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宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

桂宮宜仁親王殿下ご薨去 次の人生では、世界を飛び回ってほしい

2014年06月08日 11時56分25秒 | その他

 ご皇位継承順位6位であらせられた、桂宮宜仁親王殿下(かつらのみやよしひとしんのうでんか)がさきほど、東大病院でご薨去あさばされたとの報にふれました。66歳。これでなおもご健在の、三笠宮崇仁親王殿下と三笠崇仁親王妃百合子殿下の男のお子様3人は、すべてお亡くなりになりました。

私はあえて、「桂宮さんのご冥福をお祈りします」と申し上げたいと存じます。

我々はご皇位継承順位1位に、東宮さま(皇太子殿下)、2位に、秋篠宮殿下、そして、国民の期待にプレッシャーひとつ感じずにすくすくとお健やかにご成長なする、秋篠宮悠仁親王殿下を3位として、見守ることができています。世界一幸せな国民といえましょう。

 さて、私の町内には、正岡子規の(全国にいくつかある)お墓(の一つ)があります。お母さんのお墓は右側にありますが、子規のそれよりもずっと小さい。

 明治三十五年、花見に出かけた母の留守番をする子規が病床で読んだ句です。

 母の花見に行き玉へるに
「たらちねの 花見の留守や 時計見る」

 子規の母への愛と、自由にならない体へのもどかしさを感じます。

 花見に出かける母を思い時計を見続ける。

 殿下もずっと時計を見続ける人生だったのでしょう。

 輪廻転生。次の人生では、桂宮さんは自由に空も飛べるスーパーマンになることでしょう。
 
 ただ、皇室典範(昭和24年法律134号)はこのままでいいのでしょうか。皇室典範第22条は「成年は18歳とする」とあり、日本国憲法改正手続きのための国民投票法案に先駆けて、すでに、18歳成人となっています。そして、第11条「年齢15歳以上の内親王、王および女王は、その意思に基づき、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる」12条「皇族女子は、天皇および皇族以外のものと婚姻したときは、皇族の身分を離れる」とあります。すなわち、愛子内親王殿下は平成28年(2016年)12月1日以降、ご自身の意思で皇室を離脱したり、一度ご結婚なすればただちに、皇族の身分から離れることになります。「愛子さん」という人生がこれでいいのか。平成28年には民主党が総理や内閣官房長官をやっているかもしれません。そのときになってから皇室典範を直すことになれば、これはもう、宮内庁の内務省系官僚(旧厚生省、警察庁、旧自治省出身者)の言いなりになります。私は野党時代に、しっかりと皇室典範の仕立て直しをしておくべきだと考えます。それでこそ、野党です。

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