【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第20回統一地方選前半戦はあす投票、投票率が伸びる地域も出そう、投票率の「アップダウンの地域格差」も潜在化しそう

2023年04月08日 12時30分45秒 | 大縄跳びの内側から
 奈良県・大阪府知事・41道府県議・17政令市議選など第20回統一地方選はあす投票日を迎えます。立候補者は前回より増えており、期日前投票が増えている自治体もあることから、安倍晋三元首相暗殺・黒田東彦総裁退任直後の投票率も「地域格差」が出そうです。G7で日本だけ唯一の、首相(最大派閥会長含む)暗殺でしか政治が変わらない代議制民主政治の転換点に、うっすらとなりそうな気配。

 横浜市会議員の18ある選挙区(行政区)で最も大きい定数8の港北区は、現職8人全員が立候補したうえ日本維新の会(神奈川維新政治塾)新人2人を含んだ合計14人が立候補する接戦区となりました。

 
 港北区のホームページによると、

 2023年3月31日(金)告示日の翌日からの土日の期日前投票は4年前を下回りましたが、月曜日から木曜日までは上回り、特に平日女性の期日前投票が伸びています。女性が多い理由は不明。

 ここ十数年は、期日前投票と序盤情勢報道で、公示・告示とともに敗戦ムードになることがあったので、そろそろそういう選挙も沈静化しそうです。

 全国では、県道竣工が3年遅れた決定を地域に説明していなかったことを街宣車活動で初めて指摘され説明に追われたり、女性県議候補の事務所に高齢男性が長時間説教をしにきたりするなどの事案があるようです。

 奈良県で維新公認の知事が誕生するかが注目されますが、但し保守分裂なので、得票率過半数を獲得する候補が出ないと思われます。

 なお、あすの立憲民主党は選対委員長がぶら下がり会見に応じる見通し。

 来週は、2023年春の統一国政補欠選挙も告示されます。


[写真]ゆうべは、無所属候補を応援する小林節・慶應義塾大学名誉教授(左から2人目)らの傘持ちをした筆者、元会館詰め国会議員秘書の経験を持つ陣営の事務局長的な役回りのスタッフ撮影。

 以上です。