【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【大縄飛びの内側から】政党無所属の寺田和佳子・軽井沢町議候補は、自ら届け出た後に選挙事務所で出発式「3選目指してダルマの目入れはここにいる全員で」

2023年04月18日 18時09分53秒 | 大縄跳びの内側から
[写真]23日投票の軽井沢町議選が告示されたきょう18日に3選をめざした出発式で必勝ダルマの目入れをする寺田和佳子町議、きょう午前9時半、宮崎信行撮影。

[追記]当選しました。

 政党に属さない、寺田和佳子・軽井沢町議(長野県北佐久郡)は、3選をめざした出発式で、連続した経済圏の高崎(隣県・群馬県)の必勝ダルマの目入れを「全員でやりましょう」と提案し、集まった運動員・支持者と一体感を演出しました。

[追記 4/20 15:45]定数16人に19人が立候補。他の候補者の名前を知りたい方は、こちらをクリックして、軽井沢町ホームページで確認できます。[追記終わり]

 寺田候補は、まず自分自身が町役場で立候補手続き。「看板を立ててほしい」と連絡し、ポスター張りに出る人全員が残った選挙事務所に登場して出発式をしました。寺田候補は、友人グループごとに立ってほしいと合図。自ら、叔母らグループ、合唱グループなどを互いに紹介しました。そのうえで、これまでの2期で家族とも呼べるようなつながりができたとして、3期目への決意を示しました。そしてダルマの目入れ式。会場にいる全員にマジックで少しずつ目を入れてもらい、最後に寺田候補。ここで「まつ毛もかかないと」との声で、場が和み、一体感が出ました。そして、遊説に出発しました。

 宮崎個人としては、候補者が役場に行っていることと、ダルマの目入れは初めて見ました。選挙には様々な形があると感じます。現職ですから、多くの友人が出発式に集まりました。前半戦と違って、こちらは構図・情勢はまったく分かりませんが、明るい雰囲気でした。

 「町」と「村」には地方自治法上の区別が一切ありませんので、町村長選挙、町村議会議員選挙はともに5日間。第20回統一地方選後半戦は、きょう令和5年2023年4月18日(火)の朝告示され、4年間で選挙カーがもっとも出払う5日間が始まりました。

 早稲田大学鵬志会1年生から31年間選挙に従事する私ですが、「町村議員選挙」を知らないため、朝、軽井沢町に行きました。くしくも駅前の軽井沢プリンスホテルでG7外相サミットが開かれており、町民によると史上最も警察車両が多い3日間だったようです。選挙事務所近くのガソリンスタンドは特需のようでした。

 ちょうど2年前にも私は選挙取材で軽井沢に来ました。この時は「市民と野党の共同候補」を推薦した5党所属の軽井沢町議複数が来ました。私は4年弱前に旧自治官僚との勉強会で寺田さんと知人でしたが、寺田さんは政党に所属していませんから顔を出せず。しかし、「市民と野党の共同候補」期日前投票してくれたとの連絡をもらったので、私は長野県に住民票を置いたことが無いのに、一定の影響力を持てたということで、その後、長野市の墓参で父に報告しました。きょうはそのお礼を兼ねてうかがいました。






【町議選】3選めざす寺田和佳子候補が出発式、完全無所属、長野県北佐久郡軽井沢町 20230418 宮崎信行撮影

【町議選】必勝ダルマに書き込む寺田和佳子候補陣営、長野県北佐久郡軽井沢町、20230418 宮崎信行撮影。



 帰りに選挙漫遊。20年来行きたかった私の地元の英雄「堀辰雄文学記念館」は徒歩15分。十分満足しました。



[写真]堀辰雄文学記念館、長野県北佐久郡軽井沢町で、きょう、宮崎信行撮影。

 以上です。

G7外相サミット物々しい警備の中、入管難民法案で「未成年の子が在留資格なく39度で保険証なし」に本村伸子委員が涙ぐむ場面も

2023年04月18日 17時34分49秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]G7外相サミット最終日で物々しい警備を敷くJR・しなの鉄道「軽井沢駅」コンコース、きょう2023年4月18日午後12時50分、宮崎信行撮影。

