宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

[きょうの国会]参議院で年金成立、IRカジノ修正し、衆回付、会期末処理終了、衆本は、内閣不信任案審議途中で延会し、午前0時10分再開、その後、IRカジノ採決へ

2016年12月14日 23時43分37秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

[写真]先の参院選の投票終了30分前の参議院通用門、2016年7月10日午後7時30分、筆者・宮崎信行撮影。

 第192回臨時国会は、平成28年2016年9月26日(月)からの会期を終え、12月14日(水)会期末。17日(土)まで3日間延長するよう、自民党の幹事長・国対委員長が衆議院議長に求め、本会議で議決しました。衆・本は午後11時30分「延会」となりました。あけて、午前0時10分再開。

 「TPP」「年金」「カジノ」国会となり、いわば「条約間抜け国会でも外務省いじめは止めよう国会」というところかと思います。

 私は「改憲国会」を懸念していましたが、そうはなりませんでした。

●会期3日再延長のうえ、延会、あす午前0時10分、内閣不信任案とIRカジノ施設参修正が衆議院本会議で採決へ

【衆議院本会議】 

 午後1時設定。

 午後10時過ぎ開議。

 まず、永年在職議員の奥野誠亮さんへの弔詞朗読。

 続いて、大島議長が「12月15日から12月17日(土)までの会期の延長」をはかりました。

 これに対して討論となり、反対の立場から民進党が登壇。共産党も反対。この後、起立採決となり、賛成多数で、会期は3日間延長されました。

 続いて、午後11時23分頃、「安倍内閣不信任決議案」が緊急上程。枝野幸男さんら民進党、共産党、自由党、社民党4党共同提出。提出者の枝野幸男さん(前民進党幹事長)が趣旨弁明(趣旨説明)。あす日露首脳会談を山口県でする、安倍首相ら閣僚もひな壇に。

 趣旨弁明は30分前後に及びました。この後、自民党幹事長代理の林幹雄さんが反対討論しましたが、力強くて驚きました。続いて、民進党の幹事長代理、近藤昭一さんが賛成討論。次に、公明党の斉藤鉄夫幹事長代行が賛成討論をしましたが、力強くて驚きました。

 ここで、午後11時30分頃となりました。次は野党の討論ということもあったのでしょう。大島議長は延会を宣言。午前0時10分再開となります。延会ですので、別エントリーで書きます。

 なお、下に書いた、衆・委員会の閉会中審査は、まだ処理されていません。

【参議院本会議】

 午前11時半設定で、午後1時過ぎ、開議。民進党員の郡司彰副議長が着席。民進党の小川敏夫会長が提出した「伊達議長不信任決議案」が議題に追加されました。ここで、自民党が「趣旨説明を15分間、討論を10分間に制限する動議」を出しました。これに対して民進党から「記名投票表決を求める動議」が出て、午後1時15分過ぎから、堂々巡り。投票総数237、賛成166、反対71で、制限動議は可決されました。続いて、小川敏夫さんが議長不信任案の趣旨説明。小川さんは「昨年6月に成立した、現行法付則にある、参議院選挙制度抜本改革の議論をスタートしなかった。次の参院選はもう2年半後にある」と述べました。討論では、自民党の関口昌一さんが「会期末処理も終わり滞りなく閉会すると思っていた、突然、この機に及んで、議長不信任案を出した」と語りました。吉川沙織さんも討論しました。この後、記名投票表決。議長不信任案は、投票総数239、賛成72、反対167で否決され、伊達さんは左後扉から登場し、議長席に座りました。

 続いて、「年金持続可能性確保法案」(190閣法54号)が議題に。委員長報告の後、民進党の川合孝典さんが午後2時10分過ぎから、反対討論演説。自公を代表して自民党の島村大さんが賛成、共産党の倉林明子さんが反対、維新の東徹さんが賛成の討論。東さんは「維新の101法案は、ぜひ、次の通常国会で審議してほしい!」と訴えました。この後、記名投票表決。投票総数240、賛成167、反対73。賛成多数で成立しました。

