パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

最近気になること(平等・主権者・公会計)

2020年01月21日 08時54分48秒 | あれこれ考えること

お年寄りは子どもや孫に借金を残すのは心情的に嫌だと思い
身の丈にあったものにするように市の計画(新庁舎)の見直しを迫った
(その結果住民投票まで至った)
それに対し、公共物は現在の人たちばかりが利用するものではなく
将来の人もその恩恵を受けることになるのだから、将来の人も
(借金の)負担をするほうがむしろ平等との説明がなされた

なるほど、いろんな考え方があるものだ
と思いながらも何か違和感を拭い去れずにいた
明らかに人口減・高齢化の傾向は進み、市税の減少が見込まれ
財政がより厳しくなるのが予想されるなかで、借金を作ることが
そんな平等論で片付けられるのかと思ったりしていた

人口減が進めば、借金が存在することでそのとき必要なものに使える金額が
少なくなりそうなこと、負担割合が増えてしまいそうなことが想像されるので
やっぱりまずいのでは、、、と思っていたが
もっとスッキリした反対意見があった

それは将来の人たちの意志とは関係ないところで決められてしまっているのは
おかしいのではないか!とする考え方
自分たちの納税したお金を、自分たち以外の過去の人達が勝手に決めてしまうのは
平等どころか、そもそも主権者としての市民の意志を反映していないのではないか

アメリカの独立のキッカケも税の徴収だったか使いみちがイギリスに仕切られていて
それに対して当事者たちが怒りを覚えて行動を起こしたからとも言われている

とまあ、抽象的な想像の世界のことを思い浮かべているが
気になるのは現実世界の自分たちの町のこと
この町のお金の使い方はちゃんとできているのだろうかが気になる

そこでまずは基本となる市の会計はどうなっているのかとなるのだが
市から配布された(今年度から配布は中止されたが)「財政の話」を見ても
正直言って何が何だかわからない
そうこうするうちに「公会計」という言葉を知った

最近は便利な世の中でネットで検索するといろんな情報がヒットする
そこで目にしたのが「統一的な基準による地方公会計マニュアル」
また図書館に行くと「住民のための自治体バランスシート」(わかりやすい公会計のしくみ)
と出くわして、早速借りてきた

同じような本を3冊読めば大体のことがわかるようになると言われる
この本は面白かったが、直ぐに忘れてしまいそう
この際、今年の前半のテーマは「公会計」ということにして少し頑張ってみるか



コメント
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