日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

冬は早朝(つとめて)。

2007-01-30 16:15:44 | 私の雑感あれこれ
東の空が少しずつ明るさを増す頃から歩き始めている。
まだ数日だから、三日坊主をようやくクリアしたところ。
腰につけた万歩計が、「○千歩です」と教えてくれるから可笑しい。
私の歩幅と速度で、7千歩超で丁度1時間。
携帯電話で時間を確認する癖ができて、腕時計は持たない。
けれども、2千歩で何分、4千歩でどのくらい、そういう感じで、だいたいの歩いた時間を知ることができる。黙々と歩いているのだから、当たり前といえば当たり前だけれど、この超アナログ加減が気に入っている。
今朝は、帰りがけ、ちょうど7時に朝日が昇るところに出くわした。
貯水池の向うに森があって、その向うに赤いお陽さんが上がってきた光景を見ることができて、ちょっと得をした気分になったりもした。

暗がりがまだ残っている畑に、寒風を利用した細く刻まれた切干大根作りの有様を目にして、人の姿は見えないけれど、人の仕事の息遣いを感じました。



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首長の孤立

2007-01-25 07:41:00 | 私の雑感あれこれ
周りは全部野党。
宮崎県知事東国原英夫(そのまんま東)さんはその上に、鳥インフルエンザという難問まで突きつけられて、至難のスタートでしょうね。
かつて長野県の田中知事さんも、就任挨拶に回ったときに、目の前で渡した名刺を折り曲げられたということが話題になったことなどを思い出します。
私たちの町でも、昨年秋に赤字財政の抜本的見直しを訴えた候補者が当選しました。20数名の議員で、町長支持の与党はたった1名だそうです。
収入役も助役も、新町長就任直前に辞職し、引継ぎもなかったとのこと。新町長は支出削減を訴え、自らの給与30パーセントカットを実行しようとしたら、自らの給与カットさえ委員会で否決され、町行政の逐一に反対を唱えるという状況となっているそうです。
なんとまあ、そのような対応をしろとの陰の圧力が働いているのでしょうか。今までそれなりの禄を食んできた人たち(収入役・助役)、そして今も町行政の判断機関の人たちの、自分大事主義(?)を思うと情けなくなります。
東国原知事も大変でしょうね。素人というのは、難点であるかもしれませんが、しがらみから自由というメリットがあるわけで、ぶれないで改革を進めていって欲しいものです。
さて、わが町。何とか赤字建て直しを図ろうとす町長の仕事が支持されるように、町長派議員を増やさなければならないのですが、さぁて、どうなりますか…。
4月に町議会議員選挙です。
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カブトムシ育てたことありますか。

2007-01-21 17:50:15 | 私の雑感あれこれ
それは息子が小学校低学年の頃でしょうか。
郷里の母が、家庭菜園用の腐葉土の中にカブトムシの幼虫を見つけたといって、ダンボールに入れて宅急便で送ってきました。
息子は、思わぬ贈り物に大喜び。
その日から、成虫に育つ日を夢見て飼育が始まりました。
①飼育箱の中の腐葉土の糞が多くなったと思ったときに、新しい物と入れ替えること。
②腐葉土が乾燥しきらないように、適度に霧吹きをすること。
古新聞を広げて腐葉土をどんぶり1、2杯分を追加していたのを記憶しています。
飼育にも慣れたというか、飽きかかった夏のある日。
息子の部屋で、カサッと音がしました。
振り返ると、飼育箱に動くものが…。
あっ!カブトムシ!
今まで、茶色の腐葉土だけだった中に、黒光りした甲冑のまさしくカブトムシでした。
その晩に2匹、翌日にまた、そんな感じで数匹誕生しました。
今度は、餌は腐葉土というわけには行きません。早速、桃やきゅうりといった果物を与えましたが、晩に与えたモモの一片を、翌朝にはすっかり皮だけにしてしまったのには驚きでした。

少し、回りくどく書きました。
先日、カブトムシの幼虫が随分たくさん居る、という話を聞いたものですから…。

愛知池という愛知用水の調整池の周辺の緑地環境保全活動をしていらっしゃる方が、一帯の草刈でつくられた腐葉土を春の花壇用に施肥しようとしたら、沢山のカブトムシの幼虫が…、ということです。
あー、かつて、郷里から宅急便でまで送られてきたのも今頃の季節だったのだろうか、と思い出したのです。
成虫になる夏まで半年あります。

