さあ、いよいよあす(5日)、第171通常国会召集です。お正月はゆっくり読書を楽しめました。私は政権交代ブロガー民間人ですさんと同様に「孫子」を愛読しています。民主党が兵糧攻めに耐えるだけでなく、反転攻勢、自民党を“逆兵糧攻め”にできないか?『孫子』をパラパラしながら思案していたら、ひらめきました。
国民が民主党へ「人力献金」し、自民党を兵糧攻めにする
「人力献金(じんりきけんきん)」は私の造語です。
「孫子」の第4章「軍形編」は次のように記述しています。現代風に解釈すると次のような意味です。
「孫子はいう。戦いが上手な人は、まず身内を固めて、だれにも負けない体勢を整えた上で、敵が弱点を出して、だれでも(敵に)勝てる状況になるのを待った。だれにも負けない態勢を作るのは身内のことだが、だれでも勝てる状況を作るのは敵側のことだ」
以上は当ブログの翻訳。
守屋洋さんは「敵が弱点をだして、だれでも勝てる状況になるのを待つ」ことを
「敵のくずれを待つ」と翻訳しています。
兵糧攻めに関しては、自民党も選挙事務所を設けて、ヒーヒー言っているようです。和歌山市内の内閣府副大臣の選挙事務所前を通った人がブログで、「解散が先送りになりましのたで、選挙事務所にはたくさんの人がいるのに、暇そうにしていた」と書いていました。
民主党総支部は「留守番の人がいて、(他の人は事務所の外で)忙しそうにしていた」という状況ですが、
自民党総支部は「たくさん人がいて、(事務所の中で)暇そうにしていた」という状況のようです。
民主党の世論調査で、全国トップの予測得票率になっている総支部長のホームページには次のような記載があります。(引用はじめ)
現在地元での下記の活動にご参加いただけるボランティアを募集しております。ご関心いただける方は、メール又お電話にてご連絡ください。
○郵便物発送作業
〇電話がけ
〇ビラ配り
〇ポスター貼り
活動場所:選挙区内
(引用おわり)
この総支部長は世界的な食品メーカー社長から政治献金があり、経団連との懇談会も持っていますが、デモクラシーの基本をしっかり整えるという考えでしょう。このようなボランティア(人力献金)をお願いしています。
枝野幸男さんも、ホームページで、「ボランティアのご案内」を載せ、登録をお願いしています。
○ポスティング 枝野さんの「国会レポート」を各戸に配布するポスティングボランティア。年5~7回お願いの連絡をしているそうです。「その時々の事情にあわせて協力をお願いしています」。
○室内作業 発送作業の際の宛名添付や封詰めをはじめとした事務所内での作業ボランティアで、「ボランティア向けメルマガ」で日時を紹介します。
このように、ボランティア=人力(じんりき)献金で、民主党総支部長の背中を押せば、結果として、自民党を逆兵糧攻めにすることになります。
なお私の経験から2つだけ「べからず」を言わせてください。
①事務所では、総支部スタッフの指示に従ってください。「お茶でもどうぞ」と言われれば、お茶を飲んで、菓子をつまんでください。そうやって、雑談しながら待機するのも一種の作戦会議です。「何か手伝わなきゃ」と思って、目の前にあるビラを折り始めると、そのビラは「折らずに新聞オリコミに回すビラ合計300枚」だったりしてパニックになる場合もあります。大丈夫です、すぐに慣れますから。
②嫁探し婿探しはやめてください。選挙事務所というのは社会の縮図ですから、きれいな女性、しっかりした男性、老若男女が入り交じります。だからと言って、ナンパをしたり、「○○さんと○○ちゃんをくっつけちゃいましょう」というお節介をすると、陣営内に疑心暗鬼が生まれます。出会いの場が少ない昨今。ですが、大丈夫です。政権交代すれば、今よりは結婚しやすい世の中になりますから。
◇
新人総支部長の事務所でも人力献金がすでに力を発揮しています。2週間前の民主党ニュースは、こう伝えています。(引用はじめ)
小沢一郎代表は20日午前、群馬県前橋市内の宮崎タケシ・群馬県第1区総支部長の事務所を訪問し、事務所内にいたスタッフを政権交代に向けて一緒に頑張ろうと激励。訪問後は記者団からの質問に答えた。
訪問の感想を聞かれた小沢代表は、「この事務所は、ボランティアの方たちなどスタッフが大勢いる活気のある状況だ。この群馬県1区は大変厳しくそう簡単ではないが、着実に支援の輪が広がっていると見ている」として、民主党は充分戦えるとの感想を語った。(引用おわり)
ということで、写真をみるとずいぶん多くの方がいらっしゃいます。
写真でみると、土曜日の午前、12人以上の方がいらっしゃいます。
元上毛新聞記者の宮崎タケシ総支部長はこの数日前、「小沢代表が群馬1区に抜き打ち検査に来てくれないのはなぜか?」を取材しました。小沢代表が20都道府県以上を訪問しているのに、群馬に来ないのは、「群馬1区は情勢が良くないと見捨てられたのではないか」との心配が支持者の方から寄せられていたからです。ところが、その週の土曜日午前に小沢代表が抜き打ち検査に来てくれ、ほっと胸をなで下ろしたようです。
というわけで、人力献金で自民党を逆兵糧攻めにすれば、10月まで総選挙を引き伸ばしても勝てます。あるいは逆兵糧攻めに耐えかねた自民党総裁の麻生首相が解散せざるをえなくなるかもしれません。
「敵のくずれを待つ」ということは守備をしっかりやる、ということです。
あすから150日間、いつでも解散勅書を読み上げる本会議があります。主権者みんなで民主党総支部長の背中を押せば、必ず自民党&官僚に勝てます。
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