[写真]玉木雄一郎さん、4年前の2018年撮影。
オリンピック開催中の上場企業「テレビ朝日」の記者出身会長(78)が社長に突然復帰。理由は新社長が出張先で飲食費・ゴルフ費を経費で切ったことでスポーツ局が緩んだとのこと。真相は藪の中ですが、「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」は宮崎が資本と経営を独占していますので、訴えられない限りは日々現状を維持していきます。訴えられても払える分なら払います。
【衆議院憲法審査会 きょう令和4年2022年2月10日(水)】
「日本国憲法及びそれに密接に関係する基本法制」に関する自由討議1時間半コースがありました。
当初予想された、国民投票法の改正ではなく、憲法56条1項の定足数をめぐる議論が中心となりました。
玉木雄一郎さんが発言。「国民民主党代表の玉木雄一郎です」と名乗り、「今日は開催されて良かった。今後も定例日は開催すべきだ」とし「コロナ禍で明らかになった統治上の問題はオンライン国会を可能とし、国会の機能を維持することだ」と述べ、憲法56条第1項の本会議の定足数3分の2について、唐突に「今この場で、憲法56条1項の定足数は物理的出席を意味する概念ではないとの認識を、全員で得て、衆議院規則106条2項など両院規則を今国会で改正しよう」と提案しました。きょうの議論はこのイニシアチブが最大の話題となりました。他の議員からは「強引だ」との声も出ました。公明党の北側一雄さんは「憲法の定足数は物理的な出席を意味するかどうかというより、出産、病気の欠席をどう判断するかの問題もある」としてこの場で判断できないとしつつ「合意の形成ができるのではないか」と期待しました。おそらく連続当選5期の玉木さんは「国民民主党の代表だった」という歴史的位置づけだけではがまんできないのでしょう。当然です。玉木さんも意外なところで欲を印象で、今国会の議論をリードしそうです。
立憲民主党の左派の代表である近藤昭一さん(連続9期)は「予算委員会の最中に開かれたことに違和感」「憲法順守義務がある国会議員が議論することに違和感」と2つの違和感を述べ、「国民投票法のCM規制は民放連も反対している」とし、国民投票法の話に戻るよう提案しました。
次回開催は未定のまま、散会しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
改正新型インフル特措法にもとづくまん延防止措置について「13都県は鈍化が見られるがなお必要。高知県から要請があったので、加えて、3月6日(日)まで延長する」としました。
【衆議院予算委員会 同日】
「令和4年度予算案」は14日目で、一般的質疑6日目。
立憲民主党の城井崇さんは、更迭されて経産省に帰った、内閣官房の経済安全保障法案準備室長の中谷巌教授の私塾での無届の兼業について、調査報告を予算案の採決前に出すよう、松野博一官房長官に求めました。当然のことだと思います。
共産党の本村伸子さんは、男女間の賃金格差について質問。席次ナンバー2の野田聖子大臣は、首相・財務省が言及する3月めどの金融調査会の四半期開示情報の新見解を念頭に「男女間の賃金格差」を開示情報に入れることを具体的に言及して答弁しました。一方、本村さんが商工中金の女性の採用が減ったことを指摘したのに対して、経済産業大臣が「一般職を廃止した。そのため女性が減ったのであって、過渡期だ」としましたが、本村さんとかみ合わない展開となりました。1985年の男女雇用機会均等法及び労働者派遣法の施行から37年間続く、「男性・女性」と「正規・非正規」の論理のすり替えこそが本日の雇用劣化不況をもたらしたのだと考えます。
審議時間は60時間。あすは建国記念の日で、休みです。次回は3連休明け14日(月)9時。
【衆議院総務委員会 同日】
地方財政計画、「地方税法改正案」(208閣法3号)「地方交付税法改正案」(208閣法4号)の2日目で、法案審査1巡目与党のみ1時間コース。
与党トップバッターは比例単独の1期生では異例の、柳本顕さん。比例近畿1位、麻生派の所属、事務所は大阪3区にあたる区域で、与党は佐藤茂樹・公明党国会対策委員長が当選。全国的には「あっ橋下徹さんに負けた人だ」というイメージでしょうか。柳本さんは「地域の力が日本の力だ」と語り、地方財政計画の臨時財政対策債の改革に一定の評価を示しました。税財政以外では、先月の大阪市北区の心療内科クリニック放火25名死亡に関連して、ドローンの活用を総務省消防庁に働きかけました。次回は次の定例日、15日(水)。