 ここで、午後3時直前に休憩が宣言されました。

 午後6時に再開。「IRカジノ施設法案」(189衆法20号)が議題となり、難波奨二内閣委員長が登壇し、報告。討論には、民進党で日教組組織内の神本美恵子さんが討論。参では会期末に日教組組織内議員が登壇するのが長年の風習となっています。神本さんは「ギャンブル依存症の予防教育が大事だ」「カジノのディーラーの学校がはやっている」とし「ここで立ち止まりましょう」。続いて、自民党の上月良祐さんが登壇し「衆の3倍の審議時間をかけた。再考の府として参らしい審議ができた。修正されたことは重要だ。政府は実施法案の策定で十分配慮してほしい」と語りました。共産党の大門実紀史さんは「修正案が突然提出された」と前日の運営に苦言を呈しましたが、討論の大部分を賭博の危険性に言及し、原案そのものの廃案を要求。維新の清水貴之さんが賛成討論。

 午後6時43分から、「修正議決」について、記名投票表決。指名点呼開始。投票総数240、賛成160、反対80で修正議決し、衆議院に回付されました。

 続いて、請願が上程され、採択されました。さらに、閉会中審査も上程され、すべて委員会の上程通りに決まりました。そして、中村剛事務総長が辞任。郷原悟さんが新事務総長になりました。ここで、伊達忠一議長が立ち上がり、「議事終了のあいさつ」をしました。そして、午後7時過ぎに「休憩」を宣言しました。

 この後、午後11時30分前後、衆本の延会直後に、休憩のまま再開せず、終わりました。

●衆参の委員会での会期末処理は午前中に終了、参は本会議上程、衆はあす未明に処理のはこび
●憲法発議は来年、「ACSA」「労基法」「臨床研究」「民法債権編」「人事訴訟法」「商法」「政治分野の男女共同参画」「戸別所得補償」「給付つき税額控除」「安保対案」「阪神大震災の地方議員特例解消」などは、来年の通常国会へ

【衆議院憲法審査会】

【参議院憲法審査会】 

 「改憲国会」を懸念していましたが、衆参とも大枠の意見交換だけで越年することになりました。

 衆・憲法審では、森英介会長が閉会中の参考人の出席要求を全会一致で一任されましたが、実際の審議再開は、来年3月以降と思われます。
 参・憲法審では、、柳本卓治会長(中曽根康弘元首相秘書出身)が「憲法を守れ」という請願が133件来たことが報告されましたが、国会の意思としての「採択」は保留となり、見送られました。

【衆議院TPP特別委】
【参議院TPP特別委】

 TPPは衆院側の委員会は開かれませんでした。参院側では委員長が「TPPを今国会で承認しないこと」という請願を受けたと紹介しましたが、当然、採択はされず、そのまま散会しました。衆参とも今国会でこの委員会で廃止されると思われます。

【衆議院予算委員会】
【参議院予算委員会】

 浜田靖一委員長、山本一太委員長とも、予算の実施状況に関する件で閉会中審査を議長に要求することを、全会一致で一任されました。ロシア絡みで動きがあれば、テレビ入り集中審議もあるかもしれません。が、閉会期間は1カ月前後とみられますので、おそらくテレビ入りは無いでしょう。

【衆議院沖縄・北方特別委】
【参議院沖縄・北方特別委】

 国政調査の閉会中審査はできる手続きをとりました。衆沖北特の鈴木克昌委員長(民進党)は「北方領土の早期返還を求める請願」「沖縄県の市町村国保の財政措置に関する請願」が届いたことを紹介。参考人質疑とあわせて、委員の派遣もとれることの一任を受けました。他の委員会と同様ですが、北方領土問題、ぜひ動いてほしいですね。

【衆・厚労委】

 請願は403件寄せられました。「ウイルス性肝硬変・肝がん患者への支援の請願」「筋痛性脳脊柱疾患においての治療法確立を求める請願」「腎疾患の総合的な対策の樹立を求める請願」の3つを全会一致で採択しました。本会議でも国会の意思として採択し、各省に送付されます。

 この後、「労働基準法改正案(残業代ゼロ法案) 」(189閣法69号)の閉会中審査要求がはかられ、共反対、自公維の賛成多数で継続調査することが決まりました。閣法では「臨床研究法案」(190閣法54号)の継続が全会一致で決まりました。衆法では、山尾志桜里さんらが出した保育士の処遇改善法案と、井坂信彦さんらの労基法改正の対案などが全会一致で継続することになりました。

【参・厚労委】

 淡々と会期末処理がされました。

【衆・法務委】

 「民法債権編改正案」(189閣法63号及び64号)、「人事訴訟法改正案」(190閣法33号)、「商法改正案」(192閣法16号)が全会一致で閉会中審査となりました。実際には来年3月以降の審議となります。このほか、民進党が出した民法改正案やLGBT差別解消法案も全会一致で継続しました。

