日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

今週出発です。

2024-01-23 08:02:23 | 私の雑感あれこれ
後記に追加文アリ

日曜日に業者さんがスーツケースを受取りに来られて、海外旅行いよいよというモードになってきました。
でも、ひとり参加だから、誰かと話題にするわけではないし、自分の気持ちの中で、ですけどね。
昨日は比較的暖かかったから、バラの剪定を励みました。ジムの予定も入っているので、1時間程度が2回。バラ育ても、バラ友が亡くなってからは話し合う相手がいないので、ひとりで予定を立てて黙々と、です。

ジムに通っているおかげで、ひとり参加を申し込む元気ができているのだと思っているから、コレは必須です。

アレコレ気の多い私、株式投資のネット画面も気になります。
株式市場が休みとなる土日はネット証券がしばしばメンテナンス中となることがあります。きっとシステムエンジニアさんが時間を惜しんで作業していらっしゃるのだろう、と素人の私は想像したりします。
で、メンテナンス明けの昨日月曜日、私が使っているネット証券の画面にNISAiの新しい項目が加わっていました。一目でわかる表示が出来上がっていました。
子供の頃、電話を使っているけれど、どうして音声が伝わってくるのか不思議だった。テレビの画像についても然り。そしてネット証券で瞬時に取引ができる社会になっているけれど、そのバックヤードにあるITの仕組みもわからずに、便利に使わせてもらっています。
そういえば、デジタル通貨払いにしてもそうですね。

使う側でしかありませんが、ミスらないように、とどまることを知らない文明についていくだけ。
電話1本で業者が荷物を取りに着てくれて、指定の時間と場所に受付表をもって取りに行けは受け取れるという仕組み。なんとスピーディーにできていることか。

こんなひとつひとつに感慨を覚える、ってことは、70代だから、でしょうね。

追加文
火曜の出勤時、皆さんに貰っていただこうと、ハッサク12キロ以上は入っている段ボールをヨイショと運ぼうとして、一歩目に段差があるのをウッカリして足を踏み外し、派手に転んでしまった。
シマッタ~~です。
タイル張りの歩道上でした。痛みよりも、旅行が控えているので、捻挫していないかが気になったのですが、擦過傷と打撲だけで済みました。
セーフです。旅行に支障がないようでラッキーだったな、と思いました。

夕食後に、添乗員さんから事前の確認電話がありました。
ひとり参加者は7名。うち女性は4名。
ビジネスクラスは7名。ウチ女性はひとり。
ひとり、です。
前回も名古屋から出発してドバイ経由でアテネに到着するまで、面識ある人はなかったので同じと思えばいいかな、と考えています。
ドバイまでの長旅で隣席の女性と水彩談義したのも楽しかったし、ドバイからアテネまでも別ツアー参加の女性と会話は弾んだし、、、。まぁ、なんとかなるでしょう、と。

体調不良にならないで、元気に旅ができたらヨシ、です。
はじめてのひとり参加よりも、ちょっとは気持ちがラク。でも気を抜いたら、思わぬところでミスが起きますので、ココロを引き締めないと、と自分に言い聞かせています。

一回一回の旅を有意義にやり遂げられますように。その気持ちでいます。








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新年から超株高❕

2024-01-19 09:03:46 | 投資関係の反省
NISA制度が拡充されたこともあってか、日本の株式市場は勢いがいい。
経済紙によると、個人投資家の金融資産が海外投資に流れている、とあった。YouTubeでも海外のインデックスを対象とした投資信託がお薦めというのが多いせいもあるのだろうか。
それでは、と少し首を突っ込んでみているけれど、私的には驚くほどの好調とは別物。日本株の勢いが凄すぎるからだろうけれど。
分散がいい、といわれているので、買増すことはしないで長く持ち続けてみようとは思っています。
コレってバブル? そのうちに暴落が来る?
1989年末のバブル崩壊(この時の株価暴落にはノータッチでした)やリーマンショック(被害を経験)の記憶があるから、現状維持を迷わないでもない。
バブル期はPERが超高かったから現在とは違う、という説明に頷いていいものか、、、。
万一の時の痛みを背負える範囲内で。投資は自己責任です。





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ちょっとせかせか。

2024-01-18 08:04:33 | 旅行・休養
南イタリアとシチリア島へ

空港までのスーツケースの配送を頼むには、早めの荷造りが必要(依頼するのであれば架電21日まで、集荷は22日まで)だ、ということが解って、気持ちは急にせかせかしてきた。
今日明日中に荷物を整える予定。
スケジュールにはホテルの連泊がないので、下着、靴下の洗濯は無理。日数分用意。
この季節のエトナ山2500m行きでは、寒さ対策も必要か、と。ウチの県の最高峰の山は1500m。それよりも高いということは寒いハズ。
この季節の地中海式気候は日本の冬より降雨量が多いらしいので雨傘の出番もあるだろう。など思いめぐらして準備している。
陽光の地中海のイメージがあるけれど、、、。

