日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

またまた保険会社の不払いが露見

2006-09-30 21:56:26 | 社会問題
テレビのコマーシャルでは、こんなにお得と宣伝しているのに、次々と不払いが露見してくる、この実際。
お客様に加入を勧めるときは、プラス内容満載なのに、支払い時には、特約事項は気づきませんでしたとは…。会社側はプロなのですから、アンフェアですよね。

皆さんは重複して保険加入することありませんか。
これは自分のことですが、私の加入しているクレジットのゴールドカードに海外旅行保険が付帯しているという説明がありました。死亡事故、ケガ・入院、救助などに対して保険金の支払いがあるという内容です。
だから私は海外旅行に行くときに、別途海外旅行保険に加入することはしません。
でも、その後何度かの海外旅行の際に、毎度海外旅行保険の案内書が同封されており、さも加入するのが一般的のような思いにかられます。
でも、いやあのコールドカードに付帯した保険があるからと、その都度思い直すのです。
どこにも、ゴールドカードをお持ちの方は…、なんていう案内はありません。
掛け金は多くて数万円。掛け捨て保険料は、申し込み時にちょっとイタッと思っても、旅行が始まってしまうと忘れてしまうほどの金額です。
でも、容易い判断で加入してくれるお客さんがいるとすれば、保険会社にとってはドル箱なのだろうなと、個人的には思っています。
でも、最近はゴールドカードの説明でも、海外旅行保険付帯の項目の説明をあんまり説明していない。(←状況が変わったのだろうか。調べる必要がありますね)
それとも、意図的に重複加入を期待しているのでしょうか。

様々な保険があります。
生命保険。損害保険。所得保障保険。学資保険。
スポーツでケガをした場合に備えてスポーツ保険。他人のものに損害を与えたときの損害保険。
そして、ボランティア保険というのもあるということを知りました。
掛け金は年間数百円。
そりゃあ、子供を連れて活動するボランティアなどだったら、加入の必要もあるでしょう。
私のボランティアは編集作業。編集会議には車で出かけるけれど、自動車保険には加入しているし、何でそこまで保険が必要なのだろうと、そう天邪鬼が頭をもたげて、加入しませんでした。
保険会社は、いろんな商品を作るのでしょう。でも、流されるままに申し込むのではなくて、要不要を考える気持ちは持っていたいと思ったものですから。

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一番手短な人物画

2006-09-27 08:51:04 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
この夏からパステル画はじめました。最初の一枚です。
ちょっと手加減自由をいいことに、微妙に…、との声も、聞こえてくるかもしれません。でも、なんとなく好きな一枚になりました。ご笑納いただければ幸いです。
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映画「山河遥かなり」を見る。

2006-09-27 07:49:15 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
1947年製作のアメリカ映画「山河遥かなり」。

終戦後まもないアメリカ軍占領下のドイツ。ナチス統治下で強制収用させられていた子供たちが、続々貨物列車で廃墟となった町に送られてくる。
子供らしさを失った恐怖心と猜疑心で子供たちが描かれていて、製作された時代を思い、時代が子供を、人々をここまで変えてしまうほどの恐怖の時代を思った。
日本の焼け野原の風景は、何度も写真などで目にしていたけれど、敗戦国ドイツの街の廃墟具合も、戦後まもない時代製作の映画であることから、自分への資料としても、みてよかった映画です。
肉親から離れ、言葉も通じないチェコ人の子供カレルが、集団から離れ、ひもじくしているときに占領軍のGIに救われ、心を開いていくという話。
生き残り子を探し続ける母。まだ占領中47年。アメリカ製作の映画であることもあって、占領軍の誠実さに割り増しがあるのかどうか…。解説には実話に基づくとあります。経済的疲弊が少なかった戦勝国アメリカだから作れた映画なのでしょうね。
少年、母親、善良な占領軍のGi、廃墟にともった明かりのような映画でした。

近所のスーパーの催事コーナーで、廉価ビデオの販売がなされており、ふと手にした1枚。525円でした。著作権が切れて廉価販売が可能になったのでしょうか。
容易くこんな映画に出会えるなんて、すごい世の中です。


