パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

高校で学ぶべきは、大学受験の突破法?

2006年11月07日 21時12分49秒 | Weblog
現実的に見れば普通課の高校は大概が
大学への予備校となっていて
現場の教師も生徒も、「それで何が悪いか」
と開き直っているのではないだろうか

しかし、国が受験に関係ない世界史等を
高校生が知っておくべきこととして必修としたのには
何か意味があるはず等ときれいごとを
言うつもりはない

だが、違う観点から見れば
その時期(タイミング)に学ばなければ
身にならないものもあって
そのチャンスを逃すのも、もったいない気がする

感じやすかったり、正義感に燃えていたり
何でも好奇心を持ったり、
人間のおろかさを知ったり
人間の才能の多様性を知ったり
つまり、消化不良でもまだまだ頭に入っていく時期に
ある特定の分野だけ勉強するのは
せっかくの機会を自ら放棄しているような気がする

例えば、古典といわれる小説などは
受験に関係ないと敬遠されそうだが
実はあの時期こそ読むタイミングじゃないのかな
あの時期を逸すると、
なかなか次に読む機会は手にしにくいような気がするが、、、

結局、将来のことを考えた場合
現実的、即物的に効果のあるものを頭に入れるか
それとも
具体的には何に役立つか分からないが
何か役に立ちそうなことを
頭に入れるか、の選択になる

将来の伸びしろは、どっちのほうがあるだろう

ノーベル賞を受賞した多くの学者が
ためになったものとして
シェークスピアや古典といわれる本を挙げていたのは
偶然の一致ではないだろう


コメント
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