【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

山口さん「過去に触れられたくないから未来なんて言っている」と小沢一郎を批判 新進党解党15年目の師走

2012年12月08日 19時00分46秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

 新進党解党から15年目の師走となった第46回衆院選で、山口那津男公明党代表が、太田昭宏前代表を応援しました。東京12区(北区全域と足立区の一部)は、第41回衆院選で自民党公認候補と新進党公認候補の当選確実が出るのが、全国300小選挙区で最も遅く、自民党が28・4%、新進党が27・9%とわずか0・5ポイント差で決着がついていらい毎回激戦となってきました。しかし、今回は太田さんの他には、日本未来の党の前職青木愛さん、日本共産党の新人池内沙織さん、幸福実現党の服部聖巳さんの4人で、二大政党がともに公認候補を立てていないことから、一転して無風区となっています。

 第41回衆院選では新進党公認で東京17区で自民党新人の平沢勝栄さんと激突し苦杯をなめた山口那津男さんと、比例東京ブロック単独2位にまわり当選した太田昭宏さんですが、その後、ともに公明党党首を担うまでになりました。

 山口代表は太田候補を2012年12月7日(金)、応援演説し、「過去に触れられたくないから、『未来』なんて言っている」と批判し、15年前の師走に、旧公明党・創価学会のお金を持ち逃げした小沢一郎新進党党首を皮肉りました。そのうえで、比例名簿の提出で混乱したことに触れて、「こんなことでスタートから失敗する政党では、未来は暗くなる」と徹底的に批判しました。

 争点が見えない選挙と言われます。二大政党選挙率は第45回衆院選の直後は88%でしたが、解散時には73%に減りました。これは一方的に民主党のせいですから、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、情勢調査では、第46回衆院選での獲得議席予想では、71%にまで落ちてしまいます。しかし、これでは決められない政治は続きます。もちろん、旧自民党と連合、創価学会の新進党と、地方議員・各種団体の自民党なら、もっと安定してスイングする二大政党政治が実現し、私たちの生活はもっと楽な現状だったでしょう。それを壊しのは誰か。それは小沢一郎氏です。この選挙は小沢一郎氏を倒すのが最大の歴史的使命であることは言うまでもありません。

 どうか、自民党の前職・元職・新人を評価するのは良いのですが、なんとか民主党に100議席以上を与えてください。郵政選挙の小選挙区52勝が一つの目安となりますが、比例が厳しいので、なんとか80勝させてもらわないと、政党交付金・議員歳費・公設秘書などで「次の次」の芽が残りません。公示後の電話には規制がありませんから、全国どこでも民主党の激戦区に電話してください。あすは日曜日です。お願いします。メール、手紙は長距離でも料金が同じですが、文書違反になるからできません。電話です。チャットはどうなのかな、分かりません。電話でしたら具体的に「○○候補に投票してください。期日前投票にも行ってね。ご近所にも働きかけてください」とハッキリ投票依頼をして大丈夫です。久しぶりに故郷の気になる人に電話するチャンスでもあります。我が党公認候補はシャープで、力のある候補です。悪いのは小沢一郎氏です。助けてください。お願いします。足腰強く踏ん張っていると思います。あすは唯一の選挙サンデーですから、踏ん張っていると確認したら、電話してください。お願いします。

 新進党15年目でやってきた忠臣蔵。

 石破さんら自民党、山口公明党、野田民主党が力を合わせて、47士が乗り込みましょう。

 小沢・吉良上野介・一郎を倒すときです。

 民自公3党の総力を結集して、

 今度こそ、小沢一郎の息の根を止めましょう。