ヤマブキ(山吹)の冬芽
<バラ科ヤマブキ属>
落葉低木。
ヤマブキ(山吹)の枝は鮮やかな、緑色で細く、
滑らかで、葉痕から下に伸びる陵がある。
冬芽は緑色か赤褐色で、水滴形。
葉痕はやや隆起する。
葉痕の両側から陵がある。
枝は3~4年で色が抜け、枯れる。
枝先はだんだん細くなる。
丘陵や山地の谷筋などに自生する。
ヤマブキ(山吹)の冬芽
<バラ科ヤマブキ属>
落葉低木。
ヤマブキ(山吹)の枝は鮮やかな、緑色で細く、
滑らかで、葉痕から下に伸びる陵がある。
冬芽は緑色か赤褐色で、水滴形。
葉痕はやや隆起する。
葉痕の両側から陵がある。
枝は3~4年で色が抜け、枯れる。
枝先はだんだん細くなる。
丘陵や山地の谷筋などに自生する。
ミズキ(水木)の冬芽
<ミズキ科ミズキ属>
冬芽は長い卵形~水滴形。
芽鱗は無毛、葉痕は小さい。
赤くて艶があり、鮮やか。側芽は小さい。
発達した単枝は赤い。
芽鱗痕が見える。
頂芽の下の目立たない葉痕は小さく維管束痕もわかりにくい。
ミズキの樹形。
枝は普通は赤くて無毛で艶があるが、
日当たりの加減で?赤くないものもある。
幹から出る枝は放射状に広がり、横枝は鹿の角状に分岐する。
結構、樹形で冬芽が見つかりやすい。
ドウダンツツジ(灯台躑躅)の冬芽
<ツツジ科ドウダンツツジ属>
山地の主に蛇紋岩地帯に自生。
庭木にもよく植えられています。落葉低木。
頂芽は水滴形で、枝の2倍ほどの太さがある。
正面から見える見える芽鱗は6枚ほど。
頂芽の下の葉痕のそばの側芽は発達しない。
葉痕は三角形。
長枝には陵がある。
枝は2~4本の枝が輪生状に出る。
果実が残ることもある。
赤い小さな色鉛筆の芯みたいな冬芽は可愛いです。
枝より太い頂芽、葉痕の形、維管束痕1個などは、
ツツジ属と共通する特徴。
ハナイカダ(花筏)の冬芽
<ミズキ科ハナイカダ属>
山地に生える落葉低木。
幹にぶつぶつが出ているのが特徴の、
ハナイカダ(花筏)の幹を教わった。
忘れないうちにメモのつもりで書いて置きます。
この画像は忘れないので、冬葉が落ちた後でも、
ハナイカダと分かりますね。
冬芽は卵形~短い水滴形。
葉痕は半円形で隆起する。
枝は緑色から紫がかった緑色。
私が見たものは緑色ではありませんでしたが。
葉痕の両側から陵が出る。
枝先は曲げるとゴムのようにたわむ。無毛。
葉痕。維管束痕は大きい。短い枝だ出やすい。
用事を終えてS公園まで。
先週、出会ったムラサキシジミ
日当たりのいい場所でヒサカキのクモの巣に枯葉が引っ掛かった場所で、
感動的に出会えた。たぶん♂
その時、ムラサキツバメの事も聞いていて、
お寺の葉蘭の所で、うまくいけば冬眠のムラサキツバメに会えると聞いた。
来週に寄ってみようと思っていたのだ。
M寺の葉蘭に、なんか地味な蝶が寝ていると思ったが、
デジカメも忘れていたので、携帯で撮った。
でも・・尾状突起がある。
なんだか眠そうな蝶で、羽を痛ませないように羽を開かせてみたら、
地味な黒色だった。
ちょっと待って!だって、光が当たれば紫色になりそうな感じがした!
