39歳、今まで自分が歩いて来た道を振り返り、別の道を歩んだらどうなるだろうと思い、新しい道を選択する事に対して周囲の人々もある程度理解を示してくれる最後の歳だと思う。勿論、自分の人生、幾つになってもやり直しは出来る。しかし、周りの反対に屈せずに自らの道を進もうとするには何倍もエネルギーが必要だ。
周りが許してくれるであろう最後の歳に自分の人生と向き合おうとしてる3人の女性の話。
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院長をしている皮膚科クリニックが軌道に乗って来た事で、1年間の休暇を取ろうとするミジョ。女優になる夢を諦めて演技トレーナーとして芸能プロダクションで仕事をするチャニョン。百貨店の化粧品売り場のマネージャーとして勤務するジュヒ。
異性の好みも恋愛の黒歴史もお互い全部知り尽くす位プライベートで隠し事はなく、何をするにも一緒の3人。
養父母に育てられたミジュが、自分が住んでいた施設でボランティア活動をする際は二人も必ず同行し、ジュヒが近所に新しくオープンする店のシェフが気になるようなら二人もその男性を確認すべく3人で店に行く。
3人と同じように施設にボランティアで英語を教えに来ていたソヌがミジョの事を知ると、二人が上手くいくようにと横から口を出し、はしゃぐ姿は39歳とは思えない。
「不倫と一緒だ」と、元彼の経営するプロダクションでトレーナーとを務めるチャニョンに、彼との関係を整理するようにミジョが強く迫るのは、『何も言わないのは水臭い。それ位言ってこその友人』という韓国らしい距離感を感じるが、それ位3人の仲が深いということか・・・・
この先もそんな仲が続くと思っていたのに、なんでも一緒の3人が受診した人間ドックの結果にショックを受ける医師のミジョ。39歳で自分の人生の残りの時間を考える覚悟が出来ていないのは当然だ。
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このドラマでは友人同士で施設に行っていたが、職場でも週末に社内旅行的に施設等に出向いてボランティア活動をするのはよくある事らしい。
韓国語を教えてくれているSさん曰く「最近は週末もスキルアップなど自分の時間に使いたいという若い人が増えて来て、参加する人も少なくなっているようですが、私が韓国にいた15年位前はごくごく普通に良くありました」との事。