地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

引退迫る上信153編成 (元西武801系)

2017-12-08 00:03:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 今年も早いもので、あっという間に師走ですね……。
 そこで一昨日は、いつもお世話になっておりますスラブ圏Loveなフォトグラファーの「きえふにいさん」様と、極めてささやかながらもロシア革命100周年を祝いつつ (否、こんな大失敗の社会実験なんて目出度くも何ともないって ^^;)、都内某所のジョージア・ロシア料理店にてプチ忘年会を開催しました。この店は二度目ですが、とりわけジョージア・赤ワインとチーズ入りのアツアツな揚げパン (?) が激しく美味く (^o^)、日本に居ながらにしてカフカースのキナ臭い、いやいや雄大な自然を吹き抜ける風の匂いを楽しむかのような心地がしました。まずは取り急ぎ、そんな激濃なひとときをご一緒して下さったきえふにいさん様には、心よりお礼申し上げます!



 そんな、他の人なら誰もがドン引きな小宴における話題の中心は、フィルムの無残な没落やミラーレスの日の出の勢い等々といった写真産業の過去・現在・未来であったり、あるいは私が最近猫を飼い始めたことと関連した猫の話題であったり (きえふにいさん様の御連れ合いの御実家にも猫がいて、撮影は手慣れたもの?だとか)、さらには金満 (?) ロシアの日本好き好き現象や日本観光旅行事情であったり……というわけで、鉄ヲタ度は相当薄い宴ではありました。しかしそういえば……東武でC11が故障したり、大井川でE31が牽引したりすればヲタが殺到するというのに、秩父でC58が故障してEL代走になるとたちまち煙爺をはじめとしたカメヲタが寄りつかなくなるのはどういうこっちゃ?という話題もありました (汗)。そこから更に「そういえば秩父1000系は良かったよなぁ〜。今やついに関西でも103系の命脈が尽きつつあるわけだが、ほんの数年前まで現役を続けていた101系改め秩父1000系はやっぱり凄い。MT46マンセー! というわけで、MT46と同等の技術で今も走っている西武401・701・801系地方譲渡車マンセー!」ということになり、ついに閉店時刻となったのでした (何故万歳の読み方がウリナラなのか?……笑)。
 そこで、そんな宴の一夜を記念しまして、去る8月の上信ビール電車参戦時に撮影した上信153Fの画像を貼っておきます。この編成はこれまで散々「折角の貴重な801系の生き残りだというのに、シマウマ模様が鬱……」と思っておりましたが、今後続々と進む107系のデビューと入れ替わりで廃車となることが明らかですので、そんな交代劇が明らかになる前の誰も撮っていないタイミングで下仁田での記録を済ませることが出来たのは何よりでした。

引退迫る上信151編成 (元西武401系)

2017-09-07 12:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 昨晩は、いつもお世話になっております「きえふにいさん」様と、ごく稀にディープでクセがありすぎるエスニック料理を賞味する小宴を、都内某所の延辺料理店にて開催致しました。延辺とはすなわち、北朝鮮に隣接した中国の東の果てでありまして、料理も料理で激濃な中国東北料理と朝鮮料理と新疆羊肉串がミックスされた、フツーの日本人の味覚ではなかなかついて行けないカヲスなところであります。しかも、北朝鮮のせいで世の中が相当騒がしくなっている中、こういう店でメシを食うことこそ、企画として終わってるのかタイムリーなのか……(^^;)。しかも、余りにも「うんめぇぇ~!」と勢いに乗って久しぶりにバカスカ暴飲暴食しまくったところ、いつの間にか結構なお勘定となっており、サービス券にかなり救われたわけですが、いや~、その直前はハードな仕事で空腹の極みでしたので、滅多になく痛快に逝ってしまいました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。そんな終わっている宴の結論はズバリ「ジオン公国は正しい。大地球連邦史観によってジオンの独立自主を目指す英雄的な闘いを意図的に醜悪に描く洗脳は問題だ。ガルマ様マンセー!キリッ!」とゆーことです (謎)。というわけで、ドン引きな味覚と会話にお付き合い頂いたきえふにいさん様には、かくもマニアック過ぎる企画にお付き合い頂き、心よりお礼申し上げます!




