日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

司馬遼太郎著『胡蝶の夢』を読了

2017-05-31 15:16:45 | 
きっとこの本に魅了された人たちが大勢いるんだろうな、と思う。

出会えてよかった。この本の読者になれてよかった。

この小説が新聞に連載されているころ、私は掲載されていた新聞を購読していたのに、新聞小説との出会いはそれから40年近くも後になるとは!!

きっと、小説には出てこない理不尽も多々あるのだとは思うのだけれど、社会というものの仕組みにふれたような気がする。

現代でも、その具合の多寡はあるかもしれないけれど、人が作る社会の軋轢は共通しているように思える。


読んだ司馬作品を列記してみると、、、
・「草原の記」
・「最後の将軍」徳川慶喜 
・「夏草の賦」上、下
・「峠」   上、中、下
・「歳月」  上、下
・「空海の風景」 上、下
・「胡蝶の夢」1、2,3,4巻
・「菜の花の沖」1、2,3,4,5,6,7巻
・「箱根の坂」 上、中、下
・「この国のかたち」
・ 街道をゆくから「アイルランド紀行」1,2 など

そのほか「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」は30代に読み始めて、たしか中断している。
歴史もの苦手、長編苦手だったのに、いつのまにか、変っていた。

思えば、この1、2年は長編の山本周五郎や浅田次郎も読んでいる。
どれも4冊もの5冊ものが珍しくないのに。

先日、バラを見に来てくれた一回り年上の友人は、司馬遷の「史記」を社会人講座で読んでいるという。構成メンバーの年齢はさぞかし高め、かしら。苦笑 男女半々だという。
その彼女は宮城谷昌光も面白いという。
私はまだ彼の作品には足を踏み入れていない。
そういえば、教職を定職したら、宮城谷作品を読みまくる、と言っていた友人もいた。今は、読んでいるのだろうか。



世の中には光っている宝石がいっぱい転がっているのだろう。、
その光には、自らひもとかないと、出会えない。













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今の状況。トホホ

2017-05-31 05:05:42 | 庭 5月
ガーデニングはうまくいくことばかりじゃありません。
はかばかしくないことも多々あります。
今、トホホの状態なのは

これ。キキョウの2株がこの状態になってしまいました。葉を食べたのはナメクジかなと思っているのですが、ダンゴムシも食べるそうで、犯人は不明です。


元気なキキョウ


そして、ペチュニアの挿し芽。ポットで挿し芽を育てていたのですが、はかばかしくなくて、大きなプランに植え替えました。根っこはそれなりに出ていたのですが、地上部はこの通り。3本は大丈夫だと思うのですが、残りはこんな極小の緑部分で光合成がんばれるかしら。
覗き込んでいます。


先日取り上げた、ガザニアの株分け分です。無理かなと思ったのに元気に花芽をつけています。花色を確認したらやがては地植えにしたいと思っています。


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制度は常に更新されて今に至っています。

2017-05-30 06:42:52 | 社会問題
江戸期幕末の物語を読みながら、江戸期の制度を教えてもらっています。
身分社会であること、ルール第一で変革を嫌うことで貫かれていました。
お米が納税の基本ですから、米作地が何より貴重であり、畑作などは卑近な作物とみられていたようです。きっと、その名残が形を変えてコメ作農家保護につながっているのでしょうね。
殿様をみるお医者は偉い。だから庶民の医療にかかわるなんてもってのほか。最高級の医者は偉い殿様担当しているべき、という見解。
よくもまぁ、この150年ほどで制度が更新されてきた、と感慨深いです。
生活保護につながる民生委員の制度ができてから100年目と聞かされて、きっと100年前は公が扶助すべきという概念が芽生え始めだったのだろう思ったりします。

そして、国民皆保険制度といわれ、医療に関しては優等生の国だと思っています。
外国のいくつかの国では、患者が来ても医者が居留守を使い、治療費の心配がないとわかると、おもむろに奥から出てくる、という話も聞かないではありません。

