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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西鉄の陣2014秋 (10) 水間1007F

2015-02-21 08:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 間もなく巷では鉄コレの水間鉄道1001Fが発売となりますが、その予約が始まるのと相前後して、RP誌に掲載された水間鉄道社長氏へのインタビューが非常に面白く、そういえば水間鉄道は数年前に一度訪れたきり御無沙汰であった……ということを思い出しました。
 その訪問は勿論、東急からもらった7000系が全面更新で1000系と改番され、編成ごとにラインカラーも変わったのを拝むためであり (非冷房時代は、南海1201形が消えたことのショックやら非鉄期やらが重なったこともあって一度も訪れず ^^;)、とりわけ原型顔に青・マルーン帯が貼られた1001・1003Fの渋さに熱く期待してのことでしたが……当日やって来たのは間抜けな顔 (水間の改造顔はブラック処理の結果余りにも平板で単調になりすぎていると思います。爆) の1005・1007F……。2本中1本は原型顔で来いよ……と落胆したのを今でも思い出します。



 というわけで、本来であればこのブログにも備忘録としてアップするべきところ、多忙にかまけたこともあっていつの間にか画像がお蔵入りになってしまった……(滝汗)。しかし、そんな感じで「また原型顔が来なかったらどうしよう症候群」に陥ったままでは、何時まで経っても1001・1003Fを拝んで悶絶することは出来ません。そこで、去る11月下旬の関西出張ついで鉄の際、近鉄で奈良線100周年記念レトロラッピングを撮影してニンマリした後は、サクッと難波に向かい南海へ。ドンピシャでやって来た7100系の空港急行に乗って重厚な走りを満喫することしばし、貝塚に久しぶりに降り立ったのでした。
 まずは、パスモでも水間鉄道を利用出来るという現実に驚嘆しつつ、昔ながらの狭いホームで電車の到着を待っていますと……結構利用客が多く集まり(何故か女性客率がメチャクチャ高い)、地元密着型路線の健在ぶりを確認出来てまずは目出度い気分になりました。そこで次はさぁ原型顔来いやぁぁっ!と線路に向けて念力を送っていたところ (んなわけない ^^;)……カーブの奥からレールが軋む音が聞こえ……あちゃ~またノッペリ1007Fかよ……(ガックシ)。まぁ来た以上はこんな感じで沿線撮り鉄したわけですが、そこに至るまでの最大の問題は……果たして名越ですれ違う編成がどちらかということ。いやホント、東急7000本来のモーター音が鳴り響いているのも何処へやら、気分の休まらない数分間でありました。数年前の初訪問で原型顔・ノッペリ改造顔が各1本走っていれば、ノッペリ顔を忌避するつもりは全くなく、これはこれでヘンタイなので良い、とフツーに割り切ったものですが……。いずれノッペリ顔も鉄コレで出れば買うつもりですし (どっちやねん!)。

京都東山緑色鉄 (4) 叡電デオ720

2014-10-13 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 思いがけず10月に入って度々台風の襲来を蒙っている日本列島ではありますが、本来であればぼちぼち空気も爽やかになって秋の行楽オンシーズンに入り、各地の観光地は大賑わい。とりわけ京都あたりはパンピー観光客と修学旅行生、そして外国人観光客が三者三様に入り乱れてカヲスになるところであります。そんな京都の東山界隈の北辺をのんびり走り、観光客の足ともなっているのが叡電です。間もなく久しぶりの京都出張があり、5月に出張ついで鉄としてJRW→京阪→叡電と撮り歩いた際の未アップ画像がまだあるのを思い出しましたので、忘れないうちにアップしておく次第です (^^;)。



