先月発売のRP誌掲載・名鉄車両事情をさらに細かく読んでみますと、名鉄は2009年度に5000系を24両用意したのを最後に、2014年度までしばらく瀬戸線4000系の新造に集中していたものの、何といつの間にか瀬戸線が4000系でほぼ統一されてしまい (+当面喜多山駅周辺高架化工事に伴う所要編成増で3300系1編成も)、昨年度からようやく久しぶりに本線系の車両置き換えが再開されたのだとか。何とも極端な話ですが……それだけ瀬戸線がドル箱で、栄直結の住宅街として開発が未だ進行中ということなのでしょう。ともあれ、ようやく昨年度から汎用車の新造を再開したといっても、2008年度までと同じ3150/3300系であり、全くモデルチェンジした新車ではないというのは些かヘンな話ですが、それだけ3150/3300系の完成度が高いのかも知れません。
そんな3300系、去る7月に某有名撮影地駅にて構えていたところ、何と目の前で離合……。島式ホームの先端が余り広くないため、結構コワいと申しますか、余りにもダイナミックな一瞬であったのですが、本数が決して多いとは言えない3300系の新旧カラーが目の前でブッチギリの離合を繰り広げる光景は、これはこれで記録として余りにも良すぎるものがあります (笑)。
しかしまぁ、こうして並べてみますと、イメチェン車が如何に名鉄っぽく、登場時姿が如何に味気なく名鉄っぽくないか、激しく痛感せずにはいられません……(^^;)。特急「北アルプス」を除いて全車両が赤く、特急専用編成のみ白帯が入っていた1980年代前半に初めて名鉄を訪れた私にとって、やはり名鉄と言えばスカーレット! 京急の最新1600/1800番台がラッピングで赤白ツートンになったのもそうですが、やはり名鉄とあらばスカーレットで攻めてきて欲しいものです☆