地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

小田急EXE α登場への期待

2016-10-26 15:21:00 | 大手民鉄 (小田急)


 先日小田急が放った新型ロマンスカーに関するプレスリリースは、登場から35年を過ぎた7000形の老朽化という現実からして分かっていたとは言え、結構オドロキました。目の覚める朱色オンリーの展望車とは……。名鉄パノラマカーかよ!という気がしなくもありません。勿論実車は、これまでの岡部氏作品との連続性を強く印象づけるものになるでしょうから、ラフスケッチと比べれば名鉄パノラマカー度は下がるのでしょうが、ついでに最近はやりの鉄道間交流の一環として「どけよ~どけよ~」と聞こえるミュージックホーンも拝借すれば面白いのかも知れません (^^;)。



 しかしまぁ、70000形は20m車7連ということで、かつての20000形と同じく、ホームウェイや初詣臨・花火臨の類いを除けば、江ノ島線に入線することはないでしょう。江ノ島賎民としてたまに早朝の「えのしま66号」を利用する者としてもっと切実な問題は、30000形EXEの更新が、果たしてどのようなものになるのかということでありました。とりわけ、椅子が全取り替えとなり、50000・60000形と同じコチコチの薄っぺら椅子になったらイヤ過ぎるぞ……と。誰が何と言おうと、地味だろうが何だろうが、出退勤に伴う疲れを少しでも和らげるためにロマンスカーを使おうとする場合、30000形の落ち着いた車内インテリアと分厚い椅子こそ良いのです。
 というわけで、「EXEα」の洗練度を増した外観と、これまでの椅子を基本的に活用したと思われる内装をプレスリリースで目にして、思わず歓喜の声を上げました♪ もっとも、江ノ島線沿線を離れて、もっと通勤と登山に便利なところに引っ越せば、30000形の新スペックにこれまで一喜一憂する必要もなかったのかも知れませんが、頭金に乏しい非リア充なものでスミマセン (^^;)。
 さて……この塗装も消えることになったということで、撮り貯めておかなければならないと思わなくもないのですが、やはりどうも写真映えしない車両であることは否めません。模型も、60000形は買っても良いかなと思い (まだ買ってない)、EXEαなら欲しいかもと思うものの、従来のEXEでしたら「う~ん」と思いますし……(マイクロの中では秀作であることは認めます)。

祝!鉄コレ小田急1900形後期車記念・ワイドドア

2016-10-13 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 秋の鉄コレ大攻勢が一段落したところで、富技大本営から今後のオープンパッケージ新製品に関する発表がありましたが、その中には何と!小田急1900形が!! しかも、既に小田急トレインズブランドで出た初期車登場時2扉バージョンとは全く別の金型を起こし、登場時から3扉にして正面雨樋が緩やかな弧を描いた後期バージョンであるデハ1911・クハ1961以降の車両ということではありませんか!! 1900 (2000) 形登場時の鉄コレが必ずしも良好なセールスであったとは思えないにもかかわらず、そんな小田急釣掛の一員である1900形が新たに3扉時代バージョンで鉄コレにラインナップされるとは……。そして、後期車の車体を貰い受けた富士急5200形も、いずれ必ずや鉄コレ化されることでしょう。(岳南や大井川に移った1900形は初期車の3扉改造バージョンですので、今回発表のボディでは再現出来ないはず)



 というわけで、現在の小田急で1900と言えば、1000形ワイドドア車の小田原・江ノ島方クハしかありませんので、とりあえずクハ1951・1956を先頭としてやって来た江ノ島線各停の画像をアップしておきます。車番と路線以外全く関係なくてスミマセン (^^;
 ちなみに小田急1000形といえば、GMが新モーターで完成品の様々なバージョンを発売しつつあり、以前買ったまま全くいじっていない1000形の着色済み板キットは一体どうしたものかと頭を抱えるばかりです (? ^^;)。そして最近は、箱根登山用赤編成を完成品としてリリースするという発表がありましたが、個人的にはこの勢いで是非ワイドドア車を完成品としてリリースして頂きたいものです。
 それにしても、昔の小田急がこうしてオープンパッケージ化されるというのは本当に嬉しいことでありますね……。今後は是非、3扉化後の1700形や、数が少ないために激レア車両として認知されていたと思われる2100・2300・2320形あたりも、是非オープンパッケージで出して頂ければ有り難いことです♪

