日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

原丈人著「新しい資本主義」を読み始めました。

2009-04-30 15:56:28 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
PHP新書。副題に「希望の大国・日本の可能性」とあります。
2009年5月1日発行の第1刷、実は新聞の紹介記事を見てアマゾンで取り寄せました。
まず、あとがきを読んで、ワクワクです。
朝日新聞の土曜の「be」で紹介されていた人物像しか知らないのですが、糸井重里さんのページに、対談記事がありましたので、そっちにも興味を持ったところです。

mailto:?body=http://www.1101.com/hara/

ネットはすごい情報発信能力を持っているものだと、つくづく思います。

興味がある方は、覗いてみてください。
あっ、私もまだ、これから、です。
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ドラッカー氏の「ネクスト・ソサェティー」読了。

2009-04-29 11:16:34 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
2002年に書かれたものだから、ハズレ、というか、こんなにグローバルに景気が冷え込むなんていう、予兆はどこにも書かれていない。
多国籍企業は、本社があって海外支社がある、という形をとっているけれど、製造業ではなく、投資銀行のケースでは、本社支社の関係も取り払われて、まさしくグローバルな動きが求められる、と、そこまでは書いているものの、グローバルに破綻の波が押し寄せる話は当然でてこない。

経済の専門家から見た世界史を教えてもらったようで、読みながらワクワク気分を何箇所かで味わった。
クーベルタンの印刷技術の発明が、ジワジワと影響を及ぼしていった話。
鐙(あぶみ)が中央アジアで発明されたことが、ヨーロッパの甲冑の騎士を産み、イングランドで長弓が開発されて、騎馬戦も形を変えていった、とか。
ヨーロッパの騎士は領地をもち、農民(農奴)を食べさせるという主従関係だから、戦の最前線に駆けつけることを当然としていた、とか。
シーザー時代のローマ
ビザンチン帝国時代のコンスタンチノーブル
三銃士を書いたデュマの時代のパリ
メディチ家の時代のフィレンツェ
ディッケンズの書いた時代のロンドン

本の中で指し示している時代の彼の頭の中の映像と、乏しい知識の私の頭の中では、同じことばから連想する光景が違うのだろうけれど、
今の経済活動を捉えるときに、人類の歴史というバックボーンを語りながら、話を進めている、そのドラッカーのやり方に同行できたようで、楽しい読書でした。

鐙の発明が、馬の上での動きを確かなものにして、弓矢や剣を使うことができるようになった、なんて、初耳でした。
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草むらから摘んできました。

2009-04-27 21:14:08 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
散歩の途中、シロツメクサを摘んできました。
発色が悪いのが気になりますが、ま、掲載します。
今朝描いたスケッチです。

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○○の冷や水という言葉もあるけれど・・・

2009-04-26 09:19:18 | 私の雑感あれこれ
60で区切るのも嫌だし、
自分を勘違いさせて、もう少し、若い気分でいたいと思っていたのに、
実は、人の名前も思い出すのに時間がかかるようになったのも知っていたけれど、
聞いたことをメモさえしておけば、前後関係を思い出せるし、一度思い出し、考えるという行為をすると、経験があることで補えるから、自信を失うまでには行っていなかったのに、

今朝、二つのことで、自分にびっくりした。
アイロン台にワイシャツがスタンバイした形に広げられたままになっていた。
ああ、途中だった、とアイロンを手にすると、コードはコンセントに差し込んだまま。
えっ!です。
勿論手元スイッチは切ってあります。
これまで、コードを抜かないで中断したままにしたことはありませんでした。

リビングのパソコンに向かっているとき、ジュウ、ジュウと小さな音が聞こえました。
鍋がコンロにかかってる?・・・そんなはずは無い。
お湯でも沸かしているかしら?・・・家人に尋ねる。
イヤ、違う。
テーブルのホットプレートで、スライスしたお芋からの音でした。
私が、数分前にスイッチを入れたのに・・・。

こんなことがあるなんて、信じられません。
身体は元気です。
でも、どこかの一本が切れたのかも知れません。

これからは、こんなことも受け入れていかなければならないのですね。
己を知る、ですね。

世代交代、ユズリハの時、なのでしょうか。



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4月だから・・・。

2009-04-23 06:43:05 | 今日の一句・今日の一首

ー真新し制服姿が前を行くその袖口に指先半分-

新入学の4月だからこそ、見かける光景。
こんな小さな中学生!と、つい思うけれど、我が家もしかり、と思い出します。
大きくなれよ、ときっと秋口には丁度になるから、と大き目の制服をそろえたものです。
「あっという間にズボンの丈が短くなって!」と、嬉しそうに愚痴るのを聞いて、我が子も早く、短くなって困るー、といってみたいものだと、心中思っていました(笑)。

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新緑の候

2009-04-21 12:27:17 | 今日の一句・今日の一首
―新緑の中赤く艶めく葉を指して赤目樫と教えし人想う―

―去年の春山裾に桐の花を覚う今花の候教えし人亡く―

私に赤目樫や桐の紫の花を教えてくれた人は、今年亡くなりました。

生垣の赤目樫を教わったのは、もう20年も前のことですが、いつもこの季節になると、その時の口調を思い出すから不思議です。
まだ若かった私は、何で春なのに葉っぱが赤い?な~んて低レベルでした。
桐の木は、その木肌に特徴があるから、よく判別の付く木です。
でも、教えてもらわないと、山裾の遠目に見えるのが桐の花だなんて・・・。
桐の花を知っている自分なんて、素敵でしょ。
アハハ、そんなの当たり前のこと、なのでしょうか(笑)。
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曇り空の早朝

