れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

青桐の実

2009-08-07 05:02:05 | 野の花日記
青桐の実
(アオギリ科・アオギリ属)

公園や街路樹に見られる。

幹の樹皮が緑色。
葉は、大形の楕円形でふちに浅い切り込みがある。

春に枝先に
地味で目立たない黄色い花をたくさんつける。

花弁のように見えるのは、
細長い萼片で、
青い実のようにみえて五徳のような形でぶら下がる。

果実は、
袋果になって、
5烈し、
笹舟のような形のふちに、一個か二個の種子をつける。

昔、種子をいって食べたり、
コーヒーの代用にしたそうだ。

樹皮が緑色で、大きな葉が桐に似ていることから、
アオギリ(青桐)と言う名がついたそうです。

中国名は、梧桐。
俳句でも梧桐と書いてあおぎりと読ませる。

「俳句歳時記」夏
梧桐(あおぎり)
 
 青桐の日の重たしや鳩の街  吉田鴻司

 青桐や風の器へ卵割る    笹川昌子

 青桐の聲になりたき夕べかな 柚木紀子

 青桐よ眠れぬ少女に土星の輪 遠山郁好

 梧桐のはや夕焼けを隠し得ず 三橋鷹女



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする