日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

まだ間違っているのでは?

2005-03-31 07:30:42 | 社会問題
愛知万博に弁当類の持込禁止、入場時にバックの中のチェックを受け、知らずに持っていった人はその場で廃棄処分するとのニュースが連日テレビに流れていました。
おかしい、この寒い季節に食中毒の発生を避けて廃棄処分とは、なんと理不尽な判断を強制しているのだろうかと思いながら画面を眺めていました。
そんな中、昨日の夕刊で小泉首相が変更が出来ればと感想を述べたと記事が出ていた途端に、翌日朝刊では手作り弁当に限り持ち込みOKと報じられていました。
但し、「手作り」だけ、外部のコンビニなどで買ったものは、やはり禁止と。
この対応でも2つの点でおかしい。
①入場者らからの不満の声には、決まりとして押し通しておきながら、首相の一声で一晩で変わってしまうこと。
これでは将軍様の一声で物事が決まる国を問題のことをとやかくいうなら、この私達の国も充分その有資格国になっしまう。
②何故みんなが普段買って食べているコンビニなどのの弁当が制限されるのか。
この万博が、見物に来る庶民のためのものではなく、官とそこに協力をしようとする業者のためのものであることを物語っている。
万一コンビニで買った弁当で食中毒になっても、主催者の責任にはならないのに。万博に出かけたいが、できるだけ節約したいという庶民の知恵は開催者にとってよからぬことで、知的好奇心を満たすための万博というより、入場券、交通費、飲食代という出費に期待しているように見受けられてしまう。
 なーんだ、ゆとり教育とか言って、教育を受ける機会を奪い、学びたくないことも肯定し、官のすることに自分の判断力で批判などしない国民を育てたかったのか、とまでいうのは考えすぎかな。
 これからの若者のことは知らないけれど、自分の頭で考えることを教えられた世代は、なんかおかしいと思ってしまいます。
開催者側は、小泉首相の意見などから(ニュースでは入場者の不満の声が多くとしている)改善したと考えでいるでしょうが、上記の2点で、今もやっぱりおかしいと思います。
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ウエルカム・ホーム! を読む

2005-03-24 20:54:39 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
鷺沢萌さんの小説を始めて読んだ。名前は新聞の書籍広告で知っていたけど、若い人の書いた本という括りで、これまで読まずにきていた。そう、去年新聞で死亡記事を読んだのも記憶にはあった。
少人数の読書会で来月の課題にのぼったので、図書館で借りてきたものだ。
近頃集中でき難くなっている私の頭にも読みやすい導入で、一日で読了。
近頃の私は、心の内にある不協和音のもとを、引きずり出し、分析し、無理やり得心させている不快感でいっぱいの毎日を過ごしていたものだから、本の中の人物達が、フツー出ないことを否定せず受け入れており、その人たちの中で心地よい次元まで昇華されていることに羨望を感じた。本を読み終えて「あんたは全く狭量なんだから」と、つぶやいているもうひとりの自分がいる。
鷺沢さんの次の作品がもう生まれてこないことが残念。
本好きなくせに「文学的」とは程遠く、せめて、彼女の本もう少し読みます。
「私の話」「失恋」と。
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いって来ました、イタリアへ。

2005-03-17 18:33:56 | その他
実質4日間のイタリア滞在でしたが、行ったことになるかな。
航空券とホテルの確保、そして空港からホテルまでの送迎が組み込まれている二人旅です。
ボンジョルノと、グラッチェとスィだけのイタリア語に(他は覚えようとガイドブックを眺めても、ちっとも暗記に至らない)片言英語のみ。
食事のメニューもわからず、恥をしのんで、隣のテーブルのご夫人のお皿を指差して「セイム ツー」と。そうだ、そうだ、英語の通じない小さいお店のこともあるから、数ぐらいはイタリア語でと、ホテルに帰って、ウノ、ドゥェ、トレ(1,2,3)の3つのイタリア語を急遽仕入れましたが、まあ、観光地だから、駅やチケット売り場は英語が通じました。
まことに多くの日本人が訪れているので、こんなに不慣れでも結構察して対応してもらえるのでしょうね。
一日目の夕方、カラカラ浴場からの帰途、地下鉄で反対のホームだったことがわかり、反対側へ渡る通路を電車待ちのご婦人に訪ねたら、一旦ホームの外へ出て道路を横切り、反対側の入り口まで案内してもらいました。思いがけない親切に感謝。

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白いコート

2005-03-05 22:37:54 | 私の雑感あれこれ
東京でひとり暮らしをしている娘から上京するなら「中国の白いモコモコの上着持ってきて」とメールが入った。ダウンではなく中綿の入った白いコート。スキーに着ていくそうだ。
このコートは彼女が中国留学で友人のお母さんからもらったもの。1年の留学を終えて、再度12月に雲南省をひとりで訪ねると南京に立ち寄ったとき、防寒用にとコートを譲ってもらったものだ。
娘の語るところ、友達が言うには
「あなたが来るからといって母は昨晩時間をかけて探し出したの。文化大革命が終わって、少し自由化が進んだときにうれしくて、このコートを買ったらしいの。でも真っ白で汚れやすいから、通勤用にも着ていくこともなく今まで持っていたそうよ。貴女はいらないという人かもしれないけど、母の気持ちを思って、もらって欲しい」と。
80年生まれの娘もその友達も「文化大革命」は知らない世代。
日本人の私は紅衛兵、毛沢東の時代をニュースでしか知らないけれど、その時代をその国で生きてきた人が、自由になったことを喜んで買い求めたものを、防寒用にと差し出して下さった。
これは一人旅から帰って聞いた話。
冬の最中、雲南省からラオスに向けて一人旅をしようとする我が娘に対して旅の安全を心配してくださった中国の私と同世代の彼女にこれからもお会いすることもないけれど、感謝、感謝でした。

そのコート、30年近く経ったの年季ものでしょうが、またこの冬も活躍しそうです。
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お昼のテレビとメヂィチ家

2005-03-04 18:45:58 | その他
急遽リフレッシュ休暇でイタリア旅行と相成りました。直前申込みの6日間個人旅行。
娘との二人旅なのですが、パック旅行の経験しかないため、急遽フィレンツェ・ローマのにわか勉強。
そうか、メヂィチ家の二人の孫の争いや、ミケランジェロのメヂィチ家との経緯を頭に詰め込み、地図にマークをつけながら、あらためてルネッサンスは経済のバブルが建築や芸術を育てたのかと、自分流解釈しながらテレビを見ると…。

今話題の堤氏と並んで、ダイエーの中西氏、さかのぼってホテル経営者の横井氏、リクルートの江副氏が語られている。
テレビは全く勝手なもので、ご当人達にしたら、自分の事情と全く別のことで引っ張り出されて、まな板の鯉。

きっと、メヂィチ家の人たちも同じように、この日本のガイドブックとはずっと違うところに真実はあるんだよっと、言いたいかもしれない。と、ふと思った。


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ひな祭りも終わって

2005-03-04 17:42:14 | 私の雑感あれこれ
たどたどしくブログ開設する事が出来ました。
朝の雨も早くに上がったのに、ぽかぽか陽気までには到りません。
暮れに移植した桜草も、鮮やかな色を誇っていますが、余りにもしっかりとした花びらが、葉っぱと一緒に土の上に置かれているので、遠目には子供が遊び散らかした折り紙のようです。
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