日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「政府系金融機関の一本化」お願いしたいものです。

2005-10-30 10:05:51 | 社会問題
明日内閣改造なのでしょうか。
小泉首相の在任期間も限られているようですが、この仕事も是非成し遂げていただきたいものだと思います。
8つの政府系金融機関があることが、昨今話題になっています。
話題になるまで殆ど知らなかった名前もあり、へぇーこんな仕組みだったのか、という感慨。
今朝の日経新聞朝刊では、設立時に存続期間が5年~50年と限られていた機関だったものが、いつのまにか期限の条項が取り払われ、現在まで継続しているという実態だとのこと。
これらの機関の継続で何がメリットか、第一に「天下りポストの確保」と考えてしまうのは、下種なのでしょうか。
出向という形で、監督官庁との人材交流も盛んだろうし、キャリア官僚の行く末の自分の職場だという気持ちが頭の片隅によぎっているのではないだろうかと推測してしまいます。
どうしても必要であれば、一本化した後、各部門にすればいいことです。
それで変わるのは、トップの椅子の数が減るということだけではないでしょうか。
先の報道では、中川経済産業大臣も谷垣財務大臣も一本化に「いかがなものだろうか」と異議を進言し、首相の叱責を受けたとのこと。
省益優先のキャリアを説得するのは骨が折れることだろうけれど、ここで小泉首相の本領発揮して、きっぱりと将来向かうべき方向へと舵を取ってほしいと願います。
キャリアの行き先を考えるのを優先しないでほしいものです。
この国は明治維新のとき、廃藩置県を実施し、すっかり体制を組みなおした歴史を持っています。
終戦後、農地改革をして、不在地主の土地を分配するという手法をとることも経験済みです。
60年の行政を支えてきた、キャリアの皆さんのなさってきた仕事は大きかったと思いますが、天下りポスト確保のための機関維持に区切りをつけるときが来たと思います。
先日の選挙で、民主党は局長級以上の官僚は政権側が直接採用するとの案を出していましたが、説得力があるように思いました。
行政のトップ(閣僚)が替わっても、仕事をする事務職キャリアが20年~30年前に採用された人たちであるのは理不尽です。
だから、20代で採用する行政職を局長以下までに限り、その後の局長級については別の雇用形態(再雇用でもいいし、別分野で活躍してきた専門家の採用でもいいのでは)するという制度にしたらどうかと考えています。
関係者には痛みを伴うことですが、かつての改革も理不尽をただ正すべきだと選択してきたのです。
大変な改革だと思いますが、小泉首相だとできるのでは、とちょっと期待しているのですが。
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秋の夜長に

2005-10-30 08:41:30 | 私の雑感あれこれ
夜なべ仕事で、千鳥掛けにひと針ひと針とかがっている。
鼻めがね。
部屋には誰もいないけれど、絵本に出でくるおばあさんも鼻めがねだったなと「くすっ」と、自分を笑う。
「ズボンすそは千鳥掛けでかがる」そう教わったのは、家庭科の時間。あれは中学校だったか、高校だったか。
それからずっと、何本の紳士ズボンのすそをかがってきたのだろう。
もっと簡便な方法があるのかもしれない。
でも、なぜかこの千鳥掛けの針仕事が私はいやではないのです。
30年間やっているとはいえ、紳士ズボンを買ったときだけ。
毎日の仕事ではないから上達しているわけではないのです。
針が前へ進むのではなく、前を向きながら後ずさりしていく。こんな閉じ方を誰が考案したのだろう、いつもそう想いながら、黙々と続けるその作業のときが、なんか自分で心くつろぐのです。
作業の後先にアイロンで形を整えて、「さあて、今日はうまく行ったかな」、ズボンの裾を手にして、自分の仕事に評を下すのですが、いつも「おまけで及第」です(笑い)。

