れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

キバナアキギリ(黄花秋桐)

2019-10-08 06:21:43 | 冬芽

キバナアキギリ(黄花秋桐)
<シソ科アキギリ属>
丘陵地や山地の湿った林内に生える多年草。
よく群落を作っている。

茎は四角形で高さ20~40センチになる。
葉は対生し長い柄があり、三角状ほこ形で長さ5~10センチ、
幅4~7センチ、ふちには鋸歯がある。

 


秋に茎の先に花穂を作り、
黄色の唇形の花が段になって咲く。





花冠は長さ2.5~3,5センチあり、上唇は立ち上がり、
下唇は3裂して前に突き出る。
雌しべが長く花冠から突き出る。
淡黄色の唇形花には節ごとに2~6個つく。

萼は唇形で、毛が生えている。
花筒に入った虫に花粉が付くような仕掛けがある。



花の形が、アキギリに似ていて、
花の色が黄色い事からこの名がついた。

 

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ニワトコ(庭床・接骨木)

2019-02-28 05:46:31 | 冬芽

ニワトコ(庭床・接骨木)
<スイカズラ科ニワトコ属>
各地の山野に生える落葉低木。
若い枝は淡緑色~淡褐色。
古い枝は樹皮が縦に裂けて、灰褐色になる。

花芽は大きく丸い。
球形で丸い(混芽)が特徴。
正面から見える芽鱗は4~5枚。



葉芽は細い水滴形。
頂芽は発達しない。

枝は太く緑色~緑色がかった褐色。

髄はスポンジ状で白くまたは淡褐色で、
植物実験のピスを作る材料になる。

幹は樹皮に厚いコルク層があり、
縦にひび割れる。

上はニワトコの実。

上はニワトコの花。

 

 

 




 

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リョウブ(令布)の冬芽

2019-02-17 09:35:43 | 冬芽

リョウブ(令布)の冬芽
<リョウブ科リョウブ属>
落葉高木。樹皮は薄片となってはがれ、
あとは茶褐色でなめらか。
冬芽は円錐形で2~3個の麟片に包まれているが、
はがれやすいので裸芽となっていることが多い。

側芽はごく小さい。
枝先に葉痕が集まる。
葉痕は三角形~ハート形でツツジ科の葉痕に似る。
維管束痕は突出する。

枝は鹿の角のような枝ぶりになる。
枝先に星状毛がある。

(後ろは桜の木)
冬場には実が枝に残る。
樹皮は斑模様。

枝に残った実で、リョウブ(令法)の木と解ります。

上はリョウブの蕾

 

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コブシ(辛夷)の冬芽

2019-02-15 07:05:23 | 冬芽

コブシ(辛夷)の冬芽
<コブシ科コブシ属>
山野に生える落葉小高木。
花芽は大きく、長軟毛に覆われる。
花芽の毛は立っている。芽鱗は見えにくい。

葉芽は短い毛に覆われる。
維管束痕は多数が1列に並ぶ。

枝は緑から紫系を帯びる。
幹は白っぽく滑らか。
側芽が見える。



庭木や街路樹に植えられている。

 

春の白い花が待ち遠しい。

 


 

 


 

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ヒメシャラ(姫沙羅)の冬芽

2019-02-14 06:30:40 | 冬芽

ヒメシャラ(姫沙羅)の冬芽
<ツバキ科ナツツバキ属>
冬芽は水滴形で扁平。
芽鱗は5~6枚で、微細な絹毛と縁に白毛がある。


果実が枝に残っていることが多い。
芽鱗はジュウニヒトエのような重ね着。

葉痕は半円形で、やや隆起する。
枝は褐色で無毛。

果実はナツツバキより小さい。

幹は樹皮がはがれ橙色をベースにまだら模様になる。

葉は互生、山地の林内に生えるが、庭木として
よく植えられている。

 