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よい季節なのに・・・。

2006-09-26 08:04:21 | その他
誕生日も静かに過ぎていった。
もうベテランだから、なんとも思わない。
そんな癖もついているし、これからもこんな風に過ぎていくのかと受け入れてはいるけれど。
ただそれだけ。

あんなに忙しく、気取ってなんかいられない日々の連続だった。
かつての風景がときおり、頭の中を通り過ぎる。
そんなときは、今日、誕生日なのに!と、愚痴っても、その声は笑っていた。
なんともなかった。

多分、年を重ねていくということは、こんなこと。
数多くの私より年上の人たちも、それぞれに自分の歩いてきた年月を眺め、今、そしてこれからに向かって、日々を送っていらっしゃるのだから。

そういうことだったのね。
と、何に頷いているのかわからないけれど、ふと、自分自身を納得させようとしている瞬間がある。

-これからは元気出して、自分を盛り上げないと、やっていられないのかなー

元気印タイプだったハズなのに、ちょっとその元気が、どこかに隠れてしまって…。
時には、こんなこともあります。
そうですよね 諸先輩!
と、どこかの誰だかわからないけれど、本の中の誰かかも知れないけれど、応援の返事をもらいたがっている私です。






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吉田拓郎のコンサートがあるという

2006-09-23 09:01:25 | 私の雑感あれこれ
今日、つま恋で吉田拓郎とかぐや姫ののコンサートがあるそうです。
31年ぶりとのこと。
あの頃の若者たちが、また今日コンサートに集まるらしい。
昨日、今日と拓郎の歌う、♪サイコロころがしー……また、振り出しに戻る♪の「落葉」の歌がテレビに流れ、懐かしい。
下宿でひとり、歌詞とにらめっこで、歌っていたことが懐かしい。

「思えば遠くへ来たものだ…」と、確かに流れた月日を実感するけれど、あの若い日の感覚を覚えているのも確かです。
31年経ったことは確かです。
その年に生まれた娘が、先日の誕生日に31本のバラをもらったと、携帯の写真を見せてくれました。

確かに、長い月日です。
我が家に、ひとり、また一人と、家族が増え、賑やかな時代があったのも、確かですもの。
そして、あの31年前と同じ二人。

こんな風に、世の中は繰り返されているのだと、否が応でも実感です。
今日、コンサート会場に行く、往年の若者たちも、思い思いの一日を味わうのでしょう。
テレビではLPレコードのジャケットも映っていました。
「あぁ、あれとあれ、まだ持っている」そう思っている人多いでしょうね。
一度だけ、コンサートに行ったことはあるのですが、あいにく本人風邪キャンセルでした。
あっという間の30年、いろんなことが盛り沢山の30年。
かけがえのない年月であったことは確かです。

そして、今は夜10時過ぎ。
午後所要があり、夕方6時からNHKhiビジョンで実況中継を見た。
終わり近くに「落陽」が流れる。一緒に歌いたくて、レコードを取りに行ったけれど、歌詞カードは見当たらず、あぁ。
レコード盤には懐かしい並んでいる。
そういえば、これも好きだった。
              
              『おきざりにした悲しみは』
                     
                       岡本おさみ作詞・吉田拓郎作曲
              生きてゆくのは ああ みっともないさ
              あいつが死んだ時も おいらは飲んだくれてた
              そうさ おいらも 罪人のひとりさ
              ああ 又あの悲しみを おきざりにしたまま

              政(まつり)ごとなど もう 問わないさ
              気になることといえば 今をどうするかだ
              そうさ あいつと うまくやらなきゃ
              ああ 又あの悲しみを おきざりにしたまま

              おまえだけは もう 裏切らないさ
              激しさが色褪せても やさしさだけ抱きしめて
              そうさ おまえは 女だからね
              ああ 又あの悲しみを おきざりにしたまま

              おきざりにした あの 悲しみは
              葬るところ どこにもないさ
              おきざりにした あの生きざまは
              夜の寝床に 抱いてゆくさ


吉田拓郎の言葉じゃないけれど、確かに、今鏡にに写っているのは、むくんだ顔なのだけれど、片時ぴちぴちの顔だった頃を思い出していました。
まったく、今夜は不思議な夜でした。
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やっぱり、安倍さん。

