「自問自答」が脳を鍛える⇒頭が良くなる

今日は全員参加の練習ができました。やはり全員そろって練習をしないとチーム力が上がりませんので、チーム保護者の皆さんは是非とも子どもたちを休ませないようにお願いします。

多くのチームは練習終了後のミーティングに力が入るのではないかと認識しています。しかし辰巳ジャンプは練習を始める前のミーティングに大きく力を入れています。その理由は、練習後にいろいろなことを教えたとしても、家に帰ったら忘れてしまう。また、ミーティングで学んだことを実際に練習で試すことができません。練習が終わった直後で疲れてもいるし、くどくどと話をしてもしょうがないかなと思っています。だから練習後のミーティングはほとんどしません。

その代わりに練習前のミーティングは入念にしています。教えようと思っていることはすべて練習前に伝える。子どもたちのモチベーションもアップしますし、その日の練習テーマをずっと意識化しながら取り組むことができる。練習前に指導したことが精神的な柱となってその日の練習を支えてくれる。練習中も「このことが最初に教えた事なんだよ。」と裏付けを与えれば、子どもたちは「ああ、そうなんだ、本当に先生が言っていた通りになるな。」と自信を深めることにつながる。また、練習前にいろいろなことを考えさせるようにすれば、脳の「やる気スイッチ」が入り、練習効果が上がります。

こういうことを「メンタルリテラシー」=「脳の使い方」といいます。


今日の練習前に教えたことのひとつは「自問自答」ということです。自分に問いかけ、自分で答える。どんなことに対しても、まずは「本当にそうなんだろうか?」と疑問に思うこと。それがたとえ学校の先生が言っていることだとしても、まずはじめに「本当にそうなんだろうか?」と問いをおこし、「なぜそういうことになるのか?」「なぜそういうことをする必要があるのか?」「それをやったらどうなるのか?」「そのことを言ったのは誰なのか?」など、様々な問いかけをし、自分なりの答えを必ず出す。そして出した答えが正しいのかそうか、先生や先輩、親、大人、友達などに確かめてみる。納得がいかなかったら自分で調べてみる。このような習慣を身につけることだけで、学校の成績などは一気に良くなります。

もうひとつ教えたことはこちらの本に書いてある成功法則です。
夢をかなえるゾウ
クリエーター情報なし
飛鳥新社

この本には人生に成功するための24種類の方法が面白おかしく紹介されているのですが、今日はその中から「応募する」ということを教えました。コンクールとか標語募集とか懸賞クイズとかに応募してみることで、意外にお金をかせぐことができるんだと教えました。子どもでも大人でも、多くの人は「自分にはできそうもない」「どうせ当たるわけはない」と決めつけてしまい、応募する努力をしません。これは推測になりますが、きっと応募する人というのは全体の「3%以下」なのではないでしょうか。そうすると応募するだけで私がいつも言っている「3%以内」に入ることができるのです。
この半年の間に私自身、ちょっと頑張って「応募をすること」によって、40万円以上のお金をかせぎました。もちろん自分のふところに入るお金ではなく、学校などの組織的に使うお金ですけど。A4の応募用紙2枚書いて25万円とか、15万円とか、応援してくれる人たちっているものです。
子どもの世界だって、ちょこっとしたコンクールに応募して賞を取れば、3万円の図書券をいただけたり、1万円分の賞品をいただけたりします。俳句や標語ひとつ応募するだけでそういう賞を手にすることだってあります。要するに無関心でいることをせず、いろんなことに関心を持って行動を起こすこと。こういう前向きな習慣が大事なのです。

これが今日子どもたちに教えたことです。

辰巳ジャンプの目標は「誰もが応援したくなる子どもたちを育てる」ことですから、頭が良くて性格も良い、気持ちも強い優秀な子どもたちを育てれば「どうしたらあんな子どもに育てられるのだろう?」といろんなチームの保護者の皆さんが言ってくれるでしょう。辰巳ジャンプの保護者の皆さんはご家庭でも親業を頑張っていただき、「自問自答」できる子に育ててくださいませ。
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