【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【岡田克也】岸田首相「核兵器を搭載した米艦船が持ち込める岡田答弁継承」にTwitterで「いま議論すべきでない」と反論、沖縄振興特措法10年延長法案も審議

2022年03月07日 13時46分11秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]岡田克也元外相、3年前の2019年12月、衆議院第一議員会館内の共用会議室で、宮崎信行撮影。

【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年3月7日(月)】
 「令和4年度予算案」9日目。集中審議2本目で「新型コロナウイルス感染症等」。超与党ペースは、参議院では「ウクライナ」「コロナ」へと横に展開していますが、それも含めて全く深まらないまま進行しています。

 千葉選挙区(3)で改選を迎える立憲民主党の小西洋之さんは「非核三原則は
持たず、作らず、持ち込ませずだ」とし、「持ち込ませずについての議論を高市早苗政調会長がしようとしている」と質問しました。岸田文雄首相は「これについては、2010年に当時の岡田克也外務大臣が、日本の緊急事態においては、米軍の核の一時的寄港の必要性があるときは、そのときの政権が命運をかけて判断して国民に説明すべきだ、と答弁している。それを政権として継続している」と答弁しました。岡田外相時代に初当選し直後の岡田幹事長のもと男性参院唯一の「幹事長補佐」をした小西さんは「それは、岸田外務大臣も答弁している」とし、高市会長が岡田発言を取り込んで議論しようとしている姿勢を牽制しました。

 昼休み直後に、岡田さんがツイッターなどを更新し「それは私自身が考え抜いた答弁だ」とし今も正しいと考えているとしました。しかし、高市さんが議論を呼びかけたことについて、ウクライナ情勢が緊迫しているいまではなく、「もっと静かなときに議論すべきだ」と自民党による野党抱き込み戦術を突き放しました。



【衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会 同日】
 日切れ法案の「沖縄振興特別措置法の10年延長など改正法案」(208閣法21号)の法案審査1巡目。沖北相のほか外相を呼んでの質疑をバッター表をかえつつ行いました。このため、参議院予算委員会散会後の午後6時前後まで質疑。

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