽果と呼ばれるようだが消化促進作用があるとの事。
温室の中は前回同様、カカオが大きな実をつけていた。夜来香は咲いていなかったが写真が飾られていた。「夜来香には同名異種が多いですが、これが本物のイエライシャン」との説明書き。薬用植物園らしいなと思う。
サンジャクバナナの実も迫力あり。
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解熱、鎮痛剤として使われる赤い色のコガネバナのそばには、赤字で有害植物と書かれているピンク色のニチニチソウが咲いている。有害ではあるが、白血病、悪性リンパ腫等に使用する抗腫瘍剤の抽出・製造原料との事。園内には有害植物もあるので花に触れないように注意書きがある。
唐辛子も薬用植物。