よくひとり参加するね~、といわれる。
夫は、海外旅行には特に行きたいと思わない派。友人を誘おうとするとスケジュール調整が必須になる。
私もいつでもOKというわけでもない。で、あきらめていると年月ばかりが経過して体力に自信がなくなる。
という理由で、今しかない、に行き着いたわけです。

本当は「おひとり様参加」限定の旅に申し込んでいたのだけれど、諸事情で目的地変更。なので、今回はひとり参加の方がどれだけいらっしゃるかはわからない。まぁ、添乗員さん付の少人数のツアーなのでなんとかなるか、というところです。

ここ数日は 👆 の準備をしつつ、バラの冬剪定もやって、ジムにも通って、になります。

■古代ローマに興味を持ったきっかけは、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでから。
それと並行して出会った本に、塩野七生さんの「コンスタンチノーブル陥落」もあります。白内障の手術のために某大学病院に入院したとき。手術前日の入院で暇を持て余した私は病院内にある図書コーナーにふらり。そこで手にしたのが「コンスタンチノーブル陥落」の物語(1453年東ローマ帝国陥落の歴史が描かれている)でした。(だからできればイスタンブールも訪ねてみたい候補です)
「ローマ人の物語」はたまたま立ち寄った近所の大型スーパー内の本屋さんで、平積になっていた文庫ほんの1冊目を手にしてから。
「ローマ人の物語」の文庫本は40冊を超えるしろもの。最終版までは読み終わっていない💦
紀元前の時代の記録をこんなに追えるなんて、と興味深かったものです。その本の中にギリシャ人の植民都市としてシチリアは出てきます。ゴットファーザーのコルレアーナの出身地のイメージが強かったのに、紀元前からの都市国家だったとは、、、でした。
映画「山猫」でもシチリアの貴族社会が描かれています。
知ったからといってどういうことはない、知らなくても別に~~、と人には言われるかもしれないけれど、欲張りな私にとっては、今の時代、求めれば出向い、ということが既に感動です。






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寒い、冷たい。加筆あり

2024-01-16 08:39:40 | 私の雑感あれこれ
朝の7時台に少しでも庭へ、と防寒着を着て出る。
小一時間もしないのに、指先がジンジンと冷えてきて切り上げる。
昨日、屋外の小さなジキタリスの苗をポットに植え替えて、発泡スチロールの箱に入れて寒風除けにして日差しの当たるところに置いていたのが見当たらない。カラのスチロール箱が落ちている。?? 植え替えた苗はひっくり返されていた。猫の仕業だろうか?ガッカリ。⇔ 強風が原因だった。😞

今、暖房の部屋のPCの前。
■昨日、旅行会社に電話で問い合わせ。申込んで送金したという証拠はあっても、以降の連絡はない。
1週間前ごろには書類が届くそうだ。
羽田発なので新幹線で東京まで向かうことになる。
集合時間は夜の8時頃らしいので、その日の半日は出勤して、お昼過ぎの新幹線に乗っても大丈夫。
羽田のターミナルは初めてだから手違いはあっては大変。時間の余裕が欲しい、と思っていたけれど、ありすぎるのも疲れてしまうだろうから、と。
⇔ 旅行前案内が届いた。スーツケースを空港まで宅急便で送る案内もある。中部地方から羽田までもOKだろうか。確認してみたい。

■株式市場は年初来の暴騰。この状態がどういう風に展開していくのだろうか。下降相場になっても大丈夫なスタンスであることが大事、と自分に言い聞かせている。








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この冬一番の冷え込みです。

2024-01-14 11:00:59 | 私の雑感あれこれ
バラの冬剪定をスタートさせているものの、今朝はこの寒気では、、、とサボっています。

投資に関しては1月からの新NISAがスタート。ついつい勢い込んで特定口座の株式を売却して、ほぼ新NISA(成長投資枠)に振り替えました。配当に期待の投資ですが、どうなりますか。

新聞の書籍紹介で目に留まった「月ぞ流れるる」澤田瞳子著を読み始める。平安時代の赤染衛門(あかぞめえもん)※を題材にした歴史小説です。
平安期の清少納言、紫式部と並んで語られる歴史家の家柄の女性とのことでしたが、最近初めて知りました。