夏にカブトムシに出会うのとまた違った体験になるのに、誰が、育てたいなーと思う、少年少女がいないのかしら、と。
我が家の子供らが小学校を卒業したのは、はるか昔となってしまって、近所の子供にでも声を掛けようかな、と思っています。
おせっかいおばさんですね(笑い)。
ダンボールに入れて宅急便で送ってくれた母親に似ているのでしょうか。
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ここだけの話ですが・・・

2007-01-17 07:25:13 | 社会問題
不二家、大変なことになっているようですね。
賞味期限が1日過ぎた生クリームを使って…
賞味期限の切れたジャムを使って…

現代の宮仕えの制服である背広姿の御仁が何度もお辞儀して、不始末をお詫びしていらっしゃいます。
社長さんも辞任だそうです。

街角やスーパーでテレビ局のマイクを向けられたお母さんたちからは、「こんなことがあっては、何を信用していいか…」と、不安げにコメントが、ニュースでは、いつも一つ二つ流れます。

冷蔵庫を開けた家人が聞く。
応えるのは、案山子。
これ、賞味期限切れているけれど、大丈夫?
賞味期限はいつ?
○○日。
だったら、大丈夫。
本当?
うん、大丈夫。

勿論、期限切れにも限度があります。
その限度を心得ているのが、我が家の料理長案山子(笑い)。
あー、不二家でなくて良かった。一日の賞味期限切れで廃棄処分しなくてはならないなんて…。
ウン十年、料理を作ってきましたけれど、食あたりの事故はありません。
賞味期限という文字が読めなくても、動物は余程のことがないと間違いません。
そりゃあ、不特定多数の人への売り物を作る会社は、ルール違反フリーはいけません。
我が家みたい家って、ないのかしら?
あっ、不二家の従業員の家がそうだったのでしょうか。
ご心配しないでくださいね。
案山子の家は、食べ物屋さんではありませんから(笑い)。




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加賀乙彦著「永遠の都」を読みながら

2007-01-14 12:45:14 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
全7巻の「永遠の都」の第4巻「涙の谷」を読んでいます。
なんと、まあゆっくりなと自分でも思うのですが、加賀さんの筆運びが自然なこともあり、大勢の登場人物の人間関係が何故か、しっかりとのみ込めるので、間をおいて本を開いても、すぐに、「あぁ、あの人ね」となじみの人物に出会うように、続きを読み進められるのです。だから、途中で中断しながらも、あせることなく読み続けています。
今は、真珠湾攻撃があった辺り。
加賀さんは、その日一日を時間を追って、そして、立場を異にする人物にとってのその日のいきさつを、ゆっくりと丁寧に書き進めています。

彼自身の投影と思われる人物は中学進学を控えた受験生です。
平和を訴えると検挙された時代、米英に戦争を仕掛けることを勇気ある判断と喜んだ時代を、人々はどんな問題に頭を悩ませ生活していたか、丁寧に描かれているだけに、ときどき、読書という形でその時代を味わっている、そんな気分になります。
株の暴騰で、資産が一挙に3割り増し、と喜びほくそえんだり、開発した医薬品が軍需物資として調達されて、富み栄えると喜んだり…。
それが、開戦布告した日本のその日なのです。

先程、極秘で取材された北朝鮮の話題がサンデープロジェクトで流れていました。
軍国主義時代の日本と同じではないけれど、平和を望んで検挙となり、拷問が横行した自分の国を思うと、ただ単純に北朝鮮をなじって済む問題には思えません。
彼の国も利害が複雑に絡み合って、不健康だと思われる今の状態が選択されているのでしょう。

なんと知らないことの多いものかと思います。
まず知ることから。
資産家階級の利益に喜んでいる人たちの様、底辺の人の痛みに寄り添おうとする人の苦難。
だから、私は本読みは手放せないのですね(笑い)。
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心配が、残念な結果になりました。

2007-01-14 08:51:42 | 私の雑感あれこれ
「えっ!、まさか!」が、吉報となることはありませんでした。
8日以降の遭難ニュースで何度もテレビ報道されたそうですが、私は週間ニュースで接しただけ。
コメントを入れると、必ず返答してくださる方でした。だから、つい取り交わしたコメントのいくつかを思い出したりもします。山登り出発の5日にも、「無事お帰りを」と風さんのブログにコメントを入れたけれど空振りに終わりました。

普通の暮らしに一転して訪れる、こんな形の悲しい場合もあること。
家族はそれを受け入れるしかないということ。
それでも明日は始まることを「風」さんも承知でしょうから、残されたご家族の皆さんは、今は気落ちしていらっしゃるでしょうけれど、乗り越えていって欲しいものです。



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心配です。

2007-01-10 11:40:27 | 私の雑感あれこれ
コメントが少ない私のブログに、時々、そして年末にもコメントしてくださった「風」さんが、木曽駒で遭難とのこと。8日下山予定だったのに連絡が取れなくなり、捜索願が出されたとのこと。
昨日、風さんのブログを尋ねて、奥様からのメッセージで知りました。
出発前に山行きの話を知っていましたので、冬山へ夫を送り出す家族の気持ちを察していました。
「風」さんは、豊富な経験をお持ちだから、冷静な判断をなさると思いますが、今は吉報が入るのを待っています。
宝剣山の頂上あたりで、テントとシュラフが発見との情報もどなたかのブログで見ました。
名古屋は冬晴れです。
駒ヶ根の空も晴れていますように。
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こぼれ話

2007-01-05 15:44:02 | 私の雑感あれこれ
帰省中の娘のこぼれ話。

システムエンジニアとして働いていたA君は、仲間たちと同じように仕事を割り当てられるのだけれど、作業を簡略化するシステムを自分で開発して、自分の割当仕事については、朝、作業を始め、合間に様子をみて、帰りに正しく作動しているかチェックするだけになり、逐一の作業から解放されて、自由に時間が使えたとの話。

こんな場合、そのA君が開発した簡略化のノウハウはA君の知的財産であり、会社に買取ってもらえることができるのだろうか、と話は発展。
例えば、10人のエンジニアが必要なところを一人でこなせるようになることは、会社にとっては有益だから、そのノウハウに対価を支払ってもいいのではないか。

イヤー、どうだろう。
その分他の人の仕事を奪ってしまうことになるわけだし、会社という組織にいる人は、部下が何人いるかで優越感を持ったりしているところがあるから、効率の良さばかりを追求して、人を削減する方向ばかりが歓迎されるわけではないよ。

ウーン。経営者としては、人件費負担から逃れたいという欲求があるけれど、社会としては労働者を締め出すのは、マイナスイメージだし…。

A君は、簡略化の方法を編み出したことで自由時間を多く獲得し、仲間のエンジニアたちは、いっぱいいっぱいの仕事量に追われる日々が続いているという状況。

自分のノウハウをオープンにして、有能な社員という評価を得る、というのが、従来からの日本人的発想なのでしょうね。

ホワイトカラーイグゼンションとかが導入されるという。
システムエンジニアは範疇に入るのかどうかは知りませんが、A君タイプには、魅力的な制度なのでしょう。

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お雑煮の話

2007-01-02 08:47:22 | 私の雑感あれこれ
あけましておめでとうございます。
皆様はどのようなお正月を迎えていらっしゃるでしょうか。

私の元旦の朝は、牛蒡のささがきから始まります。
それは今年も同じ。
人参と牛蒡のささがきは子供の頃からのお雑煮の具。
牛蒡より太い人参のささがきをするときに、一片が幅広にならないように、包丁で十字に切り込みを入れてからはじめます。
この十字を入れるときには、これは、夫の母と二人でお正月のお勝手に立ったときに教えられたことだったと、いつも思うのです。
そして白身魚は素焼きにして、と。
お雑煮の具の魚は塩を振らずに焼く。「素焼き」という言い方を知ったのもこのとき。
そのやり方を続けて早幾年月(笑い)。
子供が小さい頃は、お正月帰省は年中行事だったけれど、今は我が家が実家で世代交代の感。

「あの台所で教えてもらった人参のささがきの仕方と白身魚の素焼き、今も私の家庭で、ホラ、繋がっているよ」なんて語り合う程のことでもないけれど、元旦の朝にはいつも思います。
ぎこちなくハラハラしながら迎えた若かった頃のお正月の日々と、一緒にお雑煮づくりをしたこと。
すっかりセピア色した思い出になってしまいました。
その夫の母は郷里の病院でお正月を送っています。

追記
けれども、我が家の娘たちは雑煮が好きでもなく、元旦の台所に一緒に立つこともありません(例年、熟睡中なのです)。
さぁ、行く末が・・・。こんなものでしょうね。
レシピが溢れて、選り取りみどりのお雑煮の作り方がある訳ですから。


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