年金についても、いちおう目指すところは国民皆年金なのでしょうか。
保険料を25年かけることによって初めて、年金給付にあずかれる仕組みを、近年10年と短縮しました。これまで受給者枠に入れなかった人たちも受けられることになります。
そして、これにはからくりがあります。第3号保険者という昭和61年4月1日から始まった制度です。給与所得者の妻で収入が一定枠以下の場合は、保険料を支払わなくても支払ったと扱われます。
それまでの制度では専業主婦で保険料納付していない人は無年金者になってしまうので、納めなくても納めたことにし、老齢年金は受け取れるのです。で、無年金になる人はぐっと減ります。

ところが、給与所得者でなく、給与所得者の妻でもない場合は、25年国民年金をかけて初めて自給資格が出るのです。
またからくりがあります。この25年ですが、国民年金の強制加入になる前については、カラ期間と言って、かけていなくてもかけていたとカウントします。金額加算はなく、期間25年のハードルをクリアできるように配慮されている。
だから、国民年金が頼りの人にとっては、生活を賄える金額ではありません。そう、生活保護費よりも低額です。

制度疲労しているのではないでしょうか。
保険料を支払わなくても支払った扱いにする仕組み
がんばって支払ってきても、生活保護費より低額

ベイシックインカムという言葉も耳にします。
一定の金額をすべての国民に毎月支払う、という仕組み。スイスでは月額20万円支払う(だったかな?)住民投票にまで行ったとか。
かつてより生産性が高まって、さらに仕事をAIに奪われる時代になろうとしています。
時代が絶えず変化しています。人の労働を機械が奪い続けて、頭脳までとってかわられようとしているのです。

で、思うことは、
国民年金程度については、納付することなしに支給する制度というのはどうでしょう。

給与所得者の老齢年金部分の負担金を無くします。
第3号保険者という層を作る必要がなくなります。
国民年金を管理し、未納者に督促するコストも省けます。

この金額を生活していける最低レベルの金額にするのです。
生活保護を受ける必要がなくなります。

生活保護受給者になりたくなくて、無理にがんばっている人も、生活保護関連の膨大な医療費も底なしではなくなるでしょう。

どうでしょう。

常に社会は変わっているから、制度はより公平な形に変更していったらいいと思うのですけれど。

困るのは、国民年金を管理する職場が不要になって、職を失う人たちでしょうか。
スッキリさせれば、もっとローコストで回っていくと思うのですけれどね。

地味な話でした。最後まで読んでくださったとしたら、ありがとうございます。




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陽射しは早くも夏模様

2017-05-29 14:09:08 | 庭 5月
夏至まで1か月もない。太陽が高くなってきている。
庭に出ると、真上から陽射し。

早朝に切り花にしたニュードーン(薄いピンク)とパレード。
ガーデンテーブルははっさくの木陰になっています。




真上からの太陽が大好きなガザニア。
2年目3年目の花たちです。








アジサイの季節が近づきつつあります。
柏葉アジサイ


確かテマリテマリ


ダンスパーティー






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何かをやるのはいいことだ → 自分

2017-05-29 05:19:37 | 庭 5月
早朝のを眺めながらそう思う。
ガーデニングに関してだけれど。

大きなつるバラの花がらも気になってきている。
高枝ばさみでチョキチョキ。少しずつ気長にやっていこうと思う。上を向いての作業はシンドイ。やらないと進まないけれど、やり続ければいつかはやり遂げられるから。

バラの花がらを摘むと、葉っぱが気になる。今年は結構調子がよさそう。これからの夏シーズンがどうなるか、です。
調子が悪くて、地植えから鉢に移したバラ「黒真珠」が、まだ現状維持です。
一昨年は早咲きで感動したのに、去年は1年を通して不調。で、今年は隣に植えていた菊をやめにしたのだけれど、それでも活発な展開が見られなかったので、鉢に。(左側のカテゴリーの「黒真珠」の前記事(2015年)を見ていただけたら嬉しいです)
今の黒真珠


ただし、大きすぎるかなと思いながら、物置にあった10号鉢に移したからか、全然変化なし。
で、先日8号鉢を購入して、再度植えなおした。

今のところ、まだ変化なし。

葉っぱは元気を失っているわけではないから、上昇曲線に変わろうとしているところなのだろうか、と眺めているのだけれど、、、。
うっふふ、登校拒否を起こしている子供と対話しているみたい。
ゆっくり待っているから、元気になってほしいものです。


