地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

創立90周年の長電車両 (7) 2000系A編成

2010-11-23 00:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 長野電鉄公式HPによりますと、JREから長野電鉄に譲渡される253系の愛称が、志賀高原の名所・地獄谷に集まる猿にちなんで「スノーモンキー」に決まったそうですが、まぁ言われてみれば253系のあの顔や塗り分けは猿に似ていなくもないでしょう。と申しますか……長電はどうやら従来の塗装を成田エクスプレスのロゴのみを消してそのまま踏襲する気は満々のようですね……公式HPのイメージ画像を見る限りでは (汗)。まぁOER10000形もレッドの色調を多少変えただけで現1000系「ゆけむり」となっていますので、同じく東急車輌を出場するあかつきには多少色合いを変えるのでしょうか? あと形式名は……1000系に続けて2000系とすると、現在も残る伝統の2000系と車番が重複する可能性があるようにも思われるのですが、あるいは一気に5000・7000・9000系といった、現在使われていないキレの良い数字を割り振るのでしょうか?



 いずれにせよ、かねてから分かりきっていた2000系の引退……これで完全に先が見えて惜別の情が一層募ります。とくにA編成は既に車齢半世紀をゆうに過ぎ、選定そのものが廃止されて久しい鉄道友の会エバーグリーン賞の基準に堂々匹敵するような気がします。エバーグリーン賞は昭和20年代までの半鋼製釣掛式電車及びそれらと同世代の車両を主に念頭において設定されていたようですが、今やこれほどステンレス製VVVF車が隆盛し、DCもハイブリッドへ移行しつつある世の中にあっては、この手の初期カルダン駆動車も堂々たる産業遺産として顕彰するべき時代になっていると思われますので……。
 というわけで、廃車後も何らかのかたちで保存されることを切に望みますが、小布施駅側線の保存車のような悪い状態では悲しすぎますので、モハ2001の1両だけでも庫内保存→折に触れて須坂駅構内側線に展示、というかたちにならないものかと期待しています。いやその前に、まずは間近に迫った最後の雪の季節を無事故で乗り越え、有終の美を飾って欲しい……と願うばかりです。あ、引退に合わせて発売される茶色A編成の鉄コレは、もちろん近所の模型屋にて予約しました (^_^)。

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