 ※頂いたメールやコメントへのレスが大いに遅れてしまっており、大変申し訳ございません m(_ _)m

小田急1700形鉄コレ発売記念・現1000形

2016-01-22 20:11:00 | 大手民鉄 (小田急)


 本日は鉄コレの事業者限定品として小田急1700形 (初代) が発売となりましたが、私は「Trains」の楽天市場店で「ポチッとな」とクレカで購入し、しかも既に発売された鉄コレとの詰め合わせで2割引な「お徳用セット」 (何時になるかは分かりませんが、デニや1900形は茶色塗装をやってみるための種車にします)をゲットしましたので送料無料~。いやはや、最初からこれほど買いやすいと本当に助かりますね……。
 もっとも、通販による事前予約でも、受付開始とともにサーバが重くなって即売り切れ!ということは一切ないということ自体、巷における鉄コレ人気の陰りを意味するのでしょうか。アイテムが増えすぎてワケワカメになったためか、余りにも古い車両過ぎて釣掛を知らないナウなヤング (死語) には全くウケないためか、はたまたチャイナ・クヲリティのくせに高すぎるためか……?



 しかし、小田急の車種はボロくてマイナーな車両ほど萌えるヲッサンヲタの立場からしますと、他にも1700・1900形の3扉・白地青帯バージョンや、2300形・2320形などは是非とも企画して頂かなければなりません。そもそも非冷房釣掛時代の4000形 (初代) にしても、マイクロが3連のお買い物電車を出したものの、本命の標準塗装はまだ出ていないものと記憶していますので (間違っていたらスミマセン)、これこそまさに鉄コレ向きなのではないかと激しく愚考致します。さらに、カマボコ1800形につきましても、茶色や青黄ツートンを製品化して頂きたいものですし……(個人で塗り替えすると、窓のHゴムの色差しが物凄く面倒ですので、二の足を踏まざるを得ません)。
 というわけで、小田急鉄コレの今後につながるためにも、是非ロマンスカー1700形の鉄コレが売れ、他の在庫も何とか捌けて欲しいものだ……と思いつつ、現役の1000形を貼ることに致します (1桁目の数字以外、何の関連もありませんが……^^;)。
 ちなみに、来る3月のダイヤ改正で、土曜休日の日中6連急行片瀬江ノ島行きが消滅することに伴い、これとセットで運行される各停藤沢行きも消滅する (江ノ島行きに変更) ことになります。というわけで、「午後のド順光+ワイドドア+各停藤沢幕」という組み合わせを撮ることが出来るのはあと2ヶ月弱となります……。いっぽう、タマ数が少ない標準ドア6連の単独による各停江ノ島幕も結構レアなものですので (標準ドア6連は4連と組んで優等運用に入ることが多い)、6+4の10両固定編成化が始まったといわれる現在、今のうちに撮っておきたい逸品ですね♪

小田急2016年3月ダイヤ改正の衝撃♪

2015-12-23 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 最近、常磐緩行線のE233-2000が小田急線内で試運転を行っている云々という話題をしきりに目にすると思ったら、ついに来ましたね……来年3月下旬の小田急ダイヤ改正のプレスリリースが! 
 このうち、海老名や伊勢原へのロマンスカー停車や、一部のVSE使用列車におけるシートサービスの中止といった話題は、小田急江ノ島賎民には一切関係ありませんのでノーコメントとして (笑)、やはり圧倒的に新鮮な衝撃なのは、快速急行大!大!増発でしょうか!\(^O^)/ まぁ朝夕は急行の比率が上がるのでしょうが、パターンダイヤのもと新宿~相模大野間は快速急行が10分間隔で走るというのですから、これはもうコーフンします。しかもその半分は藤沢行ということで、祝!江ノ島線内20分間隔! 中途半端なタイミングでやって来る (しかも土休日は相模大野発着という最高に中途半端な) 急行廃止! まぁ朝晩は南林間・長後利用の工場通勤客に配慮して残るのでしょうけど。