同じように不調で半年前に鉢上げしたバラ、アンネフランク。今年は3、4輪は咲き、今は2番花のつぼみもついています。



株分けてプランターで育てていたガザニアが元気に育ってきました。ダメなのかなと思った時もあったのですが、どっこい命がつながっていたようです。
先輩ブログさんから仕入れたことなのですが、多年草は根付いて育つのに時間がかかる、と。そういうものかと思うと、気長に待つのが億劫じゃなくなりました。
で、プランター以外にも地植えで株分けしたのが根付いているようで、つぼみを持ち始めています。
植えるときに考えたはずだけれど、周りの花との配色どうだったかな~と気になるところです。

今日はチューリップの球根も堀り上げようと思います。


ほら、こんなふうに、考えることが次々と。

不調だったバラ、芳純もようやくですが、咲いた花は見事。


これも3株あるブラックティーのうちの不調株。整って咲いてくれました。


コンパッションとヨクサクスミレ、です。早朝6時前で、光が当たっていないと菫の色が沈んで見えます。





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愛でてやらないと、、、パレード。

2017-05-28 09:13:15 | 庭 5月
トンネルアーチに咲いているつるパラです。
アーチの上部は日当たりがいいのですが、内側は陰になりがち。でも律儀に枝を伸ばして、きれいな花弁をつけています。
愛でてやらないと、そう思ってアーチの内側のパレードを切り花にしました。
凄いボリューム。
自分で育てているからこそできる体験かな。

ガーデンテーブルの上に。


花瓶がなくて代用品で。


花瓶になる器を見つけました。




きっと、育て主に似て、褒められ好きだと思うのです。うっふふ
たっぷりほめながら、そして、咲いてくれてありがとうとお礼を言いながら、花瓶に挿しました。

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組織というものは、、、。

2017-05-28 06:53:08 | 私の雑感あれこれ
社会の福祉分野の低予算で運営されている組織です。
今年は100周年の年にあたるそうです。100年前から貧者を社会制度として救うという仕組みを立ち上げたというのは、誇らしく思います。
で、今、私の中で消化不良を起こしているのは、記念行事の一環として、さる有名人をお招きして講演会を行うことについてです。
予算がついている。→ 予算内でできる → 地元出身の有名人(?) → ○○○○ 

○○○○さんに、高校時代の同級生である職員から直接お願いしたので、事務所を通すよりお値打ちかも、、、と。担当者


私などは、その○○○○さんは、そもそも知りません。脇役の40代俳優さんらしいです。

福祉の話、どんなテーマを話してもらうか、皆さんから提案してください、と。

なんで?

福祉分野で活躍していらっしゃるのではなく、近頃またにテレビにも顔をだすことがあるという俳優さんをまず頼んで、それから講演のテーマをこちらから提案して話題にしていただく。

そ、そんな安直な!!!!!

下済みが長かった俳優さんとしては、講演料はおいしい話だから、どんな話をしたらいいかと、対応なさったのでしょう。

テーマがないと、5分ほどで話題が尽きてしまうかもしれませんから、、、とか。

なーんだか、です。

そもそも企画から、波長がいまいちなので、遠巻きにきいているだけです。だれからの意見も提案もなしでことが運んでいきます。

担当者は、○十万円の預担を滞りなく執行することが目的なのでしょう。お仕事なのですから。

社会の仕組みには、こんな、あえて異論をはさむほど熱心になれないから、という理由でことが進んでいくことって、多々あるのでしょうね。

わたし、傍観者でいることもあるんですよ。

あっ、来月は念願の○○学園に研修に行ってきます。

障碍者問題はことばでやすやす取り上げられないほど、深いものがあります。

去年テレビ番組で取り上げられたときにみた宮城まり子さん素敵だったこと、覚えています。


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雨が上がって、、、、庭。

2017-05-27 09:52:27 | 庭 5月
実は昨日、小雨が降り続いていても、合間を見つけては散った花弁を箒でさらったりしていました。苦笑
私の体はお疲れ気味なので(苦笑)、時間があっても長い仕事をする気になれない。トホホ