何となく尾状突起が見えます。
たぶん・・ムラサキツバメだと私は思いました。
来週、晴れたら・ムラサキシジミとムラサキツバメを探しに行こうと思っています。
でも、それは出会いで、会いたい思う私の気持ちが伝わればの話です。
コブシ(辛夷)の冬芽
<モクレン科モクレン属>
山地に生え、高さ5~18メートルになる落葉小高木。
花芽は大きく、長軟毛に覆われ、芽鱗は見えにくい。
花芽の毛はたつ。葉芽は短い毛に覆われる。
葉痕はV字形。
維管束痕は多数が1列に並ぶ。
托葉痕は枝を1周する。
枝は中細で緑~紫系の色を帯びる。
幹は白っぽく滑らか。
葉芽は短毛がある。
花芽の毛が暖かそう。
心待ちする春の花ですね。
ヒメシャラ(姫沙羅)の冬芽と実
<ツバキ科ナツツバキ属>
お散歩でも花に出会えなくなり、
冬芽になってきました。
ヒメシャラの冬芽は水滴形で扁平。
芽鱗は5~6枚で、微細な絹毛と縁に白毛がある。
果実がたくさんなっていました。
ヒメシャラの実はナツツバキの実より小さい。
芽鱗は十二単のような重ね着になっています。
芽鱗のふちに白毛がはえる。
葉痕は半円形でやや隆起する。
この画像では見ずらいのだが、維管束痕は大きい。
枝は褐色。幹は樹皮がはがれ、
橙色のまだら模様になる。
センダン(栴檀)の冬芽
<センダン科センダン属>
暖地の海岸近くに自生する落葉高木。
冬芽はややつぶれた球形で、
星状毛が密生する。
芽鱗は3枚ほどに見えるが星状毛が厚くて解りにくい。
葉痕は白く大きく隆起する。
T字形から倒松型で隆起する。
維管束痕は3個。
枝は太く緑がかった褐色。
小さな皮目がたくさんある。
葉痕付近にも星状毛が残る。
たぶん、写真を撮るので、枝を近づけるために引っ張ったので、
葉痕が下向きになっています。"(-""-)"
センダンの実
センダンの花
クロモジ(黒文字)の冬芽
<クスノキ科クロモジ属>
山地に生える落葉低木。
枝は暗緑色で黒い斑点が多い。
上の赤みを帯びた水滴形は、葉芽。
花芽から少し黄色い蕾に花が開きつつある。
花芽は丸く、葉芽の基部に2~4個つく。
枝は日なたほど赤い。
花芽は葉芽の横につき、
玉ねぎ形で柄がある。
蕾が見えてきました。
葉痕は半円形で小さい。
枝を切ると芳香がある。
これからは冬芽を探す時期ですね。
ハクモクレン(白木蓮)の蕾
<モクレン科モクレン属>
大きいものは高さ15メートルにもなる落葉高木。
↓ 春には葉に先だって日が当たると芳香のある白い花を開く。
花弁は6個。萼片は3個。
萼片と花弁の区別がしにくく、どちらも長さ7~8センチ。
花が咲くまで待っててね。
今は黄葉した葉もつけながら、
暖かそうな冬芽に包まれて春を待っている。
ハクモクレンと、コブシの違いは、
コブシの花芽は上下左右に乱舞するようにつくのに対して、
ハクモクレンは枝に沿って上向きにつくことと、
花がすぼまり気味に咲く事、筒状の小葉がつき、花が終わってから
葉が開く。
コブシは一枚の葉がつき花弁が全開する。
まぁ・・ややこしい。
幹は灰白色。
早めに開いた花の蕾。
黄葉も美しい。
これから落葉します。
フユイチゴ(冬苺)
<バラ科キイチゴ属>
山地に生え、高さ約20センチになる常緑小低木。
よくフユイチゴを引くとき、「野草辞典」を引いてしまい・あれ?
とよく思うが、実は「樹木辞典」で引かないといけないのだ。
まだ、フユイチゴに出会っていなかったので
用事の帰りに地下鉄成増まででて、
赤塚植物園に寄った。
ハイ♪きちんと実をつけていましたよ。
全体に曲がった短い毛があるが、刺はない。
長い匐枝を伸ばし、その先に新苗を作る。
葉は互生し、長さ5~10センチの心形でふちは浅く裂け、
歯牙状の鋸歯がある。
表面は毛が少ないが裏面は軟毛が多い。
托葉は落ちやすい。
9月~10月、枝先に白い花を5~10個開く。
花弁は5個。長さ7~9ミリで萼片よりやや長い。
果実は球形で赤く熟し、食べられる。