 叡電のデオ710・720・730は、1987年頃にそれぞれデナ21・デオ200・デオ300を車体更新することで登場した、冷房化&ワンマン単行運転車両ではありますが、当時の私は半鋼製釣掛式電車大好き人間として叡電にデナ21・デオ200を訪ねたこともありますので、この700シリーズの登場には心底落胆したのを昨日のように覚えています (汗)。しかし今思えば、新鮮な雰囲気と古都の電車らしい落ち着きを備えた、絶対安定的なローカル電車として良く考えられたデザインだったのだなぁ……と思います。実際、車両ごとに帯色を変えた現在の塗装も大いに似合っていますし♪ さしずめ、東の江ノ電1000系列、西の叡電700系列&800といったところなのかも知れません。
 なお、デオ720はもともとデオ200であったことからして釣掛でしたが、今から約10年前に京阪1900の下回りに換装して今日に至っています。国鉄通勤型電車を彷彿とさせる淡緑色の車内化粧板&青モケットと相俟って、実は意外にも「昭和」を偲ぶにはもってこいの車両と言えるかも知れません。というわけで、1~2両でも良いので、グリーンとベージュの旧塗装(デオ700系列は未経験)になってくれないかなぁ……と (^^;)。

伊勢の細道2013 (付) 伊賀の桃色忍者

2013-12-25 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 近鉄で名阪間を移動する際に通る伊賀という土地柄は、ヨソ者から見て何とも不思議な雰囲気を湛えているように思います。四方八方をなだらかな山に囲まれた中にポッカリ広々とした盆地が広がり、その美しい緑の風景の中を雲が低く流れるという幻想的な風景、そして忍者の里であることもさることながら、とにかくここは中部地方なのか関西地方なのかさっぱり分からないという点も不思議ではあります (^^;)。一応ここは旧国名上では伊勢ではなく伊賀として独立しているわけですが、江戸時代以後津藩の所領に加えられて事実上伊勢と一体となり、だからこそ今日でも三重県の一部分となっています。しかし、名張界隈は見事に大阪圏のベッドタウンとなっており、辛うじて名張まで急行20分間隔ゾーンとなっていることからして、ここはどう見ても関西の一部分……。一体どっちやねん! (笑)
 というわけで、そんな伊賀国の本質は、まさに地理認識上のからくり忍者屋敷らしさ (^^;) にあると思われるわけですが、そんな土地柄を走る電車が何と近鉄系ではなく東急1000系の天下になってしまったということで、ますます地理的忍者屋敷度に拍車がかかっているように思われる今日この頃 (^^;;)。そこで、今回の伊勢ナローゲージツアーにあたっては、一応伊勢国と連続したところを走り、しかも標準軌に比べればナローでもある伊賀鉄道を、東急ファンの超はしくれとして久々に訪れた次第です (汗)。



 東急1000系改め伊賀鉄道200系は、周知の通り現在全てラッピングとなっており、このうち1000系標準顔の青忍者201Fにつきましては既に登場直後の麗姿を撮っておりますので、出来れば中央貫通顔の桃色忍者202Fを撮りたいと思っておりました。まぁ勿論、貫通顔風新設非貫通顔の203F以後でも良いのですが、「ふくにん」編成は避けたい……。とはいえ、伊賀神戸界隈での滞在時間はちょうど1時間しかないため、何が来るかはまさにギャンブル (もっと余裕のあるプランを組めよ……と ^^;)。特急下車後目の前に停車中であったのは、某コンサルの忍者ラッピングとなった203Fであり、これは後でILに乗る直前にも上野市から折り返してやって来るということで、まずは比土まで203Fに乗り (伊賀神戸から比土まで歩いてもすぐですが、一応お布施……)、途中で交換してやって来るもう1編成は果たして何が来るか……とドキドキハラハラしていたところ、何とお目当ての桃色忍者♪♪ 真正面からドカーンと超望遠を効かして、秋色深まり行く風景を行く姿を激写したのでした……! そのまま伊賀神戸まで乗り、折り返しを後追いした際には、速すぎてビミョーな位置でシャッターを切ってしまいましたが (思い切りトリミング ^^;)、まぁまたいずれゆっくりと来い、ということなのでしょう (汗)。
 こんな感じで3年10ヶ月ぶりで伊賀鉄道を撮った次第ですが、そういえば大きな変化がありました……。車両の東急化により、大規模検査は別台車を履かせて五位堂で……ということはなくなり、近鉄との渡り線は完全に不要になったため、渡り線があったスペースには車椅子用の非常に緩いスロープが設けられ、この結果大阪線宇治山田方面ホームからの編成写真がキメにくくなりました (編成のケツにスロープと柵がかかる)。まぁそもそも訪問日は、期せずして雨後のドピーカンとなり、大阪線ホーム屋根の影が車体にかかって撮りようもなかったのですが (苦笑)。

