新進党勢が輝きを増しています。
このブログでは言及していませんでしたが、小池百合子さんが東京都知事に当選しました。任期は2020年7月まででしょう。
参院選後には、新進党選挙対策委員長だった二階俊博さんが自民党幹事長に。民進党幹事長には野田佳彦さん、公明党は山口代表、井上幹事長、自由党は小沢一郎代表と、新進党勢の活躍が目立ちます。
とくに小池さんは、2020年ないし2024年にかけて、日本初の女性首相が射程に入ってきました。
ここで名前がありませんでしたが、新進党の友情を見ることがありました。1年前、民主党の岡田克也代表は、どういうわけか党内から「解党論」が出るという、逆新進党状態になりましたが、維新の党の松野頼久代表と気脈を通じて、統一会派にとどめ、民主党を解党せずに、民進党合併につなげました。
新進党を反面教師とした松野さんのすごさが、先月末明らかになりました。松野さんは、解党をにらんで、党の財産を各総支部に交付し、空っぽにしてから解党したのです。
[画像]総務省自治行政局選挙部ウェブサイトから、スクリーンショットのうえ、トリミング。
松野さんは3月の民進党結党大会で「岡田さんはすごい政治家だなと思った」とのことでしたが、松野さんもすごい政治家だと思います。
たまたま、党首の絶対的な命令にしがたい、新進党で数十億円の現金を運んだ職員と、維新で均等に交付する事務をとった職員とも、知っている人ですが、後者の方が晴れやかな表情を感じます。ただ、これやっているさいちゅうは、そうとうピリピリした雰囲気でした。
時代が変わりました。新進党解党日のNHK紅白歌合戦の司会は和田アキ子さんと中居正広さんでした。今月末の紅白では、それから20年たって、おそらく初めて、和田さんも中居さんも出ない見通しです。すこし、時代が変わったのかな。
新進党は解党しちゃったけど、この22年間で、2回政権交代したから、まあよかった、御の字ではないかと感じるようにようやくなりました。
きょう、平成28年2016年12月10日、我々新進党は、結党22年目を迎えました。
(C)2016年、宮崎信行。