2006-09-22 09:38:48 | 社会問題
自民党総裁に安倍不晋三氏が選ばれて、マスコミの紹介の仕方に時代錯誤かという思いを抱きました。
その系譜で、血縁関係が示され、父上が、祖父の元岸首相がと、説明があふれています。そして、岸首相の膝で遊ぶ幼いご本人、小さいときから政治が身近にあったのですね。とコメントは誘導する。安倍さんを説明するにはこれが一番わかりやすいのだろうとは思います。
けれども、第1党の自民党総裁ということは、総理大臣の任に当たる人です。この国の舵取り役なのに、彼自身が政治家として何をしてきたかは、多くは語られない、というか、拉致問題が大きく動いた、小泉首相の北朝鮮訪朝に同行し、ヒューマニズムを持った人だという気質のみです。

ある政治討論番組、「彼は、やさしい人です。だから…」と続き、誰もが、御し易いと思って支持に回ったと、そんな口ぶりの意見が出ていました。

そんな、人間的優しさというイメージしかない人が、「美しい日本」と、これまた抽象的な、懐古的な表現を口にし、憲法改正、教育基本法改正と、前面に押し出そうとしている事柄との裏腹を感じてしまいます。

岸首相、60年安保、という程度の知識しかない私ですが、彼が、戦前にすでに政府の重要ポストだった岸信介氏の意思をここにきて、踏襲しようという思いが、残っているのだとしたら、それが「美しい国」という言葉を引き出しているのだとしたら、随分この国は先祖がえりするのではないだろかと、そう思ったりしています。

地盤、鞄、看板がなくても、能力がある人が政界に進出できるようになったと、そう感じていたのに、旧態然とした人脈優先型。年齢的には52歳と若手だろうけれど、就任後のあいさつ回りで交わす内容が、お父さん、おじいさんの思い出話だと、勝手に推測したりするものだから、興味がそがれてしまいます。

素人には知りえない力が働いているのでしょうか。魅力的なリーダーが出てきて欲しいと、決まったばかりなのに、そう思ってしまいます。
「首相指名、組閣と、見てみないと、決め付けてはいけないよ」と、いわれそうですが。
安倍首相サプライズ!があればいいのになー。
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ダイエットしているということ。

2006-09-20 10:39:06 | 私の雑感あれこれ
何度かこのテーマで「自分が挫折しないために」書いたけれど、今日もその流れです。
詳しくは知らないけれど、「ダイエット」は、単に体重減少だけではなく、自分に適切な体重、体脂肪になることだとすると、これはいいこと、ココロすべきことなのですね。「ダイエットしてる」というと、かつては「あなたからそんな話が出るとは」と言われるくらい、タイプじゃなかったのだけれど、5月末から身体を意識して生活してきて、変化が自分で実感できるところまできました。今日計ったら6キロ減。

――でも、まだまだ かつての臨月の時の体重より思いのですけれど――

なんと食欲にまかせて食べ続け、体型については諦める癖ができていたものかと、思ってしまいます。
「10年でついた脂肪をとるには、10年かかる」という声も聞こえてきますが、食べることの質を考えて、もうすこし減ったらいいなと思っています。

胃腸が丈夫なタイプなので、暴食には気をつけなくてはなりません。


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「悪魔のささやき」(加賀乙彦著、集英社新書)

2006-09-18 21:55:07 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
1929年生まれの精神科医で小説家の加賀乙彦氏の本「悪魔のささやき」。
70代半ば、16歳で敗戦。そのときの日本人の思考回路の様変わりを肌で感じ、その後も、ひとの心の裡を仕事としてこられた経験をお持ちです。
精神科医として見る目、作家として人を見る目、他者からの圧力に屈することなく、深く洞察することを心がけて生きてこられた人の文章だから、学ぶところが多い、というか、こんな人もいらっしゃるということを嬉しく思いながら読み進めています。
私たちの世代が、すっぽりと当てはまる、あの学生運動の頃のことも、追及される側として、当時の学生たちのその後の様変わりを指摘されています。
立て看板の前で、ガナリたてる活動家のメッセージのなんと、中味のないものよ、とは思っていたけれど、ベトナム反戦には耳を傾けたり。私はそんな立場で見ていました。
一般企業に就職することは考えたこともないので、漠然と「軍需産業には就職したくない」という風潮があった気がしていたけれど、実際は運動家たちも大企業に進んで就職していったのでしょうか。
記憶にある事柄については、当時を思い出しながら、昨今の事件については、大衆の流れに的確な指摘がなされて、これには大いに同調します。そんな風に、自分の感じる思いと、作者の分析を重ね合わせながら読んでいます。