で、整体に行ってきました。とりあえず30分3000円のコース。
背中をアチコチ指圧されて、イタイイタイ。
でも、コリがほぐれたようで、帰りはすっきり。
しばらくは整体のお世話になろうかな、と。

これからは苗代よりも、整体代金のほうが高くつきそうです。うっふふ

今朝はまさしく「5月の陽光まぶしく」状態なので、庭仕事をしないわけにはいきません。
花がらきりをして、落ちた花弁を箒で掃いて、土がすっかり水分を含んでいるので移植もしました。

ミヤマオダマキのブルーの苗4株。ノースポールを抜いて空きスペースに植えました。去年に種をまいて、咲くのは来年の5月。気の長い話ですが、もう慣れました。苦笑 種から育てたのが11株加わったので、結構満足。こんなふうに多年草を増やしていく予定です。

実は小学校から運動会のアナウンスが聞こえてくるのですが、今年はパスです。毎年出かけていたのですが、先日のバーベキューにも参加したし、疲れが残っていることもあり今回は「ゴメンナサイ」です。

先日、友人のお庭を見せてもらいに行ったのですが、彼女とバラ談義しながら、途中、目の前にあるガーデンチェアに腰掛けたいな~の気分になりました。5つほど若い彼女にとっては、立ち話していることが少しも苦痛じゃないんだと、推測。きっと5年前の私もそうだったから。とにかく、疲れが腰に来るようになりました。無理をするとぎっくり腰になりますよ、と指圧のお姉さんに言われました。ぎっくり腰にはなったことがありません。

疲れは早めにとるように心がけなくっちゃ、ガーデニングを長く続けるためにも。
早く咲き終わった四季咲きバラたちは、次のつぼみをつけ始めています。律儀でしょう。世話をしているものが出会える感動です。

イザベラルネッサンス。


レオナルドダビンチ。








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映画「ジェーン・エア」をみる。 追加の雑文あり

2017-05-25 05:32:16 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
2011年の作品。2時間の作品。
「ジェーン・エア」
Netflixで。
2時間の時間があれば視聴できる。

庭めぐりして、本を読んで、映画を見て。

バラの世話が楽しくできて、読みたい本を持っていて、魅きこまれる映像作品に出会える、至福。


■追加して、書いておきたくて■

私は本読み少女ではなかったので、「赤毛のアン」も「ジェーン・エア」も読んでいない。
赤毛のアンは子育て時期に少女雑誌に書き下して連載されていたのをよんだから、話の筋やいくつかのエピソードは知っている。
ジーン・エアのほうは、ブロンテ姉妹のもう一人のほうの作品「嵐が丘」を学生時代映画で見た程度だったのが、後になって、テレビ放映されている「ジェーン・エア」の少しのシーンを見て、あっ、こっちの作者のほうが、、、と興味を持った程度で、あれから数十年(苦笑)という状態でした。

「アンという名の少女」でも思ったのですが、「ジェーン・エア」でも、幼い少女のうちにある芯についてです。
両方に焦点を当てるとピンボケになるようで、アンについて言うと、
不遇だったり、不本意な待遇というのは、嫌というほど体験するのだけれど、でも、自分というものを、これを見失ってはいけない、というものを持っているのです。大人の言うとおりに言うことをきく素直な子じゃなかったりするけれど、ひとつひとつを自分のやり方で生きていくのです。
学校が彼女を助けてくれます。勉強という場が、彼女の力を認めてくれる場になるのですから。もし、公共教育という場がなかったら、家柄の良い子や高級品を持っている子が評価され続けるでしょうね。ギルバートも勉強が楽しいタイプでしたね。よく似た相棒も見つかります。苦笑
勉強の世界はどんどん広がっていく(ものと違って、かさばらない)から、さらに興味が増えていく。知力が増せば乗り越える力も備わってくるのです。

