れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

オオイノヌフグリ

2008-02-09 06:31:25 | 野の花日記
オオイヌノフグリは、
都会の空地でも見られるが、
里の土手の叢に群生しているのをみたいものです。

ホトケノザとともに、日本の里山の春を象徴するような花だと
私は思うけれど。

都会の空地の片隅にほんの少し咲いているのもまた、
せつなげでいいかも。

        足おとが来て犬ふぐりかこまるる 大竹きみ江

        日を乗せし田川の速さいぬふぐり 岡本まち子

        地にありて天の色なる犬ふぐり  川戸孤舟

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タカサゴユリの実

2008-02-08 04:51:43 | 野の花日記
私が始めてタカサゴユリに出会ったのは、
鎌倉の円覚寺の庭でした。
花は、テッポウユリに似ていたが、
外側の白い花びらに薄紫色を帯びた素朴さが、
なんとも風情があって、心魅かれたものでした。

普通のユリとは異なって、葉が細長いと言う特徴があった。

境内にいた管理の方から、これが「タカサゴユリ」という名前だと
教えていただいたのが出会いでした。

以後、
機会があれば花屋に立ち寄って、タカサゴユリを探したが、
いまだに、売っているのは見た事が無い。

タイワンユリとも呼ぶようです。
台湾からの帰化植物らしい。

枯れたこげ茶色の風情が又いい。


卓の百合あまり香つよし疲れたり  杉田久女




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ビルと白梅

2008-02-07 06:54:43 | 野の花日記
なにも、あえて超高層ビルを背景に白梅を
撮らなくてもよさそうな気がするのだが、
なかなか機会が無くて画像が他にありませんでした。

山里に咲く梅は、かたくなにある乙女のようです。

生きるとは漂ふ事よ梅ほつほつ   久保千鶴子

勇気こそ地の塩なれや梅真白    中村草田男
 
梅が香にのつと日の出る山路かな  芭蕉

匂ひくる梅に吾より寄つて行く   梅木景太郎

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紅梅

2008-02-06 07:02:08 | 野の花日記
昼過ぎ、都心にでたら、陽射しが強かった。
上着を脱いで歩いたくらいでした。

公園には、梅祭りの旗が立っていた。
まだ蕾の方が、多いけれど、
見ごろの梅の木もあった。

この木だけ満開♪でした。
清少納言は、枕草子の中で「こきもうすきも紅梅」と讃えた。
バラ科の落葉低木

梅の句

紅梅の紅の通へる幹ならん     高浜虚子

すべて帰す天の青さに梅咲けり   野見山朱鳥

梅二月ひかりは風とともにあり   西島麦南


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菜花

2008-02-05 07:52:50 | 野の花日記
菜の花が見たくて歩いていたのだけれど、
なんの野菜の葉なのか・よくわからなかった(笑)

普通、菜の花は、アブラナをさすけれど、
ちりめん白菜の花を言う事が多いように思う。

アブラナ科の野菜の花は殆どが黄色で
「菜花」でくくってしまってもいいのだと思う。?

いつも大急ぎで写真を撮るから?
余裕が無いなぁ^と思う。

里山の野菜畑で見つけた。
黄色い菜花♪です。

「菜の花の句」

      ながき貨車過ぎて一面花菜畑     奥村すみれ

      菜の花のどこで逢ひてもよき黄かな  後藤比菜夫

      見えぬもの見たくて花菜径あるく   加藤拝星子
      
      花菜風つつむ風呂敷蝶結び      白数康弘
     


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ハンカチの木の実

2008-02-04 07:10:56 | 野の花日記
神代植物園に行ったとき、見つけました。

勿論、花は咲いていなくて、
冬姿が寒そうでしたが、
丸い木の実がなっているのを見つけました。

中国原産の一属一種の珍しい木だそうです。
この頃、公園でもたまに見る事ができます。

春に
球形の花序に花弁のように見える二枚の白い総苞片が、
ハンカチのように見えることからこの名がついたらしい。

コメント (2)
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アスパラガスの実

2008-02-03 07:10:03 | 野の花日記
この赤い実が、アスパラガスの実だと、
ずっと、そう思っていたが自信は無かった。

でも、アスパラガスである事には違いない。
ハンギングに向いている種類らしい。

緑の葉っぱの中の赤い実は、いつも目についていました。

東京は、雪の朝です。


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カンギク

2008-02-02 05:29:09 | 野の花日記
寒空に、黄色い小菊が元気に咲いていた。

私も育てた事がある。
花屋で買ってきた小さな菊です。

花図鑑ではカンギクとあったが、
これは、野生のものではなさそうです。

野草図鑑のシマカンギクとは異なっています。

園芸種のものの花期は遅い・とあるから、
園芸種に入るような気がします。

冬の寒い時期に咲くのを総じて、
カンギクと呼ぶのかもしれません。

俳句歳時記では、
寒菊(カンギク)、冬菊、霜菊、しまかんぎく
などと使います。

有名な句に、

    冬菊のまとふはおのがひかりのみ
                  水原秋櫻子
があります。
                    
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シロバナタンポポ

2008-02-01 05:46:10 | 野の花日記
我が家の近くで、
シロバナタンポポを、育てている人がいた。
なぜ?過去形かと言えば、
今はもういないからです。

私も種を頂いて植えた事がありますが、
我が家の小さな庭にシロバナタンポポは
生えてきてはくれませんでした。

その方の住んでいた小さな庭に行ったら、
咲いていたのがこのシロバナタンポポです。

私は、野でも見ているので、
そんなに珍しいとも思わないが、
明るい鮮やかな黄色のタンポポに比べれば、
人目を引く花色であるのは確かだと思う。

蒲公英の句

    タンポポや日はいつまでも大空に   中村汀女

    あたたかくたんぽぽの花茎の上    長谷川素逝

    たんぽぽや狐狸は狐狸の瞳して親し  角川源義

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