新学習指導要領が平成21年度から徐々に導入となる時代となりました。
「ゆとり教育」を見直し、大きな教育改造が決まった昨今であります。
私は教務主任としてこの激動の時代を舵取りする役目を仰せつかりましたので、勤務校の子ども達のため保護者のため、さらには現場で働く教職員が「やり甲斐」を感じながら働けるために力を尽くそうと思っています。
幸いなことに、現職場は教職員が本当にアットホームで、支え合いの精神にあふれています。こういう空気の学校が何もできないはずはありません。
写真のマインドマップを解説させていただきます。
今回の教務主任研修会では、先輩になる3名の校長先生から講演をいただきました。
何もしないで聞いていると寝てしまいそうなので、マインドマップをかきながら自分の財産化していきました。
まずは緑のブランチの中学校の校長先生の話。
教務主任は来年度、再来年度に向けて、今の時期から構想を練っておく必要がある。そこで仕事の「進行管理」をするための表を作ることを薦める。
平成21年度には新学習指導要領の移行措置期間に当たることから、週1時間の授業時数増がある。そしてその上に自校の「特色ある教育活動」を織り込んで行かなくてはならないという大きな課題がある。タイム管理が教務主任には必要となる。
自校の実態に合わせて、しっかり学校を評価し、外部の協力者との連携を図り、関係者全てが学校の取り組みを理解しながら進んでいくことが大事だと語られた。
次に紫のブランチ。小学校校長先生。
指導要領の改訂というのは10年に1度のもの。チャンスと捉えてやり甲斐を感じてほしい。中教審の答申では、学校の独自性が重視されている。今に時代に対応できる学校作りをしていく必要がある。
これからの新時代、自校の持っている強みを生かし、江東区の施策をふまえながら効果的な学校運営を行うことが大事になる。
また若手教員がたくさん現場に入ってきている現状から、教師力を向上させるためにも、自校の課題を焦点化し、教務主任の力量で現場改善をしていく役目がある。
また、小学校では年間35時間の英語の時間が担任に任されるようになる。これをどのように指導をしていくかということを今のうちから教務主任が考え始めることが大事である。
さらに赤のブランチ。小学校校長先生。
ご自身の教務主任時代の経験を通して教訓。
教務主任とは誰からも頼りにされる存在でなくてはならない。
校長のビジョンを受けて、それを実現できるのが教務主任である。
教務主任の仕事には範囲はない。何でも自分の仕事と受け止めて、「何でも来い!」という気概が必要である。
学校の中では管理職と現場職員の「中間者」ではなく、学校の「中心者」という自覚を持って頑張ってほしい。
現任区の教務主任会には初めて出席しましたが、どの学校もいろいろな悩みがありますね。
私が感じたこと。
(1)教職員が仲良しであることが最大のパワーとなる。ここを最も大事にしていくことが良いだろう。
(2)新学習指導要領の情報を現場にどんどん流すべきである。情報を共有化することで、みんなの頭で良いものを考え出していく体制作りをしたい。
(3)早め早めで情報を流し、考える時間を長く確保しよう。
ということから思いついたのが、「教務情報掲示板」を職員室に作ること。
28日(月)には早速作ります。