【参議院第1種常任委員会】

 上述の厚労委員会も含めて、全11委員会が、午前10時00分から、午前10時03分にかけて一斉に開かれ、滞りなく、会期末処理を終えました。

 ところで、維新101本法案が付託されていないようですが、どうなったんでしょうかね?これについては、後で別エントリーで紹介するかもしれません。

【参・調査会】

 3つの調査会が開かれました。各々3年間のテーマが発表されました。例えば、「国際経済・外交に関する調査会」は3年間「アジア太平洋における平和の在り方と経済協力と日本外交」をテーマにすることにしました。

【衆・決算行政監視委員会】

 ご苦労なことになっていて、「平成24年度決算」「平成25年度決算」「平成26年度決算」「平成27年度決算」「昭和19年度朝鮮総督府特別会計決算」「昭和20年度朝鮮総督府特別会計決算」「平成27年度予備費使用調書」が継続調査となりました。

【参・行政監視委員会】

 参議院行政監視委員会では、佐藤信秋さんが8月の就任以来初めて委員会ということで、あいさつ。会期末処理がされました。

【衆・外務委員会】

 「日米ACSA新協定の条約承認を求めるの件」(192条約2号)の閉会中審査が、共など反対、自公など賛成により継続となりました。「条約間抜け国会」の見えざるヒットだと思います。

【衆・倫選特】

 「阪神大震災による任期延長の特例の解消法案」(192衆法13号)が多数決で閉会中審査となりました。また、共産党提出の政党助成法廃止法案など、各党の法案も全会一致で継続となりました。

【衆・内閣委】

 上述の政治分野の男女共同参画法案の中川正春さん提出案と野田聖子さん提出案、民進党の歳入庁、公務員庁、通商交渉情報公開、公文書管理、性暴力などの法案が継続となりました。なお、歳入庁だけは多数決となりました。

 野田聖子さんらの「政治分野における男女共同参画法案」(192衆法12号)は衆内閣委に付託されましたので、民進党が提出した法案との修正協議がなされるかもしれません。ただ、次の召集日に、付託委員会は、いったん白紙となって、議長が再び付託するはこびになります。 

【衆・財金委】

 民進党が出した「国・地方自治体の財政再建法案」(190衆法3号)や、「給付つき税額控除法案」(190衆法52号)は、今国会まったく審議されなかったものの、継続については全会一致で決まりました。

【衆・農水委】

 民進党が出した「農業者戸別所得補償法案」(189衆法13号)と「マルキン前倒し法案」(190衆法28号)を含む一連の法案は、全会一致で閉会中審査の手続きがとられました。

【衆・国交委】

 請願が1件だけで、時代が変わったのか、公共事業は国会でなく政府に直接働きかけているのということなのか。

 その後、与党・自民党の佐田玄一郎さんらの法案や北朝鮮経済制裁の件などが継続して、会期末処理を終えました。

【衆・総務委】

 地方自治法99条にもとづく地方議会の意見書はさすがに多く寄せられました。

 来年はNHK新会長の答弁がありますが、民進党が出した放送法改正案は継続調査になりました。

【衆・経産委】

 民進党田島要さんらの原子力規制委員会設置法改正案や、民進党の一連の省エネ法案が継続となりました。

【衆・議運委】
【参・議運委】

 本会議の段取りなど。

【衆議院常任委員会】
【衆議院特別委員会】
【参議院特別委員会】

 上述した委員会、上述していない委員会があります。いずれにせよ、衆参とも委員会は午前中に会期末処理を終えました。

 開かれなかったのは、衆参とも懲罰委、国家基本政策委、政治倫理審査会、情報監視審査会のみです。

この記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
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2016年12月17日(土)まで延長 9月26日(月)召集 第192回臨時国会 9年ぶりの再延長国会

2016年12月14日 22時23分42秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 2007年の第168回臨時国会以来、9年ぶり、24回次(延長は1回までの通常国会含む)ぶりの再延長国会となりました。

 前回は、参院選で、衆第1会派が自民党、参第1会派が民主党という「参院選後の変化」ねじれ国会に手を焼いた、福田康夫首相が自ら「かわいそうなくらい困っている」ことによる再延長国会となりました。そして、翌年の第169回通常国会が歴史的な「ガソリン国会」に。福田首相は自ら辞任したタイミングで、リーマンショックが発生。就任直後に解散するはずだった麻生首相が側近の希望もふくんで続投したため、翌年の通常国会末に歴史的大惨敗で、下野し、政権交代しました。