 もっとも、乾杯の際における最大の御題目は、先月上信ビール電車に乗ったばかりということもありますので、「107系上信譲渡マンセー!」であったことは言うまでもありません (笑)。いやはやまさか、先日眺めたばかりの、デキが佇む上信の車庫に、「あちら側」をいつも行き交っていた107系が押し込まれて来ようとは……。
 今般の107系譲渡は、地元紙の報道によりますと6編成12両とのことですので、このうち1編成が部品取り車なのか否かは当面注目を集めることになりそうですが、少なくとも5編成10両は就役し同数が廃車になると考えますと、明らかに古さを隠せなくなった元西武401系の151編成は今後、廃車の対象になるとみて間違いないでしょう。しかも元401系ということは……冷改・カルダン化前には釣掛であり、今やこのような下回り流用・ボディ新造方式で生き残ってきた他社の車両も極めて少なくなった中、こんな感じで現役でいるというのは本当に貴重なことです。まだ200形の非冷房車も健在ですので、この編成が真っ先に廃車になるとは余り思えませんが、乗って撮って味わうことが出来る時間は既に限られてしまったことは事実。それだけに、ビール電車の「休み時間」にこんな感じで撮影出来たのは本当にラッキーでした♪

上信ビール電車乗車ついで・上信デキ1

2017-08-20 13:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 昨日は、毎年お盆明け恒例となりつつある上信のビール&ジャズ電車が運行されまして、私もいつもお世話になっております「あまのじゃく」様のお声がけのもと、底辺低偏差値撮り鉄集団「あまのじゃく軍団」の一員として乗って参りました。予報とは裏腹に、午前中から昼過ぎにかけての群馬県内は猛烈な蒸し暑さとなった中、ビールは猛烈な勢いで減って行き、しかも事実上のお約束である社長プレゼントのモツ串揚げ差し入れに参加者一同はご満悦となったことは言うまでもありません☆
 そして特筆すべきは、毎年の余りの人気ゆえ、募集開始を手ぐすね引いて待ち構えていた固定客の世界となりつつあることです (^^;)。というわけで、昨年も乗っていた方々から声をかけられました (尾根遺産、記憶力良いなぁ……私は覚えてなくてスマン ^^;)。そして、勝手知ったる客ばかりだけですので、往路の馬庭~吉井あたりからは車内のムードが早くも最高潮に……。軍団最年少の江ノ電ヲタI君が、昨年と同様にナイスなマダム方のおもちゃにされていたほか、交換待ち時のJCとの楽しいふれ合い、そして「これがグンマ的ノリか……」と驚く濃いぃ一幕など、恐ろしくカッ飛んだ道中となったのでありました (爆)。
 というわけで、毎年このような企画を催して下さる上信電鉄の関係者の皆様、そして幹事役のあまのじゃく様以下、ご参加の軍団の皆様、ならびにすっかり常連化した (?) 他のご乗客の皆様には心よりお礼申し上げます!



 今回のビール電車は、ぐんまちゃんラッピングが施された501編成が充当されましたが、毎年元西武新101系が任に当たるのは要するに、ヘロい軌道でも揺れが最も少なく、クーラーがあり、収容能力も大きいという理由なのでしょう。個人的には、やはり空気バネである1000形や6000形 (後者は最近ロングシート化) が入らないものかと思うのですが……。逆に、もし激揺れの150形 (元西武701系の系譜) が、噂される近い将来の引退を控えた一種のはなむけとしてビール電車に充当されるとしたら……揺れまくって車内ビール掛け大会になることは間違いないでしょう (^^;)。
 そこで、今年のビール電車を務めた501編成の画像を……と思ったのですが、しまった! 上州富岡や下仁田での停車中にこの編成を撮るのを忘れた!! 定期列車に充当されていた他の編成を撮るのにうつつをぬかしてしまいました……(でも、ぐんまちゃんラッピングですし、まいっか ^_^;;)。
 その代わりに、デキ1の最新の状況をアップすることにしましょう。ビール電車参加者の特権として、堂々と本社前駐車場や業務用連絡通路に立ち入ることが出来るという貴重な機会に合わせ (?)、非常に撮りやすいかたちでデキ1・3が留置されていましたので……(通常は関係者以外立入禁止ですので、決して立ち入りませんよう)。周知の通り、上信デキ1は車齢93年という長寿ぶりがメーカーのシーメンスからも注目され、去る7月にはシーメンス本社からも感謝状が贈呈されたほどですが、その後デキ3デキ1 (thanks to きえふにいさん様) が出火してしまい、多くのヲタが先行きを憂慮するところとなっていました。しかし今回、デキ1は見たところ補修を加えられ、非常に美しい姿を取り戻していました♪ 願わくば今後、デキの補修に必要な部材の確保にあたってシーメンス社の協力が得られ、未来永劫上信のシンボルであり続けますよう……。

