働けど働けど我が暮らし楽にならずじっと手を見ている「啄木」があちこちに。
朝日朝刊一面トップで、あの御手洗さんのキャノンの名前があがっています。
以前に工場の改善・合理化を取上げていたテレビ番組で、キャノンの大分工場には、廊下を歩く速度を感知する設備が備わっており、移動に要する時間まで管理されているとありました。そこまで人を信用していないのかと、距離を感じたものです。
さて、一面トップの「偽装請負」この表現に、頷きました。
先日であった事例。
「3ヶ月の研修後はA社の正社員になります」といっていた彼がなったのは、社員ではなく、毎月働いた分だけを会社に請求して給料を貰うシステムだったのです。
「『請求書を自分が発行して、働いた金額を受取る』これって、社員じゃないよ」
「…派遣なのです」
「どこかの派遣会社の社員になったの?」
「…いいえ」
派遣会社という組織でもなく、彼はひとり親方の形で、そこの会社の仕事だけをするのです。
基本給(正しくは給与ではないはずでが)は低く抑えられていて、仕事を多く任されると歩合が増える仕組み。
仕事がないと、当初の想定の半分以下。
勿論勤務労働ではないから、深夜労働であっても、休日が極端に少なくても、本人が望んで仕事を請け負っているわけだから、させている会社がとがめられることはない。
ワーキングプアの集まりだから、歩合の仕事を欲しがって群がるのですが、そこではまた人間の常で、嫌われたら仕事が回ってこないというのも現実らしい。
よく私たちが耳にする会社なのに、同業他社との競争に勝ち残るために、ここまでしているのかと、開いた口がふさがりません。
かつては、職人とし技術を身につけるとか、この業界で10年20年とかの言い方があったけれど、マニュアルを叩き込んで、即戦力。不要になるとハイおさらば。
丁稚も番頭も遠いとおい昔です。
この現実を目の当たりにしていたものだから、「偽装請負」という表現を目にして、頷きました。
そしていろんなところでの現実だったのだと実感しました。
まさしく、ワーキングプアの世界です。
「カイゼン」は国際語になったとか、人間性回帰のためのカイゼンも大きな課題にして欲しいものです。
朝日朝刊一面トップで、あの御手洗さんのキャノンの名前があがっています。
以前に工場の改善・合理化を取上げていたテレビ番組で、キャノンの大分工場には、廊下を歩く速度を感知する設備が備わっており、移動に要する時間まで管理されているとありました。そこまで人を信用していないのかと、距離を感じたものです。
さて、一面トップの「偽装請負」この表現に、頷きました。
先日であった事例。
「3ヶ月の研修後はA社の正社員になります」といっていた彼がなったのは、社員ではなく、毎月働いた分だけを会社に請求して給料を貰うシステムだったのです。
「『請求書を自分が発行して、働いた金額を受取る』これって、社員じゃないよ」
「…派遣なのです」
「どこかの派遣会社の社員になったの?」
「…いいえ」
派遣会社という組織でもなく、彼はひとり親方の形で、そこの会社の仕事だけをするのです。
基本給(正しくは給与ではないはずでが)は低く抑えられていて、仕事を多く任されると歩合が増える仕組み。
仕事がないと、当初の想定の半分以下。
勿論勤務労働ではないから、深夜労働であっても、休日が極端に少なくても、本人が望んで仕事を請け負っているわけだから、させている会社がとがめられることはない。
ワーキングプアの集まりだから、歩合の仕事を欲しがって群がるのですが、そこではまた人間の常で、嫌われたら仕事が回ってこないというのも現実らしい。
よく私たちが耳にする会社なのに、同業他社との競争に勝ち残るために、ここまでしているのかと、開いた口がふさがりません。
かつては、職人とし技術を身につけるとか、この業界で10年20年とかの言い方があったけれど、マニュアルを叩き込んで、即戦力。不要になるとハイおさらば。
丁稚も番頭も遠いとおい昔です。
この現実を目の当たりにしていたものだから、「偽装請負」という表現を目にして、頷きました。
そしていろんなところでの現実だったのだと実感しました。
まさしく、ワーキングプアの世界です。
「カイゼン」は国際語になったとか、人間性回帰のためのカイゼンも大きな課題にして欲しいものです。