 今回も、参院選直後の秋の臨時国会となりました。ただ、衆参とも自民党が単独過半数という「変化」なので、自民党の慢心は指摘せざるを得ません。とくに、日露首脳会談を考慮して、水曜日までの延長会期としたところに、慢心があったと考えます。

 また、就任会見で自ら「歴代で最も軽量級」と語った橋本聖子参議院自民党議員会長が、「総理総裁の顔を立てて1本成立させ、参議院野党の顔を立てて1本廃案にする」という裁定をしなかったことも再延長につながったのかもしれないと憶測します。まあ、その良し悪しは現段階で判断するのは時期尚早です。

この記事の本文は以上です。

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参議院事務総長に郷原悟さん、勇退の中村剛さんは深夜国会で迅速に議長を手助け

2016年12月14日 19時02分02秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

[画像]郷原悟・新事務総長(左)、2016年12月14日午後6時55分頃、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 参議院事務総長に郷原悟さんが平成28年2016年12月14日(水)午後6時55分頃、就任しました。

 第19代事務総長の郷原悟(ごうはら・さとる)さん。報道によると、神奈川県出身の現在59歳。中央大学法学部卒業。参議院には、昭和55年1980年に入局。前任者は大学院修士卒業ということもあり2期後輩となります。警務部長、庶務部長、委員部長を経て、3年前から事務次長をつとめていました。

 3年間つとめた中村剛(なかむら・たけし)事務総長は勇退しました。


[画像]左から、中村剛さん、郡司彰副議長(横向き)、伊達忠一議長、2016年12月14日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 中村剛さんは、特定秘密保護法深夜国会の、2013年12月7日(土)午前0時半ごろの本会議で事務次長から事務総長に昇格。

 山崎正昭議長・輿石東副議長のもと、平和安全法制の深夜国会などで、迅速に議長を手助けしました。山本太郎議員による喪服姿での牛歩戦術。中村総長は、山崎議長にすばやく「投票時間を2分以内に制限します」との読み原稿を手書きし、議長が整理しました。山崎議長はこの原稿にもとづいて、繰り返し発言。ただ最後ばかりは、山崎議長は「1分に制限します!」と原稿にない発言をしました。

 押しボタン式投票結果は、事務総長が右手人差し指でボタンを押すことで、会議場内の正面では大きく2つのスクリーンに表示されます。技術スタッフではなく事務総長がやっているんですね。

 この3年間では、全会一致と予想された議案を、ここでも、山本太郎さんが「有権者の関心を呼ぶため」1人だけ反対ボタンを押すことがありました。中村さんが議長のてもとにある「全会一致と認めます」の読み原稿をすばやく体と口を動かして「賛成多数と認めます」と言い換えてもらう場面も。慣れてからは、議長が自分で確認して、発言していました。

 中村さんは内心ではどうやら平和安全法制に反対だったようですが、山本さんが「自民党のお葬式」とする喪服姿で焼香するしぐさは、議会官僚の矜持として許せない気持ちを持ったようです。

 これに先立つ、事務次長時代は、副議長選挙で、おそらく不心得議員により、投票総数が定数を上回るという珍事が起きました。自席を離れられない当時の山崎新議長、橋本雅史事務総長(当時) にかわって、与野党の幹部をまわり、場内だけで、結論を出す、手助けもします。また、特定秘密保護法深夜国会では、伝令として、「国対委員長が、議長の首を取る、と言っています」と報告し、山崎議長が「おう、やってみろ!」と応答するシーンがマイク越しにネット中継されました。その後の大手新聞で、「あれは、参議院事務局の言い間違い」と書かれました。とうてい事務局が言い間違えるような内容ではないと思います。おそらく一部の幹部議員が裏方さんになすりつけた発言を記者にしたのでしょう。裏方としてじっと耐えたようです。

 第18代中村剛事務総長就任時の記事(参議院事務総長に中村剛さん おつかれさま橋本雅史前事務総長は3年で退く

 伊達忠一議長、郡司彰副議長が就任から120日以上経って、中村事務総長は自ら退きました。


[画像]郷原事務次長(当時)から連絡を受ける中村事務総長(当時)2016年12月14日午後6時50分頃。

このエントリー記事の本文は以上です。 

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