旅行まであと10日になりました。そろそろ準備にと思いますが、旅行会社からは特に連絡もなく、ちょっと心もとない感じ。
パスポートは大丈夫だし、コンセントの差し込み変換機(?)は準備したし、去年の5月の経験もあるから大丈夫には思っています。
地中海式気候だから、1月でも温暖かしら、と呑気です。

仕事持ちだから、今月中にやるべきことはしておかないと、気になっています。

11日に24時間心電図の結果を聞きに病院に行ったのですが、特に問題なし、でした。
健康であることはありがたいことです。ただし血液サラサラのお薬はもうしばらく続けるとのこと。

能登半島の被災地は雪国でもあることで、さぞかし大変だろうと察します。幾度もの災害を経験しているこの国だから、経験が生かされているのだなとも思います。ホテルなどの宿泊施設への2次避難も行われだした、と聞くと、コロナ流行のときにホテルを借上げて療養施設にした経験が生きているのだと思ったり。使えるインフラを役立てていただきたいものです。









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70代の手習いか。

2024-01-09 07:05:15 | 私の雑感あれこれ
■世の中がどんどんデジタル化していくので、ついていくのにアクセクしています。
〇〇ペイは使っているのですが、先月に初めて(夫婦で10円送ったり、返したりを試してから 苦笑)友人間の割り勘程度の金額のデジタル通貨送金ができました。
便利~、という使いこなせて嬉しい。うっふふ

で、夫の〇〇ペイにポイントが沢山あるということに気が付く。
先日夫婦でランチに行ったうなぎ屋さんで○○ペイが使えるということで、提示したら支払額がポイント額より多い時は、一部使いではダメというとこで残念💦⤵ 銀行口座との紐づけしてないので。
だったらと、昨日はポイント額内でおさまりそうなお寿司屋さんにGO。
そこも、○○ペイが使えることを知っていたので、提示すると、夫のスマホはバーコード支払い表示になっていて、スキャン機能は反応しません。で、アキラメてカード払い。⤵
ポイントで支払いができるお店もあるハズなのに、拍子が悪いのでしょうか、、、。なんとかクリアといきたいものです。
バカだなぁ、と思いますが、こんなことにこだわるタイプです。コンビニでは使えるらしいのですが、夫婦でコンビニにはいかないし、夫はそもそもポイントで買えてお得~~、ということに関心がない。トホホ

■昨日したことのもう一つ。
ハッサクを二箱箱詰めしました。娘宅と弟宅用。送料(ポイントやカードは使えない)にはクオカードが使えるので助かっています。
もう一軒の娘宅は例年ハッサクは食べない、というので、マーマレードにしてから送ります。

■ジムの(以前に1度だけやったことある)プログラム、なんとか毎週月曜に続けられそうです。体幹がしっかりしていないから、私の動きはグラグラ。続けていればそのうちに、、、、となればいいのですが。バレー系の動きの基礎の基礎なのでしょうが、それができない💦 

■今日、初仕事。アレをやってコレをやって、と手際よく時間を使いたい。

■雪国北陸育ち。だからこのシーズンの降雪は当然と思うのだけれど、被災地の方々の避難場所ではさぞかしキツイだろうと思います。少しでも暖かく過ごせますように。お亡くなりになった方以上に行方不明者の数が多くて地震被害の大きさを思います。
降雪の中、救助にかかわっている方々も体調を崩されませんように。

■今回の地震被災地への寄付金の窓口についても(例えば日本赤十字)、ネットでアクセスできます。
郵便局窓口での振込用紙の控え用紙が寄付金を支払ったことの領収書代わりになり、所得税の控除証明書類になる、ということ。
地域への寄付金ということで、ふるさと納税扱いになり、住民税の減額対象になること。
必要な情報へ容易にアクセスできるというのは便利ですね。


















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今年のスタートは、、、。

2024-01-08 07:39:35 | 私の雑感あれこれ
■「1月4日の仕事始め」といきたいところですが、フルでの仕事はなくなっているので💦、予約してあった病院行き、でした。
24時間の心電図をとるための装置のボディへの設置です(初体験)。
月が替わったので、健康保険証の提示が必要となるのですが、あっ忘れた!お薬手帳のケースにいれている高齢者健康保険証を持参していません。💦💦 マスクも忘れて売店で購入というお粗末。お正月ボケでしょうか。トホホ
救いの神は、マイナンバーカード❕ 使ってみたかったマイナンバーカードで済ませることができました。暗証番号の入力が必要になるのですが、顔認証でもOK。これはラクでした。
先月に行った皮膚科の受付カウンターにもマイナンバーカードリーダーが設置されていた(この時は診察券を提示した)ので、どんどん普及していくことになるのでしょう。

