「奔馬」を読み終えた
学生時代からの二度目だ
「春の雪」を読んで時間が経っていないので
前作で仕込んだエピソードは思い出す事ができたし
次に繋がるだろうエピソードもなんとなく予想がついた
しかし、よくわからない
というのが読後の正直な印象
まず前提となる「純粋な美しさ」なるものがよくわからない
そして「切腹」につながる死へのあこがれみたいなもの
それらがほとんど理解できない
神風連のエピソードの後半は、切腹シーンの連続で嫌になるくらい
これは森鴎外のなんとかいう小説にもあったが、時代背景とか時代の空気というのか
今の自分にはとても理解できない
確かにイメージを喚起する文章はしばしば存在する
でも、相性が良くないから全然心に響かない
ついで「暁の寺」に行こうと思ったが、どうやら気持ちは離れている
「暁の寺」よりは今は現代語訳で「源氏物語」でも挑戦してみようか
という気分の方が強い
いやマンガの「あさきゆめみし」の方がいいかな(図書館にあればの話だが)
いつもの、どうでもいい話!