ジェーン・エアも、不遇で理不尽な少女時代を経ます。うそつき、素直じゃない子というレッテルを張られます。寄宿学校を出た後、家庭教師として食べていこうとしたのですから、勉強すること嫌じゃなかった女性なのでしょう。どこー放り出されても、身に付いた勉強は荷物にはならない。
その家庭教師の雇い主と恋仲になるのですが、男性側の特殊事情がアレコレの障害となります。それでも彼女が魅かれていくのですが、きっと原作では、読者を引き込ませる展開、描写があるのでしょうね。映画では時間に制約があるので、こまごまが端折って張るような気がします。描かれているだけのシーンでは、恋に落ちる男性の魅力が伝わってこないから。

そして、並行して、司馬遼太郎の「胡蝶の夢」第3巻を読んでいます。
幕府軍を結成して、長州征伐に向かう時代に入っています。200年余り戦のない世の中でした。身分社会ですから、幕臣と諸大名の家来(陪臣)は身分がまったく違う別物です。親の身分を長男が受け継いでいるだけですから、ちっとも剣の腕が立つわけではありません。身分によって兵○十人を引き連れることとなっても、口入屋を通してにわかにそろえるというありさま。武具は古道具屋でそろえる、とか。これで戦です。江戸時代、藩校が諸藩に作られたけれど、徳川様の江戸には藩校がなかった(向学心が育たなかったのか)。蘭学熱が盛んな幕末でも、身分が決まっているので努力する必要もなかったからか幕臣で蘭学を学ぼうとした最初の人は勝臨太郎だったと。

もやもやと吐き出しましたが、あんなこんなの小片が私の頭を巡っています。苦笑

ページをめくっても(電子書籍だから、指を触れるだけですが)、数ページ前の名前は零れ落ちるのが昨今ですけれど、でも、先人が残してくださった書物をありがたく追いかけています。
映画もいろいろですが、チョイスしていけばいいものに出会えるのでありがたいです。

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旅の途中。

2017-05-24 20:42:53 | 私の雑感あれこれ
先週の金曜土曜に白馬へ一泊旅行。
バスは北陸道周りで信州に向かった。

その北陸道も新潟県に入ろうとするエリアに私の育った故郷がある。
素通りすることはないので、山側にある高速道路から町を見渡すことはめったにない体験でした。

整地された田園地帯と数万人が暮らす街が交互に展開する。
さぁ、私の故郷の街並みよ、と旅行仲間に案内しながら、車窓から眺める光景は特段珍しくもないのだけれど、建物に記憶があるから私には格別です。
めぼしい大きな建物は4つ。名前が大きく表示されている民間のM病院とB病院。そして公立病院と高齢者介護施設。
民間病院も実情は7割、もしくは9割が公からのお金が入っているのだから、結局は4つとも公共資金で運営されているようなものです。
これが企業誘致がない田舎の実態なのでしょう。

さて、M病院。私がこの町で暮らしていたころは、街中にあるM小児科医院でした。物心ついた時からの行きつけのお医者さんでした。
私が町を離れて大学進学することになり、下宿生活が決まったとき、このお医者さんから家庭教師先を探してもらいました。いきさつはぼんやりなのですが、私の進学する大学の医学部卒のお医者さんだったことから、その大学のある街で病院をやっていらっしゃる家庭の末娘さんの家庭教師を紹介してもらいました。
月1万円の仕送りと8000円の奨学金、そして家庭教師収入が月額4000円ぐらいでした。
家族にとっても、子供を大学に進学させて下宿生活させるのは初めてだったので、母が頼んでくれたのだと思います。
で、きっと頼まれたお医者さんはかつての同級生に声をかけ、頼まれたお医者さんは、それではと自分の末娘の家庭教師にと配慮してくださったのだと思います。特段家庭教師を必要とすることもない4人姉妹の末っ子、利発な女の子でした。

数年前の同窓会の時、その家庭教師先を車で通りました。当時も5階建てぐらいの病院でしたが、同じ名前の病院がありました。世代交代しているでしょうが、婿養子さんをとって引き継がれているようでした。

で、私の子供のころのお医者さん宅も娘二人だったので、こちらも婿養子さんで小児科から内科病院になっているようで、当然世代交代。

40年以上も前のささやかなエピソード、耳の遠くなった母と話題にすることもないだろうし、私だけのものです。うっふふ

宿泊ホテル




帰路のバスの中から一枚。何枚映しても電柱が入ってしまうんです。トホホ


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