2009-04-20 06:54:05 | 私の雑感あれこれ
ウォーキング中に普段見慣れない生き物に出会いました。
といっても、トラやライオンではありませんが・・・。

ケンケーンと聞こえたので振り返ると、雉が一羽。
目の周りが濃赤で胸元が緑青色。雄です。
お相手を探しているのでしょうか。すくっと立つ姿は凛々しくも見えました。

少し行くと、目の前をスルスルと行くもの。
ネズミでした。
保護色といっても、舗道を動くのですから目に付きます。
あっ、と認識したその時、
頭上に、カラスがサッと近づいてきて・・・、
結局は電線に止まりました。
私がいたから、ネズミは難を逃れたのでしょう。

恋もあり、捕り物もあり、
このご近所は、人間が活動開始する前に、いろいろあるようです。
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P.F.ドラッガー著「ネクスト・ソサエティー」を読んでいます。

2009-04-19 22:21:25 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
ドラッカーが2002年に書いた本です。
その後彼は亡くなり、今は2009年ですから、いまさら、経済学者が7年前に書いた「ネクスト・ソサエティー」を読んでも、内容が古いのじゃないの、という思いも確かにあったのですが、私にとっては貴重な出会いでした。

分析の一つ一つが、判りやすく説明されていて読みやすく、かねてから関心があった近現代経済史を再復習させてもらえるような、そう解釈するのか、と素直に頷けて、教科書のように読みすすめています。

さすがに、昨今の経済変動は出てこないし、勿論苦境に陥っているGMではなく、アメリカの製造業のトップとしてのGMとして出てくるところが、時代を感じる。

経済学部の学生だと、こんな本を読むのだろうか。
面白い。
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オバマ大統領のプラハでの演説などから

2009-04-17 07:54:42 | 私の雑感あれこれ
こんな大層なタイトルをつけて、恐縮なのだけれど、テレビニュースをみて、一瞬「えっ!」と耳をそばだてた。
そして、16日の朝日新聞の「私の視点」という欄に、西崎文子氏(成蹊大学教授 アメリカ外交史)が取り上げられていて、紙面でゆっくり再確認した。

演説に盛り込まれた二つとして
そのひとつを、チェコの現在に至る民主主義への道のりを取り上げ、
「…自由な社会は、人々の弛まぬ意思と不屈の精神があってこそ実現すると語りかけた…」
もうひとつは、核時代の歴史
「オバマ氏は、核兵器を使用した唯一の国である米国が、核軍縮を率先する同義的責任を持つと明言した。自国の原爆投下に言及し、核が実践に使われた事実に触れたことの画期性は強調してもしきれない。」

このオバマ大統領の演説文が入手できれば、読みたいものだけれど、この欄で西崎教授の文章で、オバマ大統領の演説内容に再会できただけでも、「おっ!」という気分になれた。

すごい、こういうメッセージをきちんと発信できるのだ!
人って、捨てたものじゃない!
オバマ氏は、「普通の大統領になるのだったら、ならなくてもいい」と、いったとかをどこかで読んだ。
彼は、賭けている。
何を?ときかれても、答えられるものではないけれど、
人の社会が創造出来る可能性、世界が健全な方向に向かうことことには、人々が賛意を送ってくれるはずだと、信じているというか、人はわかってくれると賭けている。

パキスタンを助けよう、とは彼の昨日のメッセージ。
痛んで、傷ついているときは、自力で回復するのは大変です。
力あるものが、手を差し伸べると、快癒が捗る。
別に、これは、国家間の問題ではなく、社会のむ問題だけでもなく、各家庭の問題でも同じです。
コレラのニュースは、日本語に翻訳されたものでしか私には伝わらないのだけれど、でも、よくわかります。

アフガニスタンや、イラク、パキスタンの国情を、現在のようにズタズタにした張本人も、オバマさんの国じゃあないか、といいたくもなりますが、前に進むため、昨日より良くなるために、彼は「助けよう」とのメッセージ。

きれいごとが好きなお母さん!
と、言われてしまうタイプ、ですが、
世界のリーダー国からこんなメッセージが出るように変わって、
清々しい気分に浸っている、小市民のひとりです。

去年の秋、ワントシンDC.でスミソニアン博物館群を見てきました。実際に入館したのは19棟のうちの2棟だけでしたが。
名うての名品が所狭しと陳列されて、さすがアメリカ、という感慨でした。そして、ああ、ここスミソニアンでの「原爆展」の開催企画は、保守派の反対意見が多くて実現しなかったのだと、同時に思ったものでした。

上述のオバマ大統領の姿勢だと、状況も変わるかもしれません。
アメリカ大統領からの「自国の原爆投下の道義的責任」の意味が、もう少し国民に浸透してからでもかまいません。人々が普通に暮らしていた、広島の街が、長崎の街が、一瞬にしてなくなった現実を展示できたらいいとおもいます。





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今日の一句・一首

2009-04-15 06:42:05 | 今日の一句・今日の一首
-箒目の入れる人いて社清しー

早朝ウォーキングで神社まで行く。
竹箒の箒目が入っているのを目にすると、清々しい思いになります。
夜来の雨の後は、いつもより竹箒を動かすのが重いかも知れません。
早朝の日課なのでしょう。今朝も箒の音を聞きながら拍手をふたつして帰ってきました。

ー裸木の梢つらなる遠景が今朝大変身新緑に輝くー

3月に風景画スケッチをしたものだから、落葉樹の枝先が目に付いて仕方がなかった。
それが、サッと魔法の粉を振りまいたように、新緑の緑で覆われて、雨上がりの朝日に光っています。
花咲か爺さんが咲かせたのは、桜の花だったけれど、つややかな緑の杜に変えた季節の移り変わりって、すごい!
こんなことに感動するなんて、年とったのでしょうね~。

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