【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

地方一括交付金化を盛り込んだ修正案を提出へ 民主党の福山哲郎政調会長、まち・ひと・しごと創生法案で

2014年10月19日 10時10分43秒 | 第187臨時国会2014年地方創生国会

 民主党の福山哲郎政調会長は、2014年10月19日放送のNHK日曜討論で、審議中の地方創生法案、「まち・ひと・しごと創生法案」(187閣法1号)について、「地方一括交付金を盛り込んだ修正案を提出したい」と述べ、修正案を出す考えを示しました。

 これに先立ち、社民党の吉川元・政策責任者は、「地方をしっかり支えていかなければならないと思うが、法案を見ると、地方の中でも、県都だけ栄えて、それ以外の地方はつぶれてくださいという法案だ」と指摘しました。生活の党の畑浩治・政策責任者も「(民主党政権時の)沖縄一括交付金のように、一括交付金の復活が大事だ」と語ると、自民党の稲田朋美政調会長も「私も(前任の行政改革担当相のときに)行政事業レビューを見ている」として、地方振興の個別の歳出メニューに無駄が多いことを認めました。

 福山さんは「民主党政権では、地方一括交付金(予算書では地域自主戦略交付金)は、1年目5000億円、2年目8000億円をやってきた。ぜひ復活させてほしい」として、法律案の修正案を提出することを明言しました。