土曜日(8月6日)の午前に辛坊二郎さん司会のテレビ番組で、バングラディシュで活動している若者を紹介していた。
税所篤快さん。
きっと、ネットで情報はわかるだろうと、名前をメモしておいた。
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まったく、若者のエネルギーは素晴らしい。
私はユヌスさんがグラミン銀行の活動(少額無担保融資)でノーベル平和賞を受賞なさった頃、アジア保健関係の組織のボランティアをしていました。
アジア各国からの研修生にインタビューしたいと申出て、その中にバングラディシュから来た研修生もいました。彼には仲間の素人通訳と、私のブロークン英語で教育事情について聞きました。
○誰でも(身分、階級に関係なく)進学は出来ますか。
●できないわけではないけれど、進学するための勉強する時間がない。生活のために働かなくてはならないから、勉強どころではなく、結果として貧しい階層は、大学進学しないのです。
○大学を出たひとたちにはどんな進路がありますか。
●みんなが行きたがる有名国立大学4つがあり、そこで頑張って、出来たら海外留学を希望します。
○どこの国への留学ですか。
●アメリカやイギリスが第一希望です。
などなど。
ヘタクソな英語しか出来ないものだから、階層の図を書いたり、地図を描いたりしながら、聞きたいことの補足をしていたものだ。
勉強する機会が確保され、頑張れば豊かになるチャンスはないわけではない。
でも、肝心のその「勉強の場」が、確保されないで埋もれてしまうのは悲しいな、と思ったものでした。
あのころ、ユヌスさんのグラミン銀行にインターンシップに出かけた若者が、こんな可能性に富んだプロジェクトを立ち上げて、萌芽が生まれているのです。
拍手喝采です。
いい話です。
このシステムが、将来的には日本人の自分がいなくても機能するようになるのがいいのです、とご本人の弁を聞くと、
またまた、感動でした。
ー余禄ー
バングラディシュの男性だけでなく、スリランカ、ベトナムなど、複数の方々同時に素人が、インタビューの場を設定したものですから、聖徳太子の耳になりたい気分でした。
で、バングラディシュの彼が、日本滞在中の感想として語ったことも、記しておきますね。
●僕たちの国の人は、自分の得(収入)にならないことはしません。(ここの研修施設に沢山方がボランティアで来ていらっしゃるのをみてそう思ったのか)、日本人は不思議です。彼がそう話すと、スリランカやベトナムの女性もうなずいていました。
●日本は、ひとが少ないので、びっくりです。どうしているのでしょう。僕の国はもっとひとが外にイッパイいます。・・・日中の住宅街はガランとしていて人通りがないのが不思議なようでした。