■YouTubeで主婦年金の廃止というサムネイルを目にしました。
ううん?何のこと? と思って、解説しているYouTubeで学習。
いわゆる106万円の壁、103万円の壁、というパート勤務の方にも社会保険料が課せられるようになり、国民年金の第3号保険者ではなくなります、ということです。
昭和61年4月から収入のない人(いわゆる主婦)にも、国民年金に加入している扱いにして、保険料の支払い免除(第3号保険者)という仕組みを作ったのです。国民皆年金制度です。この制度に該当する人を極力減らしていこうという流れ。少しでも収入があれば納付(収入から控除)してもらうということ。パート勤務当事者にしてみれば、その分手取りが減るし、世帯主の扶養から外れれば、世帯主の課税所得額が増えて納税額もアップとなる、ということ。
年金掛け金を支払わないで、基礎年金を受け取れる制度って、不思議~、と思っていたので、この流れは、「・・・だろうな」とは思います。でも、掛け金の半分が雇用主が負担となるので、パートさんをたくさん雇用している雇用主側としては厳しい! 価格に反映とならざるを得ないのでは?
ちなみに世界(多分西側諸国)では、国民皆年金制度はないそうです。フランスでは出産・子育て中は掛け金免除期間となるそうです。
これはうなづけるかもしれませんね。出産・子育てという働きをしているわけですから。

■今日月曜はジムに行くつもりですが、いつものクラスは12月でお終いになったので、新しいプログラムに参加予定です。
一度試みたことがあり、ちょっと苦手意識があるのですが、再トライ、です。どうしてもダメなら、プール(アクアビクス)の選択になるのですけどね。

■庭の花(バラ、スイセン、寒菊)をサクッと切って、花瓶や大きめのガラスコップに挿しています。
お花屋さんのお花と違って、枝ぶりは不揃いですが、その不揃いにヨソユキではない健気さを感じたりするところがあります。








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人間っていいな。

2024-01-07 08:03:36 | 私の雑感あれこれ
今年は悲惨なニュースが飛び込んできた新年のスタートです。
スマホが普及しているので誰もが状況を記録できる時代です。
YouTubeでも即時に視聴者撮影の現場状況に接することができます。
飛行機事故が発生してからご自分が避難脱出なさるまで、冷静に動画撮影されたのを観ました。
これを撮影しておくことが後に役立つだろうと思って、と。機内の乗客、乗務員の音声も聴き取れます。
乗客の皆さん、パニックになっているのは当然のことなのですが、

落ち着いてください
荷物を出さないでください
早く出してください
(煙が蔓延してきているから)姿勢を低くしよう
乗務員の指示を待とう
助けてください。神様~

命にかかわる状況で、怒声が聴かれない。
怒声をあげたらどうなるというものではない、と判っているところがスゴイ。

乗客、乗員全員の無事脱出。
乗客、乗務員か脱出したとき、更に機長は残っている人がいないことを客室の後部まで行って確認してから機内脱出したのは18分後だったとのこと。

こんな国の人間であることが嬉しい。
スゴイ。

視聴者提供の動画




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昨日届いたハガキ。

2024-01-06 09:04:10 | 私の雑感あれこれ
昨日届いたハガキ。
夫の賀状には、長らく年賀状だけのお付き合い、というのも多い。(私はとうの昔に、年賀状をやめている)
こちらが出したものが届いてから、相手が丁寧に送ってくださる、というのもある。
こちらの賀状を受取ってから発送されたと思われる、1枚の喪中はがきを夫は私の目の前に差し出した。

ガーーーン。
娘の相手だった人。
ビックリ。
世の中、なんでもあり、なんだと思う。
さぞかし、差出人のご両親は辛かったことでしょう。
取り返せたら、なかったことにしたい事故。
どうしようもないけれど、事実から後戻りできない。
大変な2023年後半だったのでしょうね。
親世代80代、90代の喪中はがきには慣れている。だんだん同世代の兄弟の喪中ハガキというのも目にするようになった。
けれど、現役世代、息子、娘世代のそれは言葉を超えた辛さ(悲運)を思う。
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ドラマ化されるけれど、、、わたしは観るかな?

