【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也・古賀伸明コンビ「野党統一候補の連合応援は候補者次第」で一致、育休明けフジ秋元優里アナと再会

2014年10月06日 22時13分06秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]岡田克也・民主党代表代行と古賀伸明・連合会長、BSフジ「プライムニュース」、2014年10月6日(月)、テレビ画面から筆者(宮崎信行)撮影。

 岡田克也・民主党代表代行と古賀伸明・連合会長は2014年10月6日(月)のBSフジ「プライムニュース」に出演し、岡田さんが第47回衆院選の小選挙区の野党統一候補の調整をするものの、連合による選挙応援は、古賀会長ら連合幹部が候補者ごとに選んで行うことなどで一致した見解を示しました。

 古賀さんは、海江田新執行部について「人事の評価は私はしない。ただ、国民の信頼を取り戻すために党が一丸になってほしい」と語りました。

 岡田さんは、「先日の海江田民主党代表と江田憲司維新の党共同代表らの党首会談では、選挙協力の話は出なかった」としたうえで、岡田さんが小選挙区ごとに、自民党以外の野党議員について「国会での共闘を積み重ねたうえで、自民党にかわる選択肢を1つの選挙区に1人ずつ擁立したい」とし、「軽々に言えませんが、民主党がまったく譲りませんとは言いません」として、公認内定時に条件が付いていることをあかし、地域での活動実績や、調査に基づき、他の野党の現職を野党統一候補にする調整をしていくことを明言しました。

 古賀さんは「民主党の候補者であったとしても当然にして連合から応援してもらえるものではない」として、民主党にかかわらず、野党統一候補の連合応援は、「これまでもそうだが、候補者ごとに面接して、考えがあう人を連合が応援する」としました。2009年の総選挙では、「今だから言うが、民主党が政権交代するならば応援しようという考えで、候補者によっては考え方がちょっとどうかなという人も応援することに決めていた」とあかし、今後は、地域ごとにていねいに選ぶ考えをしめました。

 古賀さんは、連合傘下自治労と対立関係にある、大阪の維新については、「大阪は、今の状況なら応援できません」と断言しました。これに先立ち、岡田さんは「維新の党の内部(の現職国会議員)にも、民主党(の現職や公認内定者)と選挙区がバッティングしていたら残れない人はいっぱいいるから、維新の中でも考えを調整していってほしいと思います。他党のことだから、これ以上言いませんが」と述べました。

 岡田さんは最後に、パネルに「日本再生」と書きました。

 岡田さんは「民主党再生ではなく、日本再生のために民主党が再生することが大事だ。選択肢の無い政治はダメだ」とぶれない信念を貫きました。

 
[写真]フジテレビジョンの秋元優里岡田克也・民主党代表代行と古賀伸明・連合会長、BSフジ「プライムニュース」、2014年10月6日(月)、テレビ画面から筆者(宮崎信行)撮影。 

 プライムニュースは、担当が少し変わったようで、新しく秋元優里アナウンサーが、反町理・政治部編集委員(兼解説委員)とともに番組を進行。

 秋元アナウンサーは番組公式ウェブサイトで、抱負を次のように語っています。
 「産休、育休でおよそ一年、子育て中心の毎日を過ごしながら”保活”、”待機児童”、”職場復帰”など、身近な問題として考えさせられました。母になった今、再び『BSフジLIVE プライムニュース』を担当することとなり、とても楽しみです。私たち、そして子どもたちが暮らしやすい未来の“日本の形”について様々な角度からじっくり、皆様と考えていきたいと思います」

 秋元優里アナウンサーは2010年12月20日(月)に民主党ホールで開かれた与党・民主党の岡田克也幹事長の定例記者会見(司会=糸川正晃副幹事長)で、2回質疑しています。 

[民主党記者会見録から引用はじめ]

(前略)
【記者】先日、菅総理が「発信力」という言葉を口にされているが、今回の小沢さんの招致問題では小沢さんが政倫審出席拒否ということで手詰まり感があるが、今、国民に伝えたい、発信したいメッセージは何か。

【幹事長】この問題は、要するに疑惑を持たれた政治家が国会において説明をすべきであるという、非常に単純なことなんですね。よくメディアの皆さんは「権力闘争である」とか「ゴタゴタしている」と言われますが、われわれはそういうことを考えているわけではもちろんありません。とにかく、きちっと説明する、そのことを何とか実現したい、そう思って取り組んでいるところです。

(中略)

【記者】小沢元代表は政倫審の議決があっても出席しないと。つまり国会の方針に従わないとしている議員がいる民主党のガバナンスはどうなっているのか。

【幹事長】政倫審でお話をするということは、これはかなりのことですから、いろいろな議論はあり得るのだと思います。ただ、大変残念なことであると思います。これは代表も「ぜひ出てください」と言われたわけで、それを拒否されたことは非常に残念なことです。しかし、それが最終的なものなのかどうかということについて、私はまだ諦めてはおりません。

(後略)

[終わり]

 この2つの質疑は秋元アナウンサーが岡田さんにバシッとし聞いた質問。とくに政治という曖昧なルールの権力闘争になれきった私には、秋元アナウンサーが政党というものに対して「ガバナンス」という言葉を使ったことに大変新鮮に感じました。

 そして、このやりとりは、秋元アナウンサーの声も含めて、当夜2010年12月20日(月)のNHKニュース7で放送されました。記者会見内の情報はすべて共有しますから当然こととはいえ、フジテレビの看板アナウンサーの声がNHKニュースで流れたのは異例ではないでしょうか。

 ちなみに、この1週後の岡田さんの記者会見に出席した、日経CNBCの看板キャスターの原田恵理子フリーアナウンサーは、「3・11」の相場混乱も冷静に報じた後、フランス留学中に、フランス人男性の伴侶を得て、結婚し、出産されており、岡田記者会見は、働く母の味方という感じがします。

 ただ、上に引用したBSフジのウェブサイトで、秋元アナウンサーは「産休、育休1年」と書いてますが、2年というわけにはなんでいかなかったのかな・・・これからも、びしっと言ってほしいですね、びしっと。たぶん、漱石の「三四郎」に出てくる里見美禰子って秋元優里さん似だったんじゃないかな。
tag (宮崎信行)

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