上信のシブい役者2016 (3) 切妻151F

2016-12-29 00:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 ここのところ、中山道を歩く旅の途中で出会った鉄道車両を断続的にアップしているところですが (徒歩鉄という新ジャンル開眼? ^^;)、そういえば上信が高崎駅を発車して最初に通過する踏切である中山道踏切を渡った際に、上手い具合にやって来てくれたのが……元西武401系の151F! (実際には10分以上踏切で粘りましたけど ^^;;;) そのときの姿は↓をクリックして頂ければ表示されますが、「ググッとぐんま」キャンペーンに協賛する「うまへた」なステッカーHMが付いている反面、余りにもドピーカンなトップライトなのがイマイチでした。というわけで、去る8月に「あまのじゃく軍団」の一員として参戦した上信ビール電車の下仁田での折返し休憩中に撮影したカットを引っ張り出してみました。



 上信151Fは、西武401系の貴重な生き残りにして、長年にわたる上信の主力として大活躍を続けてきたものですが、とりわけ最近は1000系に端を発する上信標準塗装 (緑バージョン) を纏っており、乗って良し、撮って良しという嬉しい存在となっています。しかし、元々上信のオリジナル車 (250・6000形) と比べるとボロさが目立つのはどうしても否めず、しかも西武新101系や完全新造車7000系の導入以来、西武701系をベースとした下回りと車内のいずれも、相当ヤバいレベルになりつつあるのかもな……と思います。
 そこで、そう遠くない将来に、7000系の追加投入 (予算面であり得るのか?) や他社からの購入によって、この編成を含む上信150形が果たしてどうなるのやら、そろそろ懸念するべき頃合いとなりつつあるような気がします。では、他社から購入する場合、その車種は一体どうなるのか……? 妄想するうちが華というものかも知れませんが、すぐ脇を走る107系の車体を活かし、下回りをごっそりと入れ替えたシロモノとか、結構上信には使い勝手が良さそうではないか?と予想しているのですが……。




小湊鐵道の老雄キハ200が行く (2016.9)

2016-10-09 00:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 余りにも蒸し暑すぎ、天気が悪すぎた今年の夏も、今日明日あたりの雨を最後にようやく区切りとなり、爽やかな秋、紅葉の秋がやって来ますね……。これから12月上旬まで、各地の紅葉狩りの名所が大いに賑わうことでしょう。
 そこで、紅葉と聞いて思い出すのが、それに伴う風物詩とも言える小湊鐵道の長大編成。里見での交換設備が復活する前は、本数が思い切り限られる中でも養老渓谷へ殺到するハイカーを捌かなければならないということで、私などは確か5連を経験した記憶があるのですが、里見復活後は本数がやや増え、増結も3~4連程度となったかと記憶しています。しかしこのたび、トロッコの運転で定期列車の本数に再び制約が生じることになりましたので、紅葉ハイシーズンの11月下旬から12月頭にかけては長大編成が実現するのでしょうか?



 そんな小湊鐵道、先月かな~り久しぶりに乗ったのですが、里山トロッコも良いけど、やはり車齢40数年以上のキハ200が、まさに国鉄キハ20のオールロングバージョンというテイストで未だ現役!というのはシビれますね~♪ しかも、途中の無人駅から乗る場合には、未だに短冊式の補充券が発売され、「重みのある」長い券面を掌に載せて思わず惚れ惚れとしてしまったのでした (笑)。
 しかし、とにもかくにもキハ200は登場以来約半世紀。小湊鐵道は以前よりも本数を減らし、余った状態の悪い車両は休車扱いとして部品取りに回すなど、あの手この手で延命を図っているように思われます。それでも、どれほど状態の良い車両にしても、半世紀を超えればいい加減かなりガタガタなはず……。そこで個人的には、数年以内に車両置き換えが表面化するのではないかと予想しているのですが、それがJREで余るキハ40になるのか、普通の軽快気動車になるのか、鹿島臨海と同様に関鉄キハ5000のライセンス生産となるのか、はたまたいすみのように国鉄キハ20・小湊キハ200に近似のデザインの車両を特注するのか……。こんなことを妄想するヒマがあるなら、まさに現状をこそ味わい尽くしておくべきなのですが、さてどうなることやら……。