精一杯考えて選択している積りでも、自分のそれは悪魔のささやきなのだろうか。

20年ほど先を歩いていらっしゃる賢人の書に出会えたことを嬉しく思います。
昨日の1冊とこの1冊、近頃珍しく、読後感に「(こんな人に)出会えてラッキー」と、思える本でした。
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「これも経済学だ!」(中島隆信著ちくま新書)

2006-09-18 21:07:42 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
経済学の本は多分読んでも右から左に忘れるだけの本だろうと、思いながらも、手元にはこれ1冊しかなかったので、読みやすそうなところから、ぱらぱらとめくっていく。
身近な話題だから、読みやすい。
展開されている論理に、素直に納得できる。
「これも経済学だ!」
私が始めて、面白いと思えた経済の本です。
たとえば、日本の現在のお寺さん。葬式屋さんになってしまった感があるけれど、それは徳川幕府が、キリシタン禁制を徹底させるために、檀家制度を取り入れ、地域の戸籍係りの役目をお寺に与えた。お寺が役割を与えられ保護されたことから、本来の宗教活に熱心になることをしなくなった。保護されるということはそれ自体の力を弱めることにつながる。そのように宗教としての個性がすっかり薄れた檀家制度でも、現在も残っているのは、家族墓が菩提寺に残っているからだと。
檀家制度は、キリシタン禁制を徹底させるときに採用された制度化と、ことの始まりを教えられ、納得です。
人の思考回路の流れを「なぜ」と問うてみることから、より深く解ることがあるという視点で、今の世の中を分析している。
「弱者」についての分析も、相槌を打ちながら読み進めた。
興味のある章を拾い読みしているうちに、ほぼ全部読んでしまう、そんな本です。
中島隆信氏は1960年生まれの慶応大学教授です。
遠い昔に受けた一般教養の経済学の講義、富の再配分なんて話でした。そういえば、マルクス系学者全盛の時代でした。
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ニューヨークテロからの5年間 

2006-09-13 07:32:43 | 社会問題
9月11日、テレビや新聞はニューヨークのテロから5年が経ったと報道していました。、あの誰もが、作り物ではないかと思えるような、3000人近い人が一瞬のうちに命を失った映像が流れました。
そして、更に残念なのは、その後、アメリカは犯人組織のアルカイダの巣窟があるというアフガニスタンに侵攻し、さらに核兵器を持つ持たないでイラクへ戦いを挑みました。そのために、もっと多くの人たちが亡くなった、これもこの5年間の事実です。
「不正を正すために、疑わしいものも、すべて抹殺しても許される」という論理を、それが世界で一番強いと言われている国で、その論理が支持されているのだとしたら、残念です。
かつて、アメリカのスミソニアン博物館で原爆展が企画されたのですが、途中で頓挫し開催には至らなかったということを聞いたことがあります。
彼の国では、日本への原爆投下は戦争を終わりにするためにプラスだったと言う評価が支持されているのだと。
広島、長崎への2発の爆弾で30万もの人たちが、亡くなったという史実は、私たち日本人が抱いたいるものとは別物なのでしょう。
初めて、一瞬のうちに多くの人がなくなった経験をしたアメリカのその後にとった行動を思うと、あの時、スミソニアンで展示会を開いていたら、そこに足を運んだ人たちの意見に、少しは違いがあったかも知れない。
ふと、そんなことを考えたりします。
どの国でも自国の立場で思考します。しかし、世界で一番力の強い国が、ただ自国の立場で、となると、暴力もまかり通る危険をもちます。
力があるからこそ、よその国の悲しみを知る国であって欲しいものです。
そういえば、こんなエピソードを書いたこともあります。



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