本日の『神奈川新聞』及びそのネット版『カナロコ』には、米軍上瀬谷通信施設跡地の再開発に賭ける相鉄の野望、という趣旨の記事が掲載されています。曰く、定期券収入の比率が高く、ラッシュ時に圧倒的に一方向輸送な相鉄にとって、空いている電車を如何に客で満たすかは積年の課題であり、JR直通・東急直通で都内への足がかりを得る相鉄にとっての次の目玉は、都内から人を引っ張ってくるための上瀬谷の再開発であるところ、既に内々の合意を取り付けたTDL・USJ級巨大テーマパークの誘致は、ここに来て武漢由来のウイルス問題で相鉄も巨額の赤字を免れなかったこともあり、宙に浮いたのだとか……。
というわけで、既に横浜市がゴーサインを出した新交通システムとの整合性はどうなるのかという問題が生じているわけですが、それでも相鉄はテーマパークの誘致を諦めておらず、横浜市も巨大な土地の再開発を進めて利益を挙げたいのでしょう。
しかし個人的には、今や都内及び神奈川県において、これほど大自然の中の大草原感あふれる巨大な土地が残されているのは最早上瀬谷しかないのですから、武漢由来のウイルス問題でなかなか海外にも出かけられなくなっているこのご時世、そして自粛生活の中で緑とのふれあいを求める気運が高まっているこのご時世だからこそ、ドドーンと広がる緑を活かした都市公園にして、それで集客を図ってほしいものだと思います。谷戸を活かしたこどもの国の大草原バージョンという感じの……。そして、アクセスルートも新交通システムよりは、海軍道路に線路を敷いたLRTみたいなのがちょうど良いですね (弾薬庫引込線を戦後道路に変えたことで生まれた海軍道路に再びレールが)。あ〜、でも、それだとテーマパークほどには客が乗らないってか……?
とまあいろいろありますが、とにかくも東急乗り入れの重責を担うべく、20000系の大量増備が始まっています。今年度中には6本が新造されて計7本となるようですから、これはあっという間に新7000系全編成現役時と同レベルの勢力になるということで、特に狙わなくても少々 (?) 待てば20000系に乗れる日も近いでしょう。
そして個人的には……ポポンではなくマイクロから20000系が競作で出ないかなぁと待望し続けております。