【平成28年2016年5月2日(月)】
【参議院本会議】
恥ずかしながら、第190回通常国会(2016年1月4日から6月1日まで)で、初めて、国会議事堂で傍聴してきました。
普段は、参議院インターネット審議中継及び衆議院インターネット審議中継を見て、当ブログを書いています。
ただ、参議院で「月曜日定刻午前10時の本会議」は、あまり開かれず、召集日(1月4日)以来2回目。参本の傍聴は水曜日午前10時、金曜日午前10時がおススメです。
きょうは先着順の一般傍聴席で、おおむね9組以上16名以上いらしたようです。傍聴常連の大先輩である西川重則さんにもお会いし、しばしのご無沙汰をうめました。
本会議は午前10時開議。山崎正昭議長がギャベル(参にだけある木槌)を叩いた時点で、217議員以上(参の定数は242名)が出席しており、改選間近のゴールデンウィーク谷間でもしっかりと出席していました。
閣僚が座るひな壇には、議長向かって、右に環境省の丸川珠代大臣と副大臣。副大臣は答弁質疑をチェックする係でしょう。議長に向かって左側に菅官房長官が座りました。
まず、登壇法案の趣旨説明と代表質問。衆本では、採決の後になりますが、参本では採決の前にやります。
丸川大臣は登壇し、「パリ協定を実施し、京都メカニズムを手直しする」などと演説しました。
質疑者は民進党の水野賢一さん。環境委員会理事を兼ねます。改選で、千葉。ぜひ小西洋之さんとともに秋以降も活躍してほしいところです。
水野さんは「パリ協定は国会で承認するのか、菅官房長官に問う」とし、「CO2だけでなく、フロンガスの削減も大事だ」と語りました。
答弁では、丸川大臣がひな壇から演壇へ。このタイミングで、この後の採決で省関連法案が採決される、文部科学、厚生労働、国土交通の3大臣が入室し、ひな壇へ。
「名古屋議定書に関するおたずねがありました~~」と話し出しました。通例、「水野議員にお答えします」から答弁を始めるのが常套句。民進党から「誰に対する答弁だ!」との野次が飛びました。野次を飛ばしていたのは、民進党の議運・国対畑や岡田系が多かったです。正直仲の良い先生が多かったですので、名前は書きません。しいて1人だけ書くと、今国会で引退する津田弥太郎さんらでした。ただ、野次を聴きながら、参・民進党にも岡田系が増えたな、と感慨深いものがありました。
菅官房長官は、COP21パリ協定について「国会承認を含めて検討している」と語り、国会提出を明言しなかったのが気がかりです。この条約は完全国内実施しないといけない性質の条約です。
質疑は終局。丸川大臣は参議院議員なので、向かって右側のゲートを明けてもらって、参の自席へ。菅大臣や環境副大臣は退室しました。
この後、石井浩郎文教科学委員長が登壇。
「改正JSC法及び改正toto法」(190閣法31号)は、投票総数223、賛成208、反対15の賛成多数で可決し、成立しました。押しボタンは、カウントアップのシーンは出ず、最終結果が出た物を、事務総長が右手でスイッチを押すと、議長から見て左と右の合計2つあるスクリーンに表示されます。
民進党の金子洋一国土交通委員長が登壇。審査報告を終えると、さっと自席に帰りました。
「改正流通総合効率化法」(190閣法14号)は、投票総数223、賛成221、反対12の賛成多数で可決し、成立しました。
三原じゅん子厚生労働委員長が堂々と登壇。やはり、俳優出身なので、場慣れしている印象がありました。
「改正児童扶養手当法」(190閣法26号)は投票総数222、賛成222、反対0の全会一致で可決し、成立しました。
34分で散会。傍聴していた方からは「もう終わり?」との声も上がりました。
【参議院決算委員会】
まず会計検査院長から「原発オフサイトセンター」などの国会提出報告書について説明を聞きました。
続いて、平成26年度決算の省庁別審査6回目。会期内の議了が見えてきました。次回は来週月曜日9日午前10時から。
【参議院災害対策特別委員会】
一般質疑。
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