パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

世の中には高価なものがあるものだ

2023年12月20日 09時13分21秒 | ダイアリー

ライカといえば唯一無二のカメラとされている
品質もさることながら価格も半端じゃない
ただ噂だけを聞いている存在だったが、20年ほど前
叔父が中古のライカを集めているので一度見せてもらいに行った

手触りの重さ、機械としての質感、ファインダーを覗いたときの明るさ
シャッター音の心地よさ、、それらはなるほど所有欲をそそるものだった

結局、時間をおいてM6にズミクロンのレンズを付けたものを譲ってもらった
ただし、床の間に飾って置くものではなく道具なので、まずは写真を撮ってみた

絵心がないので写真は大したものが撮れないが、時々「あれっ!」
と思うような写真が見つかる
対象がくっきりしているというか、そこの空気みたいなものが
確かにこのカメラは写すことはできるんだな、、と実感した

でも使い勝手は良くない
フィルムを入れるのも、焦点を合わせるのも、絞りとシャッター速度を決めるのも
ちょいと面倒だ
だがら現在は所有欲を満たすアイテムになって、使われずに鎮座しているだけだ

男は女と比べておしゃれする場所がないので
腕時計は自分をアピールするアイテムになっている
とロレックスを所有している知人が口にしたが
(彼はロレックスをプレゼントされて所有していた)
そんなものかな!と思いつつもその価格の高さについていけず
自分には関係ないものだ!と思っていた
そしてそれが悔しいとか残念だとは少しも思わなかった

今朝、ライカが腕時計(ライカZM)を販売するとメールが来ていた
貧乏人が気になるのは価格
高いのだろうと想像したが、価格はホームページに載っていない
それでも調べてみると、なんと!というかやはり!というか100万円超えだった

デザインは質感の高いものでそれなりの存在感がある
でも高嶺の花としか思えない
欲しいとは思えなかったのは良いことだと思う

高い機械製品は自分の趣味に関する分野にもある
今年は故障したレコードプレーヤに変わって
分相応なレコードプレーヤーを購入したが
それを選ぶ時にいろいろ目にしたのはLINNのプレーヤーだった

LINNの製品のなかにMacとかiPhobeとかのアップル製品のデザインを
長らく中心として担ってきたジョナサン・アイブのデザインした
レコードプレーヤーが発売されるという記事があった

そこで気になるのはまたもや価格
調べてみると、、価格はおよそ900万円
つまりは全く縁のない存在でしかない

所有して所有することに意義があるような製品は確かに存在する
でも、あっさりとそれらには縁がないと思うのも1つの処世術だ

ということで、世の中には縁のない世界があるということ


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