goo blog サービス終了のお知らせ 

日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

映画『駆け込み女駆け出し男』を観る。

2017-12-19 21:21:11 | 映画・テレビドラマ・音楽
2015年製作の日本映画『駆け込み女駆け出し男』。★★★★

時代は江戸後期。鎌倉の東慶寺に夫との離縁を求めて駆け込む女たちの人間模様。
動きがあるカメラワークがいい。セリフがちよっと聞き取りにくい速さのところがあるけれど、それが自然。
NHKが提供しているドラマは、セリフがわかりやすいようにかもしれないけれど、間が一定だからか、セリフを順番に再現しあう学芸会のように思えてしまうのです。言いすぎかしら、すみません。

ウェットを盛り込んでいたり、現代風アレンジがあるのですが、エンターテイメントとして楽しめました。

で、検索してみたら、井上ひさしの遺作「東慶寺花だより」が原作とのこと。
で、さっそく、「東慶寺花だより」のキンドル版を注文して、ipadで読み始めました。

映画はいいですね。
昨今の日本映画は製作費にお金をかけられなくて、という課題があるらしいのですが、この映画は観客動員数がその年のNO.3になったとか。
東慶寺で暮らしている女たち、当然女優さんたちが演じているのですが、化粧っ気がない表情が好ましかったです。
テレビの時代劇は、お化粧バッチリの女性陣ばかりのようで、嘘っぽいのも好きになれないところです。

八犬伝の作者曲亭馬琴が、読み本読者から続編が待ち望まれているのに、書くのに苦しんでいるというエピソードは、井上ひさしさんの原作っぽい。

自分を医者の見習いであり脚本家の見習いと言っている、ひょうひょうとした信之助(大泉洋)が、暗くなりがちの話に漕ぎ見よいテンポとなっています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 霜が降りて。 | トップ | 自分にとってブログってなん... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・テレビドラマ・音楽」カテゴリの最新記事