 さらに仔細にプレスリリースを読んでみますと、今回の改正のもう一つの主役は千代田線との直通拡大であり、まさにE233-2000の小田急乗り入れに象徴されるように、首都圏の既存相互直通網の中で最も冷淡な雰囲気があった小田急にも新たな風が吹くことになるでしょう。当面のヲタ的な関心事としては、果たして夕方の準急本厚木行にE233-2000の運用が設定されるのか、ということですが、さらに試運転でやった通りに秦野とか新松田あたりにも来るとしたら (朝限定?)、こりゃもう革命的事態だろ……と (笑)。
 ともあれ、新宿~相模大野間で10分間隔の快速急行と、代々木上原~新百合ヶ丘間で10分間隔の急行が、華麗に緩急接続しながらバンバン行き交う未来絵巻に、実に隔世の感を禁じ得ないものがあります。今から30年以上前、快速急行など存在しようはずがなく、急行と言えば平均15分間隔で、相模大野で必ず分割され、江ノ島線内は4連の急行が30分間隔で大混雑の阿鼻叫喚、また30分間隔の箱根湯本急行に至っては2400の4連につき地獄の押しくら饅頭……という惨状だったのがウソのようです。まぁこの当時、江ノ島線内の各停のうち一部は新宿~相模大野間で急行に併結される「化け急」で、これはこれで便利だったのですが……(遠い目)。
 というわけで、そんなダイヤ改正の陰で消えることが確定した区間準急の画像を貼っておきます。あと3ヶ月間、1000形の区間準急幕を撮ろうというヲタが沿線に殺到するのでしょうか?!
 あと、町田&相模大野発着の急行小田原行き(及び、土曜休日の急行江ノ島行)が基本的に消滅するということで、従来はこの運用で急行幕を出す機会もそれなりにあった1000形ワイドドア車は、ほぼ完璧に多摩線&江ノ島線6連各停専用車ということになりそうですね。何だか1800形の末期における使われ方に似てきましたなぁ……(最後は朝方の江ノ島線で軽く1~2往復するのが日課だったものです。遠い目)。

小田急MSEメトロ湘南マリン号運転中

2015-08-11 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 お盆休みシーズンに入り、折からの暑さとも相俟って、海水浴場が大いに賑わう今日この頃かと思います。まぁ個人的には、塩水ってあまり好きではないですし、モテと無縁のキモヲタが海水浴場をウロウロしていてもヘンタイ扱いされるのがオチですので、そういう明るい世界にはすっかりご無沙汰なのではありますが、海水浴という特殊な流動に対応した海水浴臨という存在には興味を引かれます。
 そんな中、小田急では梅雨明けから八月中旬までの土日にかけて、メトロ直通の江ノ島特急「メトロ湘南マリン号」を運転しています。また、お盆休み期の平日には、メトロに直通しない「湘南マリン号」が設定されています。



 このうち、メトロ湘南マリン号は千代田線内発着の江ノ島特急ということで、乗ったときの意外度はマックスであるのはさておき、この列車の何がミソかと申しますと……MSE・60000形で運行されるため、ご丁寧にも列車名が正面の狭いスペースに表示されることでしょうか。これがもし30000形以前の形式で運行されるならば、せいぜい「臨時」としか表示されないでしょうから……。
 しかし、最近は常磐線内から東海道線へのアクセスが飛躍的に向上し、東京駅の同じホームでの乗り換えで済むようになったことから、わざわざ北千住発着でこのような列車を走らせる必要性があるとは余り思えないのも事実です (メトロはこねも然り)。というわけで、毎年夏の風物詩になる前に忽然と消えてしまう可能性もなくもないのでは……と思います (営業成績が良ければさておき→全然調べていない ^^;)。とりあえずサクッと撮影し、LEDの表示もキレイに撮れていますので、「後はどうにでもな~れ」という気分ですが (^^;)、とりあえず健闘に期待したいものです。
 なお、同じMSEの4連は、毎週土日の「えのしま」としてフツーに入線しています。架線柱の幅と間隔が狭い江ノ島線では、やはり4連が一番沿線撮りしやすいですね……(笑)。