[写真]特区でにぎわう東京、自民党公認各級候補全員にアベノミクス地方創生の結末の説明責任がある、大事なことなので繰り返しました。
国政補選・統一地方選は大激戦でどうなるか分かりません。しかし、十年、二十年のスパンでの潮目となりそうな気配です。統一地方選後半戦の場合は、「大勢判明」というものは、水曜日午後ごろになりますので、与野党とも党内で変な動きをすると「負けたのはお前の県連だけだ」と言い返されて大恥をかくことになります。
【参議院本会議 きょう令和5年2023年4月21日(金)】
まず、衆議院では本会議での趣旨説明が省略されて内閣委員会に審査が付託され、全会一致で衆議院を通過してきた「フリーランス新法案」(211閣法23号)について、参議院では「登壇案件」として大臣の趣旨説明を受けて、各党が代表質問しました。
参議院は衆議院と違って、趣旨説明後の昼前に、法案採決になります。きょうの本会議では、「新型インフルエンザ特措法及び内閣法を改正する法律」(211閣法6号)が採決されました。討論は、反対会派→賛成会派→反対会派の順に行い、きょうは立憲、維新、共産の3議員が討論演説に立ちました。維新は「きょねんの秋の臨時国会で、立憲・維新が主導して附則にコロナの2類相当から5類への引き下げを入れたのに政府は遅かった」と批判しつつ、法案に賛成だとしました。賛成多数で可決し、成立しました。
「改正仲裁法」(211閣法28号)と「調停に係るシンガポール条約国内実施法」(211閣法29号)は全会一致で可決し、成立しました。「改正ADR裁判外紛争手続法」(211閣法30号)は賛成多数で可決し、成立しました。
「改正地域公共交通活性化及び再生に関する法律」(211閣法17号)も過半数で可決し、成立しました。
【地方創生・デジタル特別委員会】
鶴保庸介さんが引き続き特別委員長をつとめており、「特区法改正案」(211閣法37号)を賛成多数で可決すべきだとの意見をまとめました。
【衆議院法務委員会】
「入管難民法改正案」(211閣法48号)は与党側の提案は先送りされ、参考人質疑と対政府質疑が行われました。立憲民主党の寺田学筆頭理事は、仮放免者の子どもが、埼玉・川口市の友人と、東京・上野動物園を訪問できない事例を紹介し、涙ぐんでしまいました。野党委員が涙ぐむのは2日連続。斎藤健法相も自らの子育てに苦労があったと明かす展開となりました。しかし、Twitterの国会クラスタでは、大臣に直訴する姿勢ではなく、法案に野党議員として毅然と意見を言うべきではないかとの正論が見られました。法務大臣と出入国在留管理庁次長の答弁が正面から答えない者ばかりで、時間が立てば成立すると高をくくっている自民1強のおごりがみえました。議論では、第三者による審査機関が必要だとの機運が出てきています。委員会室とは別に、日本維新の会の遠藤敬国会対策委員長が与野党と会談し、自民・維新・国民・有志の協議体が立ち上がりました。第三者機関や収容者の弁護士の付け方などをめぐって修正協議が整い次第、その案が成案となりそうです。
【本会議】
採決は無く「日本語教育機関認定法案」(211閣法22号)の趣旨説明と代表質問がありました。
【文部科学委員会】
「日本語教育機関認定法案」(211閣法22号)が付託され、趣旨説明されました。
【財務金融委員会】
財務金融委員会としては珍しく、柳沢協二・元防衛庁官房長が参考人として出席し、「防衛財源確保法案」(211閣法1号)で「私は経済の専門家ではないが、前提となる政策の防衛三文書がおかしい」と正論を語りました。
【安全保障委員会】
「防衛産業基盤強化法案」(211閣法20号)の対政府質疑。来週も続きますが、立憲民主党はきのうのNCで「法案に賛成する」と決定しました。
【経済産業委員会】
「GX60年超電源法案」(211閣法26号)の質疑。
【内閣委員会】
「孤独・孤立対策推進法案」(211閣法22号)が審議されました。れいわ新選組の櫛渕万里さんと小倉将信大臣の新旧・町田対決もありました。採決は次回以降に持ち越し。
【厚生労働委員会】
「水道行政の国土交通省・環境省移管法案」(211閣法45号)が審議され、連合審査会を国土交通委員会と開く手はずも整えました。
【参議院北朝鮮拉致問題に関する特別委員会】
一般質疑がありました。
Ⓒ2023年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。