2024-01-05 08:21:38 | 私の雑感あれこれ
付けたし書きあります。

年末仕事を気にしながらも読了した小説『散華』。面白かった。
紫式部の幼少期7歳ごろから40代半ばで亡くなるまでが書かれている。
母親似で美人の姉、学問の家に生まれていながら勉強好きではない二つ下の弟。弟が学ぶ内容を弟より先に習得してしまう紫式部。
3人は父の任地である播磨で生まれ、母は弟の出産時に命を落としている。
貴族は朝廷の時代においての公務員的存在。世渡り下手な父親には都に戻ってきても次の辞令が下りずに何年も閑職に追いやられる。ようやく辞令が出たのは越前の国司。今でいう知事職に当たるのだろうか。このとき紫式部が父親の身の回りの世話をということで同行する。(もちろん何人もの従者も引き連れていくのだけれど、身内もいれば心強いだろうと)但し 彼女は2年足らずで帰京する。
このたびNHKのドラマになることになって、越前の街の紫式部話題が報じられていたけれど、そういうことね、と思った。

妻問い婚の時代。男性が気に入った女性に歌を送り、返歌で気があるかどうかを察する。そういうやり取りあっての結婚になるのだけれど、幾人もの女性のところに通う男性の話もしばしば出てくる。恋歌のひとつも届かないのは女性にとっても自信をなくす。こういう心理はきっと昨今と変わらないのだろう、とも。苦笑

こんなふうに綴っていけば、長くなるので、端折る。
今、盛んにNHKで大河ドラマ「光る君へ」の宣伝をしているけれど、幼い時から、紫式部と藤原道長に接点があった(気になる存在だった))風に描いているけれど、うーーーーん。
王子様とお姫様(主人公男女)の叶わぬ恋、的な筋書きを視聴者が好むだろうと慮っての展開のような気がしてしようがない。
大石静さんの脚本。彼女がこの時代の専門家でもないから、何人もの専門家のアドバイスを受けながら、書き上げられた作品なのだろうけれど、NHKはテレビを観る人の立場(視聴率)のことを考慮した作品なのでしょう。娯楽作品だからOKなのでしょう。

そういえば「オスマン帝国外伝」の第1シーズンは1話が50分で48話ありました。ちょうどNHKの大河ドラマに匹敵します。
16世紀のオスマン帝国が最も勢いがあったスルタンの時代で、世界中で8億の人が視聴したヒット作だったらしいです。史実に基づくフィクションです、とテロッぷが流れます。

『散華』にも何度も系図が出てきて、人物の関係を理解して読み進めていくのは大変でしたが、現代に生きる私たちにも説得力のいく展開でした。一条天皇の中宮になったは彰子(道長の娘)12歳で入内し、早く男子を出産してほしいと願う道長です。先に皇后になっている定子に皇子が生まれ気をもみます。身内同士での権力争いが生々しい。ー人形から賢后へーの章では、紫式部は彰子が生まれる前から宮廷に起こった事件のいろいろを語り聞かせます。幼くして入内した彰子も成長していきます。
一条天皇の没後、彰子の子供をすんなり次期天皇にできなかった道長は、その遠因には、紫式部が彰子に仕えていることも影響しているとも判断して、宿下がりすることになります。

杉本苑子著の本では道長と紫式部の関係は、恋焦がれる人というわけではないのです。
杉本氏の作品も資料の少ないことから、創作部分も多いのでしょうが、私は、こちらの展開に説得力を感じるので、テレビドラマは、、、どうかな~。

この時代、疫病が蔓延することしばしば。医療が未発達なので頼るのは陰陽師に頼って悪霊い。なにか凶事がおこれば〇〇の祟りだから陰陽師にお祓いを、となる社会風俗です。生活苦に苦しむ今日の街では、火付け盗賊が跋扈しています。検非違使の働きも今一つパッとした活躍とはなりません。朝廷や貴族高官の御殿は建造して、時を経ずしてまた火災に遭う、という話。こんな時の再建費用は地方の領民が納める税になるので、地方の農民の暮らしはますます搾り取られる状況になると記しています。
中央から地方に派遣された要領のいい(横着?)国司であれば、農民から徴収したものの中抜きをすることによって私服を肥やして都に戻ってくる、とも。誠実な仕事ぶりの官僚ではそうはいきません。なんだか、いつの世にも通じるものを感じます。都で和歌をやり取りしている公卿らには、地方の農民の暮らしぶりなど縁遠いこと。いかに雅であるか、ですから、ね。

貴族の女性は朝廷に召し上げられれば、暮らしの保証をされるわけで、たくさんの女房がそれぞれの居住区を与えられて暮らしていた。そして夜になると、朝廷に使える公達らがそれぞれのお目当ての女房の部屋に行きかっていたいた、と。
ここは中国王朝やオスマン帝国のハレムとは違うところですね。かの国では朝廷内の女性がいるエリアに入れるのは宦官だけでしたから。

新しい事実の発見があったり(杉本作品はずいぶん前の著作なので)、有益なのかもしれませんね。








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