金曜日に6年生全員に宿題を出した。
「今から宿題を出します。この宿題はすごく楽しい宿題です。家に帰って自分の好きなテレビ番組を見ながら、その内容をマインドマップにかいてきてください。ドラマでもアニメでもいいし、音楽番組でもニュースでもなんでもいいよ!映画のDVDを見ながらでもいい。
親に『テレビ見ているなら勉強しなさいっ!』って怒られたら、『このテレビを見ながらマインドマップをかくのが宿題なんだ!ただいま勉強中っ!!』って言えるぞ~。ほらほら楽しくなってきたでしょ~!」
目を輝かせて聞く子ども達。
授業後、次々と質問に来る。
「ポケモンのビデオでもいいですか?」
「もちろん!」
「野球を見ながらでもいいの?」
「OK!でもさ、スポーツ中継をまとめるの、けっこう大変だよ。」
「大魔神のDVDでもいいですか?」
「そんなの持っているの?それはぜひマップで見てみたいね!」
さあ!どんなマインドマップをかいてくるでしょう???
楽しみです。
これをどのように次に発展させようとしているかというと、「読書後のマインドマップ」につなげようと思っている。そのためのトレーニングが「番組視聴のマインドマップ」なのだ。
大好きな番組をマップ化することで、かくことに対する抵抗感をなくしていく効果も期待できる。さらにマップをかくことを習慣化していけると良いなと期待している。
読書も読みっぱなしにするよりも、感想文を書いた方が絶対に良いと誰もが思う。しかし感想文を書く労力はあまりにも大きく、例えば夏休みの宿題に必ず出る「読書感想文」は親子の最大の悩みと言っても良いのではないだろうか。
読後のマインドマップをかけるようになれば、感想文を書くことが確実に楽になる。
楽しくもなるだろう。
こうしてトレーニングを重ねた半年後に、子ども達がどう成長しているか楽しみである。