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センダン(栴檀)の冬芽

2019-02-10 06:47:35 | 冬芽

センダン(栴檀)の冬芽
<センダン科センダン属>
暖地の海岸地方に自生するが、
公園や街路樹などにも見られる落葉高木。

つい先だってまで、冬でもたくさん実が残っていたのが、
先日、同じ場所に行ってみあげたら、
鵯が、啄んでいて、実が殆ど無くなっていた。

下は花

 

頂芽が撮れませんでしたが、
側芽の冬芽が見えます。
芽鱗に星状毛が生えています。
葉痕は大きく、T字形で隆起する。
維管束痕は3個。
枝は極太く、緑がかった褐色。
小さな皮目がたくさんある。

冬芽は難しいので・間違っていたらご指摘ください。


 

 

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クマノミズキ(熊野水木)の冬芽

2019-02-09 05:57:22 | 冬芽

クマノミズキ(熊野水木)の冬芽
<ミズキ科ミズキ属>
山地に生える落葉高木。
樹皮は暗灰緑色。
若枝は無毛で稜があり、赤褐色を帯びる。

冬芽は裸芽で、黒っぽい短毛が密生する。

頂芽は筆ペンの先に似ている。
若木の枝は赤く稜があり微細な毛がはえる。

冬芽は2枚の幼い葉が向きあつている。

葉痕は半円形~三日月形で隆起する。

冬芽は難しいが・・
ミズキは葉が互生し、麟芽は5~8個。
クマノミズキは葉が対生し冬芽は裸芽と違うのだが、
来れもまた見極めるのが難儀です。
花の時期がクマノミズキの方が後に咲きだします。

 




 

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アオギリ(青桐)の冬芽

2019-02-08 05:06:39 | 冬芽

アオギリ(青桐)の冬芽
<アオギリ科アオギリ属>
樹皮が緑色の落葉高木。

頂芽の芽鱗の毛はビロード状。
頂芽は半球形で大きく、側芽は小さい。
葉痕は円形~楕円形で大きく、暗い紫色。
枝は極太で、緑色。

枝や若い幹は緑色。

剪定された場所からたくさんの枝が伸びていた。

下は花で7月頃、咲く。

下は避ける前の実

袋果は5裂し、
笹船のような形で、縁に数個の種子がつきます。

 



 

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オニグルミ(鬼胡桃)の冬芽

2019-02-07 04:42:19 | 冬芽

オニグルミ(鬼胡桃)の冬芽
<クルミ科クルミ属>
山野の川沿いによく生える落葉高木。
老木の幹は暗褐色で縦に裂ける。

頂芽は大きく裸芽で円錐形。
褐色の短毛が密生する。

葉痕は大きくT字型。
羊の顔に似る。維管束痕は3か所に集まる。

雄花序は裸芽で円錐形。
頂芽の葉は芽鱗の役目を果たし、脱落することがある。

側芽は小さい。

下はオニグルミの実

 

 

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ホウノキ(朴木)の冬芽

2019-02-06 08:58:49 | 冬芽

ホウノキ(朴木)の冬芽
<モクレン科モクレン属>
山地に生える落葉高木。
葉は枝先に集まって付き、白い花は大きく、
甘い芳香がある。

冬芽の頂芽は超大型で、日本の樹木では最大級。
頂芽は芽鱗が合着。
モクレン科の冬芽は、托葉2枚と葉柄が合着して芽鱗を形成。
春先、冬芽の展開に伴い托葉が落ちた後を「托葉痕」と呼ぶ。

皮目は円形~長楕円形。
側芽は小さい。

葉痕はハート型か、楕円形で
維管束痕は多数がバラバラに散らばる。
枝は緑から紫色を帯びる。
トーテムポール状に集まった葉痕
(葉が輪生状についていた名残)

 

托葉痕は枝を一周する。
幹は白っぽく滑らか。
托葉痕は枝を一周する。

 

 

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