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一億総博知化、一億総白痴化 どっちでショー。

2005-10-28 22:59:31 | 私の雑感あれこれ
〈宣伝はすべて大衆的であるべきであり、その知的水準は、宣伝が目指すものの中で最低級のものがわかる程度に調整すべきである〉
ヒットラー「わが闘争」の中に出てくると、斎藤美奈子さん(文芸評論家)が27日の朝日新聞で紹介していらっしゃいます。
ヒットラーの人身掌握のセオリーなのでしょう。
なんか「宣伝」を「テレビ番組」に置き換えると、昨今の日本のテレビ事情になってしまうのではないでしょうか。
フジテレビ、TBSと今年大変な話題となっていますが、それでは公共の電波を通して流れてくるものとは、ヒットラーと同じ意図があるのかどうかは不明だけれど、「最低級のものがわかる程度に調整」されているように見受けられるようですが、いかがでしょうか。
忙しいから、ほんの数分チャンネルを合わせだけで、笑えるように、肩のこらない、お気楽番組が目白押しだと、そう思われませんか。
こんな番組の洪水の中で、日本人ってどこへ向かわされようとしているのだろう。
ヒットラーのセオリーに余りにもぴったりな気がしたものだから、つい、そう考えてしまいました。

※ タイトルの「一億総…」の文言は中学校の国語の教科書にあった大宅壮一氏の表現です。
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今朝「ドナテルロの少女」来る。

2005-10-28 22:10:13 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
出勤前に宅急便で届く。
ドナテルロ作の少女像(石膏の胸像)をワクワクしながら梱包の箱から取り出す。
箪笥の上に置く。
久しぶりのワクワク感、本当に石膏像を手元に置くことになるなんて…。
実はもう先日来絵画教室でスケッチを2枚描いています。
1枚目、はにかんだような笑顔が、子供ながら慈愛深いようで、スケッチとして精密かどうかは別にして、いい表情の娘の顔をしています。
「人物画は描く人に似るというけど、そうね、あなたに似ている」
そう言う人もいるけれど、「ううん違う。この子、私なんかよりずっと暖かそう、私には見当たらない慈愛が…」そう、心の中で反論している(親ばかというか、作者馬鹿なのかな。決して絵がうまいとかうまくないとかではなく、にじみ出ている彼女の表情のことです)。
2枚目、ちょっとバタ臭く透明感のある表情。その微笑が無垢の表れか、清澄な心からきているのか不明。そんな感じの幼さが未知数として残る2枚目の彼女。
デッサンの良し悪しはともかく、人の形であるために人となりまで勝手に想像したりしている。
そんなこんなで、「この子供の胸像は結構楽しむことができる」とそう思ったから、もう何枚か描きたくて、自分へのプレゼントとして石膏像を注文。
今朝、我が家へやってきたというわけです。

私のもうひとつのブログ「私のスケッチ帖」にアップしようとしたけれど、スキャナーからはみ出てしまうので、かないません。
そのうち、何とか載せますので見てください。

追記 デジカメで写してみました。
   こっちにも載せてみますね。
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「夕刊の購読止めます」と架電

2005-10-27 13:14:42 | 私の雑感あれこれ
長い間付き合ってきた新聞、最近夕刊を開かないままに翌朝を迎えることが出てきて、今朝「夕刊止めます」の電話をした。
結構しつこい新聞大好き人間だったから、この変化にちょっぴり感慨深い。
勿論まだ朝刊の購読は続けるのだけれど、30年以上続けてきたのに、月が欠けるみたいに夕刊分だけ、新聞から遠ざかるのだろうか。
数えてみたら、大学時代の学生下宿から、勤務先の新任地、そして転勤族だったあちらこちらと、10箇所の住所地でいつもこの新聞を朝晩読んできたわけです。
「浮気しないから、好きよ」と、集金員さんからラブコールを送られたこともありました。今は口座引落としだから集金員さんともすっかりご無沙汰。
実は数年前から二股というか、全国紙2誌購読していることもあり、上記のように「夕刊開かないで翌朝迎える」状態になり始めたわけ…でもあります。
記事を書いている人の年齢が、自分より若いなって思うこともしばしばになりました。
時には「うーん、さすが深い」と思う文面に出くわすと、宝物を見つけたようにうれしく思うのは、今も昔も同じですが、早めにくたびれるようになったからでしょうか。
今日はまことにちょっとしたことだけれど、個人的事情のあった日でした。
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消費税の目的税化という話題 