西武新101系の楽園となった近江鉄道彦根構内

2013-08-08 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 彦根駅ホーム側でデビュー間もない近江900系の夢のようなひとときを撮影した後は、たまたま運良く近江鉄道ミュージアムの開館日に当たっていたことから、東口に回って久々に参観してみることにしました。勿論、ここの保存機はED14といいED31といい、阪和ロコ1001といい、どれも貴重なもの揃いではありますが、今回は一応それらは第一目的ではなく (汗)……やはり最大のお目当ては改造を控え当面放置された状態の西武新101系です♪ 
 今年の早春までに (?) 近江に甲種輸送されて来た西武新101系は、401系のときとは異なり、改造開始まで高宮に放置とはならず全て彦根に留置されておりますが、すると一部の車両についてはもしミュージアムのスペースに並べなければ、営業用車両の留置スペースに支障してしまうことにもなります。というわけで、西武の武蔵丘・南入曽イベントでもないのに、これほどまで間近で新101系を撮影しまくり♪ しかも、如何なる柵もロープもありません♪♪



 そして……ミュージアム開館日の特権として、ミュージアムの外側に留置されている車両も1枚目のような要領で撮影することが可能です! しかも最高にラッキーなことに、撮影中には入換中の901Fとの並びが実現!! v(^O^)v このカットは、901Fの彦根入庫入換という機会と月1度のミュージアム開館が重ならないと撮影出来ないわけで、しかも901Fはこの後庫内の一番奥に引っ込んで昼寝となりましたので、本当に本当に奇跡的な一瞬だったのでありました……! こういう偶然の濃厚さがやめられないからこそ、もと彦根魔境、もとい近江鉄道ミュージアムの訪問はやめられません (^-^)。
 ちなみに、先月の開館日時点における西武新101系留置状況は以下の通りです。(何とも分かりづらい図で大変恐縮です ^^;)

【←大阪 東京→】             庫内に改造中2両 (車番不明)
 800形2両   1309=309=310=1310      281=282
-----------------------------------------柵 ↓ミュージアム
        1303=303=304
            貨車2両
  221     301-3=301-4=1304
新101系2両 (車番調べ忘れ)

近江鉄道900系・登場HM姿で彦根の宴

2013-07-31 00:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 先日の近江鉄道訪問にあたって、最大のお目当てであった西武新101系改め900形は午前10時台で車庫に引っ込んでしまいましたが、禍転じて福と成すという言葉の通りに、彦根では夢のような光景が展開しました♪ 何と……正面レオマークが白一色となっているモハ226が出庫のために構内を動き、901Fと見事に並んだという……(*^^*)。



 しかもこの日はラッキーなことに、さほど間髪をおかずして701F「あかね号」との並びも見られました (^O^)v 220形にせよ「あかね号」にせよ、今後も901Fの営業運転中に並びを目にすることが出来ることは言うまでもないでしょうが、全列車の運用が事前に明らかにされるわけではない以上、遠来の者がこうして首尾良く一番撮りたい車両どうしの並びを立て続けに撮影出来るというのは奇跡としか言い様がありません☆ ドピーカンな午前中のことですので、ライティングは相当難しいものがありましたが、相当程度レタッチで補正して結構キレイな (?) 画面になるというのも、デジタル画像技術様々といった感じですね……。