 きょうはG7サミット外相会合がある軽井沢に町議選告示の取材に行き、昼過ぎには帰京しました。ちょうど2年前にも参院補選で同地に行きました。「年内に絶対衆院選がある4月」でしたが、立憲民主党が3つとも完勝。なのに10月の全国一斉衆院選では負けました。

【衆議院本会議 きょう令和5年2023年4月18日(火)】
 地方議会の根拠規定を75年ぶりに抜本改正した「地方自治法改正案」(211閣法39号)は共反対、自公立維国有の賛成多数で可決し、参議院に送られました。共産は「審議時間の短さ」も問題視しています。
 「日米宇宙協力協定承認案」(211条約3号)が共れ反対、それ以外の賛成多数で承認されました。
 「二国間航空協定に関する日・EU協定」(211条約7号)
 「サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書」(211条約9号)はともに全会一致で承認されました。
 「著作権法改正案」(211閣法51号)は全会一致で可決し、参議院に送られました。
 そして「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法36号)が小倉共生社会担当相から趣旨説明。太栄志さんが初登壇しました。1期生で登壇を経験した人はほかにいて小選挙区当選(神奈川13区)にしては満を持しての登壇という印象です。この政策は、泉健太さんが4年前の参院選で政調会長として国民民主党・玉木雄一郎代表に提案した政策なので、泉さんは今の立場ではあまり言及していない印象です。

【衆議院法務委員会 同日】
 「入管難民法改正案」(211閣法48号)の質疑がスタート。前日のウィシュマさん名古屋収容施設の映像公開では共産党の本村伸子さん(比例東海3期=名古屋市に事務所)も再び見たことになります。きょうの審議で、未成年の子の在留資格をめぐって、健康保険がなく39度の熱があっても病院に行けなかった事例を紹介し、マスク越しに明らかに涙ぐむ場面もありました。本村さんはJR東海への3兆円融資をめぐって麻生太郎財務大臣に「40年生きて、最後まで見届けろ」と要望したところ、「40年後には、私はもう氏んでいる」と返された際に「いやん」と発言するなど、思い入れが強い議員です。JR東海の葛西社長はなくなりましたが、公務員も頭の良い企業人も公正な名古屋であってほしいと思います。そして、全国どこでも、憲法も選挙制度も公正かつシンプルで透明でないと、若い人は代議制民主政治に期待が持てないことになります。

【衆議院財務金融委員会 同日】
【衆議院安全保障委員会 同日】
 「防衛財源確保法案」(211閣法1号)が審議される一方、安全保障委は「基盤強化法案」(211閣法20号)ではなく、一般質疑3時間コースとなりました。北朝鮮ミサイルと陸自第八師団長の南西諸島・宮古島沖ヘリ墜落についての政府の説明を求めました。安住淳・国対委員長は「防衛2法案の連休前衆議院通過阻止」を理事らに命令しました。

【衆議院地域・こども・デジタル特別委員会 同日】
 「地こデ特」では「マイナンバー法改正案」(211閣法46号)が審議入りし、与党のみ質疑しました。

 【参議院法務委員会 同日】
 「仲裁法改正案」(211閣法28号)と「調停に係るシンガポール条約国内実施法案」(211閣法29号)と「ADR裁判外紛争手続法改正案」(211閣法30号)が審議入りしました。

【参議院内閣委員会 同日】
【参議院厚生労働委員会 同日】
 連合審査会などで「新型インフル特措法及び内閣法改正案」(211閣法6号)を審議しました。

【参議院農林水産委員会 同日】
 「グリーンウッド法改正案」(211閣法31号)が趣旨説明されました。

【参議院経済産業委員会 同日】
 「GX経済移行法案」(211閣法12号衆議院修正)の政府案と衆議院修正部分が説明されました。「60年ルール超法案」は衆議院に留め置かれています。

【参議院国土交通委員会 同日】
 「地域公共交通活性化・再生法改正案」(211閣法17号)の参考人質疑などがありました。

【参議院文教科学委員会 同日】
 「私立学校法改正案」(211閣法21号)が趣旨説明されました。

以上です。