1月になってから、街がますます殺伐としてきたようです。マネーなしの低血圧消費不況で、みんな疑心暗鬼に思えます。
自民党国対は民主党国対に対して「並行審議」「つなぎ法案」と次々とチンピラまがいの因縁を付けてきます。
とりあえず来週の大政局は回避。
26日(月曜日)に第2次補正予算案が採決。予算の野党(政権準備政党)修正案が可決するという、参院史上(戦後)初の歴史的な日になります。
最終的には同日中に政府案が成立します。
27日(火曜日)に麻生首相の施政方針演説など4演説が衆参両院の本会議で開かれます。
昨年の第169通常国会(ガソリン国会)の施政方針演説は1月18日、総予算の衆院通過(強行採決)は2月29日です。
ことしは施政方針演説の時点で9日間も審議入りが遅れました。第2次補正を昨年中に出さなかったことで、麻生自民党は自らの首をしめている格好です。
とはいえ、総選挙は遅ければ10月19日。憲法54条などから計算すると、第45回総選挙は10月19日(月)まで引き延ばせます。公選法などに投票日の曜日の定めはありませんから、焦った自民党・公明党が月曜投票の奇策に出ても不思議ではありません。
日曜日ならば、10月18日がリミットになります。長いですね。
ここで18日の民主党大会で2009年活動方針に関する鳩山幹事長のスピーチ。分かりやすく3つに要約しましたが、これを「鳩山3原則」と名付け、共有したら、余裕が出てくると思います。
〈鳩山3原則〉
① 国会の論戦が主戦場である
② 総選挙に勝利して政権交代を実現する
③ 政権交代に満足せず、マニフェストを確実に実行していく
23日付読売新聞4面のインタビューで渡部恒三・最高顧問は、政権交代について「もう時間の問題だ。あとは慌てない、焦らないことだ。ゆっくり寄り切ればいい。無理に衆院解散に追い込もうとする必要はない。(任期満了までいっても)党内が一致していれば、必ず政権交代は果たせる」と述べています。
恒三さんは中堅・若手議員から絶大な人望があります。ただ、後から振り返ると、恒三さんは甘い所があります。やはり、細川・羽田内閣のときに、河野自民党を二大政党制における健全野党と考えていたふしがあり、結果として、村山闇討ち内閣に政権を奪われました。自民党がインチキ政党であることは歴史が証明しています。ですから私は恒三インタビューの「ゆっくり寄り切ればいい。」という部分だけ賛同します。
埼玉9区(元職)の五十嵐文彦さんのブログには次のような記述がありました。
2009.01.22 Thursday
このところ、来客と相談事が目に見えて増えてきました。世の中が不安定、流動的になってきた反映なのかもしれません。しかし、1人で悩む、1人で調べるより、誰かと相談する、話し合う方が健全です。出来る限りお手伝いいたします。ただ、ご自分に都合の悪い事実を隠して、都合の良いことだけを話される方が時々おられますが、率直にお話していただきたいと思います。
五十嵐さんは、時事通信、衆院議員を通じて金融に強いということも関係しているのでしょう。また五十嵐さんは「A+」という高い情勢分析になっています。元職には、たるんでいる総支部長が多いようで憤慨しておりますが、五十嵐さんは例外のようです。
「市民相談、お気軽に」「区民相談会、○月×日開催します」という看板、ビラ、ポスターを見かけます。日本共産党、公明党の自治体議員に多いです。このような地道な活動が両党の組織の足腰をつくってきたことは間違いありません。
多くの新人総支部長が「これだけ日常活動ができるのは今しかない」と語り、政治人生最大のかき入れ時と認識して、地元をかけずり回っています。
とはいえ、相談というのは、信頼できる人間にしかしません。「難しい政策を訴えっている人だ」というより「毎週月曜日の朝に駅前に立っている人だ」という方が、信頼につながります。政策を訴えるより、政策を聞きたいと思ってもらえる人になる。それが政治家になることであり、選挙です。
冬来たりなば春遠からじ。
厳冬に耐えて忍んで政権交代。
いつの日か、この冬の思い出をゆっくり語り合いたいですね。
日本でもサラリーマン、公務員を“奴隷”から解放しましょう!
と本気(マジ)で考えております。そのためには・・・政権交代しかありません。
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