オリンピック開催中の上場企業「テレビ朝日」の記者出身会長(78)が社長に突然復帰。理由は新社長が出張先で飲食費・ゴルフ費を経費で切ったことでスポーツ局が緩んだとのこと。真相は藪の中ですが、「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」は宮崎が資本と経営を独占していますので、訴えられない限りは日々現状を維持していきます。訴えられても払える分なら払います。
【衆議院憲法審査会 きょう令和4年2022年2月10日(水)】
「日本国憲法及びそれに密接に関係する基本法制」に関する自由討議1時間半コースがありました。
当初予想された、国民投票法の改正ではなく、憲法56条1項の定足数をめぐる議論が中心となりました。
玉木雄一郎さんが発言。「国民民主党代表の玉木雄一郎です」と名乗り、「今日は開催されて良かった。今後も定例日は開催すべきだ」とし「コロナ禍で明らかになった統治上の問題はオンライン国会を可能とし、国会の機能を維持することだ」と述べ、憲法56条第1項の本会議の定足数3分の2について、唐突に「今この場で、憲法56条1項の定足数は物理的出席を意味する概念ではないとの認識を、全員で得て、衆議院規則106条2項など両院規則を今国会で改正しよう」と提案しました。きょうの議論はこのイニシアチブが最大の話題となりました。他の議員からは「強引だ」との声も出ました。公明党の北側一雄さんは「憲法の定足数は物理的な出席を意味するかどうかというより、出産、病気の欠席をどう判断するかの問題もある」としてこの場で判断できないとしつつ「合意の形成ができるのではないか」と期待しました。おそらく連続当選5期の玉木さんは「国民民主党の代表だった」という歴史的位置づけだけではがまんできないのでしょう。当然です。玉木さんも意外なところで欲を印象で、今国会の議論をリードしそうです。
立憲民主党の左派の代表である近藤昭一さん(連続9期)は「予算委員会の最中に開かれたことに違和感」「憲法順守義務がある国会議員が議論することに違和感」と2つの違和感を述べ、「国民投票法のCM規制は民放連も反対している」とし、国民投票法の話に戻るよう提案しました。
次回開催は未定のまま、散会しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
改正新型インフル特措法にもとづくまん延防止措置について「13都県は鈍化が見られるがなお必要。高知県から要請があったので、加えて、3月6日(日)まで延長する」としました。
【衆議院予算委員会 同日】
「令和4年度予算案」は14日目で、一般的質疑6日目。
立憲民主党の城井崇さんは、更迭されて経産省に帰った、内閣官房の経済安全保障法案準備室長の中谷巌教授の私塾での無届の兼業について、調査報告を予算案の採決前に出すよう、松野博一官房長官に求めました。当然のことだと思います。
共産党の本村伸子さんは、男女間の賃金格差について質問。席次ナンバー2の野田聖子大臣は、首相・財務省が言及する3月めどの金融調査会の四半期開示情報の新見解を念頭に「男女間の賃金格差」を開示情報に入れることを具体的に言及して答弁しました。一方、本村さんが商工中金の女性の採用が減ったことを指摘したのに対して、経済産業大臣が「一般職を廃止した。そのため女性が減ったのであって、過渡期だ」としましたが、本村さんとかみ合わない展開となりました。1985年の男女雇用機会均等法及び労働者派遣法の施行から37年間続く、「男性・女性」と「正規・非正規」の論理のすり替えこそが本日の雇用劣化不況をもたらしたのだと考えます。
審議時間は60時間。あすは建国記念の日で、休みです。次回は3連休明け14日(月)9時。
【衆議院総務委員会 同日】
地方財政計画、「地方税法改正案」(208閣法3号)「地方交付税法改正案」(208閣法4号)の2日目で、法案審査1巡目与党のみ1時間コース。
与党トップバッターは比例単独の1期生では異例の、柳本顕さん。比例近畿1位、麻生派の所属、事務所は大阪3区にあたる区域で、与党は佐藤茂樹・公明党国会対策委員長が当選。全国的には「あっ橋下徹さんに負けた人だ」というイメージでしょうか。柳本さんは「地域の力が日本の力だ」と語り、地方財政計画の臨時財政対策債の改革に一定の評価を示しました。税財政以外では、先月の大阪市北区の心療内科クリニック放火25名死亡に関連して、ドローンの活用を総務省消防庁に働きかけました。次回は次の定例日、15日(水)。
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