2005-10-27 07:50:49 | 社会問題
社会保障費を消費税で賄うことに…。
税金等のことを日頃から肌身に感じるにはいいことではないでしょうか。
働いていらっしゃる方は、給与明細の社会保険控除額を意識なさっていらっしゃいますか。その金額と同額を雇い主が負担しています。だからその倍の金額が社会福祉費用に充てられているわけですが、社会保険という言葉は耳にしていても、金額に対する意識(天引きで会社管理だから)は、薄いのではないでしょうか。
その金額相当分をすっかり消費税で賄うことにして、天引きしないというなら、それもありかなとは思うのです。
社会保障はみんなで支えている。全員でまかなっているという意識は大切なことに思うのです。
「してもらわないと損」という発想ではなくて、「制度を支えているのだ」という意識に変わったらいいなと、そう思ったりします。
そして、この制度を支えるためにこれだけの負担感が伴うのだということも実感したほうがいいと思うのです。
話が抽象的になりましたね。
経営がはかばかしくない企業の殆どは、多額の社会保険料の滞納を抱えています。
従業員が多ければ多いほど…、挙句の果てには年金、健康保険から一旦脱退して、各人が国民健康保険、国民年金にと野放し状態になります。そして未納者、滞納者が増えていくという図式。これまでの方法で社会保険保険料率をアップすればするほど、こんな事業者が増えると思います。
今が潮時なのかもしれません。
社会保険料を消費税で賄い、みんなで使途に目を光らせる、その方向、賛成です。

先日のNHKの討論番組でも、ハンガリー出身の女性が「日本は社会主義国ハンガリーよりも社会主義国です」との発言がありました。
この国が福祉に手厚くできるほど豊かになったということであり、社会主義を唱えていても、経済的豊かさがなければ、福祉が行き渡らないのが現実ということなのでしょう。
不平を投げかけるばかりでなく、結構享受している豊かさについても自覚し、これからのために担うことについても自覚的でありたいものです。
「この国に何をしてもらうかではなく、この国のために何ができるか考えてください」と演説したのは故ケネディ大統領でしたよね。ちょっと今思い出しました。
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NHK、こんな提案…即ボツでしょうね。

2005-10-21 08:03:53 | 社会問題
昨日のNHKの平成13、14、15年度の決算が承認を得たというニュースが流れ、予定調和のごとく、幾分翌年繰越として、数千億円の数字が並んでいた。
あぁ、次の16、17年度となると、この数字が造反するのでしょうか。
NHK視聴料の不払いが100万件を突破と聞いたけれど、改善された話は耳にしません。
NHKトップの方の「努力します」と、頭を下げられる姿が痛々しいというか、金太郎飴的といおうか、頭を下げても視聴料のアップにはつながらないと、そう思って眺めてしまいます。
「どうしても応じてもらえないときは、未払いの人には法的手続きを」という話も取り上げられた。
家賃未払いの入居者の場合と同じにお考えらしい。不興らしかったけれど、苦肉の策だったのでしょう。
契約の場合は双方の合意があって成立しています。NHKの場合も加入契約がスタート。でも次が違う、脱退契約があるのだろうか。テレビがあれば加入しなくてはならない…。NHKを見ていなくても料金は払わなくてはならない。
ここのところで、矛盾しているように考えてしまうのでしょうね。(実際はムードにのっかって不払いをしている人、も多いと思いますが)
だから、加入契約システムを見つめなおし、脱退したい人の意見を受け入れて、NHK
の電波が届かないようにするのはどうですが。できないのかな?
見ない!料金を払いたくない!という人のところに勝手に電波を送って、料金不払いをとがめるのは、押し売りの場合に似ているような。
(注)不払いの人への電波をとめられないのだとしたら、この論理に無理があります。
現代の技術水準ではテレビの販売の時のちょっとした装置で、可能なのでは?
ただ、そうすると未加入が増え、極端にNHKの規模が縮小し立ち行かなくなるのでしょうね。
そこで、報道、教養番組などの分野に特化するか、それはNHKさんの腕の見せ所なのではないでしょうか。
50年経って、民放も充実してきたから、50年前とは様変わりのはずです。
NTT(かつて官営)の加入電話、当初加入権を7万2000円で購入したものが、数年後には消滅するらしいですよね。
NTTの場合は大が小に犠牲を強いる形ですが、NHKにおいては、小が大を突き動かすことになるかもしれません。
視聴者としては中身の濃い番組を提供してください。
総合放送から、BSへ移動になったりするのはBS誘導なのでしょうか。
そのために、BS加入を余儀なくされた視聴者がここに一人います。
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こんな形の財産もある・・・近頃目減り気味ですが。

