稲の花
蒼空に向かって、
緑の剣葉をピンと直立させると、
花穂が出てくる。
花のひとつひとつは、
陽が昇りきった頃に咲き、
2時間あまりで閉じてしまう。
動き回ることができない稲は、
わずかな風にも揺れて、
風媒による自家受粉する。
「俳句歳時記」秋
稲の花
(稲の花どき 富草の花)
あとは風まかせよ稲の花盛り 青柳志解樹
喉仏痒し夕日の稲の花 和田耕三郎
未来図は直線多し早稲の花 鍵和田秞子
遠くとは川の向かうよ稲の花 細野谷誠二
蒼空に向かって、
緑の剣葉をピンと直立させると、
花穂が出てくる。
花のひとつひとつは、
陽が昇りきった頃に咲き、
2時間あまりで閉じてしまう。
動き回ることができない稲は、
わずかな風にも揺れて、
風媒による自家受粉する。
「俳句歳時記」秋
稲の花
(稲の花どき 富草の花)
あとは風まかせよ稲の花盛り 青柳志解樹
喉仏痒し夕日の稲の花 和田耕三郎
未来図は直線多し早稲の花 鍵和田秞子
遠くとは川の向かうよ稲の花 細野谷誠二