桜が咲く時期は地域によって違いはあるが、開花から満開そして葉桜になるという一連の流れを楽しめる時期が一週間から十日程というのはどこの地域でもそんなに違いはないと思う。
咲き始めた時は満開が楽しみだが、満開になった後は雨が降ってその後は静かに散っていくのを静かに見守るだけだ。
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少し遅いお昼の為、2時過ぎに外に出ると、小雨のせいか花の形のまま歩道に落ちていた桜を静かに拾い、大事そうに手のひらに乗せている観光客の人を見かける。桜を大事そうに見つめる様子をカメラに収め、さらにはその桜を接写し、桜を堪能している風だった。
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今日の天気は今一つだったが、千鳥ヶ淵から靖国神社そして靖国通りとあちこちで花見を楽しむ人生の先輩たちを見かける。どのグループも桜を楽しみながら近況報告をしたり、更に別れ際には「又、〇〇で会いましょうね。私が企画するから」などと次の約束で盛り上がっている。
桜なら自宅そばでも楽しめる所は沢山あるはずなのに、こんな風に桜の名所と言われる場所に人が沢山集まるのは、やっぱり誰かと一緒に桜を楽しみたいからなんだ・・・と実感する。
市ヶ谷駅のホームからは、明るめのピンク色でライトアップされた桜が見える。