2005-10-18 23:12:22 | 私の雑感あれこれ
夕方のニュースが傘の忘れ物が多いと伝えていた。36万本とか。
その中に私の傘も2,3本入っているだろうか(笑い)。
私「でも私は運がいい。財布を2度忘れたけれど、2度とも出てきた(いずれも拾った人が交番に届けてくれて、私のもとに戻った)」
夫「それは運がいいのではなく、この国はそういう人たちが普通にいる国なんだよ。そういう人が普通にいるという財産をもった国なんだよ」
そう、そういう財産もあるんですよね。
そしてこの私たちの国は幸いそんな財産を多く持っているんだと、夫の言葉を反芻しながら、この民族を少し自慢したくなりました。
長年の先人が気付いてきたモラルなのでしょうね。
実は去年の今ごろだったか、銀行のATMだけがあるところで、操作をしようとしたら祝儀袋がおいてありました。
中には3万円在中。
すぐにそばのボタンを押して最寄の支店につながったのですが、銀行に渡すのではなくて近くの交番に届けてとの指示。
テクテクと交番に。
夫「ほら、君もそうするだろ。そういう行動、この国では普通なんだよ」
私「だよね」
その後持ち主見つからずで半年後に私のもとに。
その後は、3万円は福祉関係で尽力している友人にカンパ。
無くしてがっかりしている人のお金でしたが、使い道としては有効だったかなと、ひとり思っている次第です。
「普通にいる」っていうところ、私たちの自慢ですよね。


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いつまでも親子

2005-10-18 22:42:16 | 子育ての周辺
今年3つ目の弾丸が飛んできました。
お正月過ぎに一度目。
2度目はお盆の時。
そして昨晩3つ目。
まったく当たり年です。
ひとつの波を乗り越え、二つ目を小脇に抱えているところに、もうひとつ。
二つ目のときは「心配かけてごめんね」「私は今ポジィティブだから」と、母親の心を先取りするように伝えてきていた。
そして、昨日は「心配だったら、話すために帰省しようか。それともお母さんが上京する?」
どの子も自分の道の選択を伝えるとき、「心配性のお母さん」が真っ先に頭に浮かぶのだろうか、いつも電話口の声は私を気遣っている。
そのくせ彼女らの結論は決まっているから、聞き役にしかなれない。
真剣に進路選択をしている娘らに、若さの持つエネルギーに任せて一歩を踏み出そうとしている娘らに、賢(さか)しく安定を説くのは彼女らの夢にブレーキを踏むようなものと、自分を諭している私自身がいる。
次の日曜、彼女に会って、何を話そう。どう語ろう。
そういう思いを行き来させながら、今日一日が過ぎた。
ただお茶を飲みながら聞くだけで、買い物しながら聞くだけで、それだけで伝わるものがあるような気もするから、上京することになるかしら…。
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翌日にこぞって私的参拝・・・

2005-10-18 22:18:43 | 社会問題
帰宅後夕刊を見たら、昨日の小泉首相の靖国参拝に続けと言わんばかりに、100名を越える団体さんの私的参拝があったとか。
私的参拝がちょうど翌日に100名以上も重なるとは…。
郵政民営化ばかりでなく、ここでも賛意を表さなくてはとのトップへの忠誠心なのかサービスなのか。
主義主張が一致していることをお互い確認しあいたいという心理は、あの夜半に轟音をたててふっとばす暴走族の感覚に似ているのでしょうか。
国会議員の皆さんは見識のある方々だと思っていたのに、100名以上が翌日に揃って私的に玉砂利を歩かれるとは思いもしませんでした。
立法府の方々がこのような件で連座行動なさるという気質であるならば、憲法改正の件も要注意のように思えてきました。
あー、論理的な政策論争ができる国になりつつあると期待していたところなのですが。
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